ゆめとわのblog

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カテゴリ:顔面・頭部 > 頭痛

 前頭部や眉間のところが痛くなる頭痛の多くは、顔面がお腹の方に引っ張られているか、頬が下に下がっていることが原因であると考えられます。痛みや重さとしては額や眉間の部分に感じられることがほとんどですが、顔の筋膜や皮膚も引っ張られているため、表情がこわばり、なんとなく機嫌が悪いような顔つきになっているかもしれません。
 また眉間にシワを寄せる癖のある人は、それだけでこの部分の筋肉がこわばりますので、頭痛になる可能性もあります。
 それ以外には、頬や鼻の骨が下に下がったため、この部分の筋肉や筋膜がこわばり頭痛や違和感を感じる場合もあります。
前頭部の頭痛
 顔面全体が下に引っ張られる原因として一番に考えられることは、腹筋がこわばり胸(胸郭)を引き下げるため、それにつられるように首の前面から顔面にかけての筋膜が引っ張られ、それらがこわばってしまうことです。
 このような人は頭痛だけでなく、胃や腸や下腹部の不調も同時に抱えていると考えられます。例えばお腹が冷えたとします。すると腹筋の臍辺りの部分の働きが悪くなります。つまりこの部分の筋肉がゆるんでしまうということです。すると、その弛みを補うようにみぞおち辺りの腹筋が収縮して硬くこわばります。この部分の硬いこわばりは胃や大腸を圧迫しますので、それらの働きがわるくなります。そしてみぞおちの部分にできたこわばりに引っ張られるように肋骨(胸郭)が下がり顔面が下がります。
 また骨盤が前傾した状態になり恥骨の部分が下がりますと、それだけで腹筋はこわばりますので同じような状況になります。太りすぎでお腹が大きく前に出ている人は骨盤が前傾している可能性が高いです。そういう人が額や眉間に違和感や重さや痛みを感じるのであれば、お腹を引っ込める努力が必要になると思います。

 顔面全体ではなく頬が下がっている人はかなりいます。私たちは日々食事をしたり会話をしたり、笑ったり、いろいろな表情をしますが、それによって顔面の筋肉もこわばったりします。特に口から頬にかけての筋肉は大変よく使いますので、カチカチにこわばっている人が多いです。するとそのこわばった筋肉に引っ張られるように頬の骨や鼻が下がります。若かった頃に比べて目元から頬骨にかけての部分が拡がっているように感じる人は頬が下がっていると考えられます。
 このような人は頭痛だけでなく上瞼も下に引っ張られているため、目の開け方が不十分になりやすいですし、目を大きく開くとき額の筋肉も使うようになりますので、額にシワができやすくなります。
 施術によってこのこわばりを解消しますと、楽に大きく目を開けることができるようになりますので、顔の印象がかなり変わると思います。

 眉間にシワを寄せる癖のある人は、その癖を改善するするしかありません。視力や見え方、焦点の合わせ方などに弱点があるため眉間にシワを寄せてしまうのであれば、それらを改善する工夫が必要です。考え事をするときシワを寄せてしまうのであれば、気をつけなければなりません。子供の頃はそんな癖は持っていなかったのに、今はそのような癖になっているのであれば、何かが原因してそうなっているわけですから、それを探しだし改善する必要があるでしょう。そうでなければ頭痛と生涯付き合って行かなければならないということになります。

 前頭部に限らず頭に“孫悟空の輪”がはめられたように締めつけられる頭痛もありますが、それは目の疲労や血液循環が関わっている場合が多いです。頭蓋骨の中身にゆとりがない、あるいは頭全体がこわばって硬くなっていると表現した方がいいかもしれません。この原因はケースバイケースなので、“これが原因です”と特定することはできませんが、施術することによって改善することは十分できます。
 また頭頂部が痛む頭痛は、後頭部・側頭部・前頭部の頭痛のどれかにあてはまるか、複数が同時に起こっている可能性もあります。それは実際に施術を行うことによって原因が特定でき、改善できます。

 こめかみ(目尻と耳の間)や側頭部(耳の上)の頭痛や片頭痛の原因として最も多いのは噛む筋肉(そしゃく筋)のこわばりによるものです。そしゃく筋には咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋の四つがありますが、体表で観察できるものは咬筋と側頭筋です。咬筋は下顎の下端の角(エラと多くの人が呼ぶところ)と耳から頬にかけてある骨(頬骨弓)との間を結び、側頭筋は下顎の上端とこめかみの上部にあたる側頭窩を結んでいて下顎を上方に引き上げ、口を閉じたり、そしゃくを行う働きをしています。

側頭部の頭痛(咬筋と側頭筋)

 歯ぎしりや噛みしめの癖を持っている人は恒常的にそしゃく筋がこわばっています。筋肉は強くこわばりますと痛みを発しますので、歯ぎしりや噛みしめの癖を持っている人は、いつ側頭部の頭痛になってもおかしくない状態にある言えます。
 また多くの人が誤解しているのですが“噛みしめ癖”というのは、グッと力を入れて噛みしめる癖のことだけではありません。普通の人はリラックスしたとき、口は閉じていても上の歯と下の歯は離れた状態にあります。それがそしゃく筋が作動してない状態です。ところが口を閉じたときには歯も閉じるのが当たり前だと誤解している人がたくさんいます。いかに軽い力だったとしても、上の歯と下の歯があっている状態はそしゃく筋が作動している状態です。その状態でずっといますと筋肉はこわばった状態になりますので、頭痛や頭重を起こしやすい状態になってしまいます。
 歯ぎしりの癖を持っている人も同様です。またこれらの癖を持っていなくても、一時的に重たいものを運ぶなど力を目一杯使ったために歯を食いしばり、筋肉がこわばって頭痛を起こしてしまう場合もあります。一時的なこわばりであれば頭痛薬で痛みを和らげ、食事や会話をしているうちに筋肉のこわばりが取れてきて普通に戻ることが考えられます。(口を開く動作はそしゃく筋を引き伸ばす動作なので筋肉が弛む)それでもスルメやおかきなど硬いものをたくさん食べたりしますと筋肉は強くこわばることが考えられますので、好きでもほどほどにしておくのがよいと思います。

 こわばってしまったそしゃく筋を弛めるための一番簡単な方法は口を大きく開けて筋肉を引き伸ばすようストレッチすることです。そしゃく筋を指圧してみて硬さや痛みを感じると気づいたときには、あくびをするように口を大きく開けて筋肉を引き伸ばしてください。それだけで側頭部の頭痛が軽減するかもしれません。
 ところが筋肉のこわばりが非常に強くしぶとい場合は、それだけでは無理なので強制的に筋肉を弛める方法を用いなければなりません。
 噛みしめや歯ぎしり、食いしばりによる筋肉のこわばりが原因の頭痛は、そしゃく筋がゆるんでしまえば、それだけで症状は解消します。

 上記以外の理由で側頭部に頭痛や片頭痛を起こしてしまう理由としては、肩甲骨や肋骨の位置が歪んでいることや血行が悪いことが考えられます。
 肩甲骨や肋骨が歪むと、その歪みに合わせて首の筋膜が緊張状態になります。それが側頭部や頬の筋膜を引っ張ってしまい頭痛を起こしてしまう可能性が考えられます。これについては一般の人では判断がつけられないと思いますので専門家に委ねることをおすすめします。(整形外科ではわからないと思いますが)
 血行不良による片頭痛に関しては、静脈の流れが悪く血液がなかなか出て行ってくれないところに後から後から動脈が入ってきてしまうためズキンズキンとなってしまうとイメージしていただくのがよいかと思います。
 ポイントとなるのは“静脈”であり、鎖骨下静脈が一番の目のつけどころですが、それは鎖骨と肋骨の関係になりますので体の歪みが関係します。あるいは顎関節や頭蓋骨の歪みによって頭部表面の静脈の流れが悪いというのも考えられます。いずれにしましても骨格と筋肉の状態を整えることで片頭痛もすぐに改善されることがほとんどです。

 頭痛や片頭痛に悩まされ、頭痛薬を飲まずにはいられないという人もかなりいるようです。いつもより激しい痛みに襲われたりしますと、「脳に異常があるのかも」と考えて脳外科を受診し、CTやMRI検査を受ける人もいます。
 非常に大切な頭の問題ですから、そういう行動をとられるのは正しいことだと思います。何も異常がなければそれだけで安心感を得られるわけですから。
 ところで、検査の結果“異常なし”と診断されても相変わらず頭痛が治まらない場合、「どうすればいいのだろう?」という次の問題が発生します。肩こりが強すぎて頭痛になったのか? あるいは別に原因があるのだろうか? もしかしたら体質なのかもしれない、などと疑いが湧いてくるかもしれません。

 さて、頭痛の多くは“緊張型”に分類される、筋膜のこわばりによるものです。つまり、簡単に表現すると“頭の皮が頭蓋骨を締めつけている状態”です。ですから、その締めつけを弛めますと速やかに頭痛は解消されます。そのためには筋膜のこわばりを解消する必要があるのですが、肩こりとは違って、いくら揉みほぐしたりマッサージをしたところでそうやすやすとこわばりが取れるものではありません。その場は少し良くなったように感じるかもしれませんが、次の日起きたらまた頭痛に襲われてしまうことも多いと思います。
 筋膜のこわばりというのは、“どこかが頭の皮を引っ張っている”というものですから、その引っ張りの原因を改善しなければなりません。この原因をそのままにして筋肉や筋膜をいくらマッサージしたところでこわばりは解消されないのです。
 頭痛の場合、その痛む場所によって原因が異なりますが、第一回目は後頭部の痛みについて取り上げます。

 首の付け根から後頭部にかけての頭痛に対しては、二つのケースを考える必要があります。
 ①後頭骨が上にずれてしまっているため、後頭部から首の後側の筋肉や筋膜が張った状態で緊張している場合と
 ②脊柱起立筋など背中の筋肉がこわばっているため、その連続性で首の後面の筋肉がこわばり後頭骨を下の方に引っ張るように緊張して痛みとなる場合です。
 
ヒラメ筋内側と仙骨・後頭骨

①後頭骨が上にずれている場合
 全身骨格の仕組みとして、通常、後頭骨は仙骨と対をなし連動性をもって上下に動いています。呼吸の際、正常であれば息を吸うとき後頭骨は下がり仙骨は上がります。息を吐くときはこの反対になります。つまり仙骨が上に動くと後頭骨が下がり、仙骨が下に動くと後頭骨が上がる、と捉えていただいて良いと思います。この原理で、後頭骨が上にずれていることを考えますと、仙骨、つまりお尻(骨盤)が下がっている状態であると想像することができます。その原因としてまず考えられるのはふくらはぎや足の筋肉の疲弊です。“足の筋肉が弱ってくるとお尻が下がり後頭骨が上がってしまう”と言ってもいいでしょう。
 また、頭蓋骨の骨の連動性として頭部の前面(顔面部)が下がると後頭部が上がってしまうというのもあります。顔面部はお腹側の影響を受けますが、お腹の冷えなどで腹筋が硬くこわばり、顔面を下に引っ張っていることが原因である場合もあります。

②背中の筋肉がこわばって後頭部を引っ張っている場合
 骨盤の背面から始まり、背中を真っ直ぐ上がって首の後面を通り後頭部につながっている筋肉があります。大雑把に脊柱起立筋群と呼ばれますが、この筋肉がこわばって首の背面から後頭部にかけてこわばりをもたらせている場合もあります。後頭部痛と同時に腰痛もあるようでしたら、このケースが疑われます。
 ふくらはぎや太ももの裏側に張りを感じるようならまず間違いないかもしれません。この場合は、骨盤を整え下半身や腰部のこわばりを改善することで脊柱起立筋のこわばりを解消する手段を取る必要があります。

 以上の二つ以外にも、頚部の骨(頚椎)が歪んでいるために、後頭部にこわばりができてしまい頭痛になっているという場合もあります。
 いずれにしましても後頭部痛の場合、腹部、背部、骨盤部の状態が影響を与えていますので、それを改善することが頭痛解消の方法になります。

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