ゆめとわのblog

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 膝関節には「膝小僧」と呼ばれたり「膝のお皿」と呼ばれたりする特徴的な骨があります。それを専門的には膝蓋骨(しつがいこつ)と呼びますが、膝の状態の快適な人は、(膝を伸ばした状態では)この膝蓋骨がグニャグニャと(自由に)動きます。
 おそらく幼稚園児や小学生の膝蓋骨はとても動きが良いものだと思いますが、大人の場合は、膝蓋骨が固まったようになってしまっていて動きが悪い人がたくさん結構います。特に膝にいろいろな症状を抱えた高齢者にそういう人は多いと思います。

 “膝の見栄え”、“膝下のむくみ”、“膝関節の動きの軽さ”などにとって、膝蓋骨の動きは、思いの外、大きな影響力を持っているようです。また、膝蓋骨の動きを柔軟に保つことによって膝の痛みが軽減することもあります。
 膝がスッキリしない、膝裏が腫れぼったい、下半身のリンパの流れが悪い気がする、と感じている人は、膝蓋骨の動きを良くするケアを行ってみてください。きっと何かしら良い効果が得られると思います。

膝蓋骨を動かすケアの方法
 皆さんの膝蓋骨(膝小僧、膝のお皿)は関節の中で独立していて少し浮いた状態になっていますでしょうか。膝蓋骨だけを掴んで、円を描くように回してみてください。それが苦もなくできる人は、特にこのケアが必要な状態ではありません。

膝蓋骨を動かすケア

 膝蓋骨の動かし方は、内・外・上・下の4方向を原則としてケアを始めます。膝蓋骨の動きの悪い人は、例えば内側には動かしやすく外側には動かしにくい、上方へは動かしやすいけど下方には動かしにくい、という感じだと思います。その場合は動かしやすい方向からケアを始めます。
 外側に動かしやすい場合は、まず膝蓋骨の内側の際に手指をあてて、ゆっくりと大きく外側に向けて膝蓋骨を動かします。関節包が硬くなっていますと、なかなか動かしづらくなっていますが、ゆっくりじっくり動かし始め、ストレッチするように動かせる限界まで動かします。そして、さらに力を入れてもう少しだけ動かします。痛みを感じますが、それは関節包が硬くなっているためで、時間の経過とともに関節包がゆるんできて痛みは消失します。そして、その状態で30秒から1分ほど保持していますと、関節包の中や膝関節周辺でリンパが流れ出したり血流が活発化するような状態になりますが、なんとなく心地よさを感じるようになると思います。
 次に、元々動かしづらかった内側へ動かすケアを行いますが、膝蓋骨を外側に動かすケアをする前よりは、内側に動かしやすい状態になっているのに気づいていただけますでしょうか。外側へのケアを行ったことで関節包が柔らかくなったので、膝蓋骨の可動域が広がった状態になりました。
 膝蓋骨を外側に動かしたのと同じ要領で内側に動かし、関節包や周りの組織のストレッチを行います。そして、同様の手順で膝蓋骨を上方と下方へストレッチするケアを行います。
 通常は、以上の4方向へのケアを行いますと、膝蓋骨はゆるゆると軽やかに動ける状態になると思います。しかしながら、なかなか動かしづらい方向も残ってしまうかもしれませんが、その時にはもう一度、その動かしづらい方向のストレッチを行ってください。

膝が腫れぼったい
 膝関節を傷めた経験のある人は、膝関節が大きく腫れ上がったりしませんでしたでしょうか。慢性的に膝に痛みを感じている人の膝はいつもなんとなく腫れぼったくてスッキリ感がありませんが、その主な理由は「水が溜まっている」からです。
 膝関節は頻繁に大きく動かす関節ですし、体重が足元にずっしり掛かってくるのを分散して緩和するための存在でもありますので、非常に負荷がかかるところです。そのため、打撲や摩擦による損傷を防ぐための構造物が幾つもありますが、それらはすべて”水”の働きを利用しています。

膝の関節包

 関節包と呼ばれる水の入った袋が幾つもあって関節の動きや外的衝撃によって生じる摩擦力や圧力を緩和しています。また膝を曲げ伸ばしするときに骨同士がぶつからないように半月板がクッションの役割を果たしていますが、その半月板に栄養を与え、その動きを滑らかにするために“滑液”が供給されています。そしてその滑液を含んで関節を全体的に包んでいる幾つかの“関節包”がありますますが‥‥、つまり膝関節の骨や軟骨や半月板や靱帯は水に満たされた中で動いているような構造になっています。そしてこの水は体液であり、リンパ液でもあります。膝を打撲するなどして膝に炎症が起こりますと、それを鎮めるためにリンパ液や体液がその損傷部位にドッとやってきます。これが「膝に水が溜まってしまう」現象の原因です。
 ですから本来は、炎症が治まれば膝の水は元の状態に戻りますので、膝は再びスッキリとした状態になるはずです。いつまで経っても腫れぼったいというは、言い換えれば、いつまで経っても「炎症が治まらない」状態であるということです。
 膝が水でパンパンに腫れ上がりますと、膝を曲げるのも困難になってしまいます。対処方法として水を抜く処置がありますが、炎症状態が解消されなければ再び水が溜まって腫れた状態に戻ってしまいます。

膝小僧が目立つ
 膝関節が腫れているわけでもないのに「膝小僧(膝蓋骨)が他の人たちに比べて目立つ」という相談を受けたことがあります。
 膝小僧が目立つ状態には大別して二つの状況が考えられます。一つは膝蓋骨の位置が本来の場所にないことです。内側や外側、あるいは上方や下方にずれていますと膝小僧が突出しているように見えるかもしれません。
 もう一つは大腿骨(太もも)に対して脛骨(スネ)が後方にずれていることです。これはO脚の人などによく見られる状況ですが、脛骨が引っ込んでいるために膝小僧が突出しているように見えてしまいます。膝裏が常に膨らんでいたり、張っていたりする人はこのような状態だと思います。

大腿四頭筋と膝蓋骨の関係

 膝関節の構造としまして、膝蓋骨は大腿四頭筋腱の中に含まれています。つまり、大腿四頭筋腱の状態によって膝蓋骨の定位置は決まるということです。
 大腿四頭筋は太ももの内側にあります内側広筋(ないそくこうきん)と外側にあります外側広筋(がいそくこうきん)、そして太ももほぼ中央部にあります中間広筋(ちゅうかんこうきん)と骨盤から膝関節に繋がっている表層の大腿直筋(だいたいちょくきん)の4つの筋肉の総称ですが、それぞれの筋肉の停止腱(膝関節部の腱)が集まったものが大腿四頭筋腱です。ですからそれぞれの筋肉の力関係で大腿四頭筋腱の状態も変わりますので、その中に含まれている膝蓋骨の位置も様々に変化することになります。
 内股やO脚の人は大概、太もも内側の筋肉、つまり内側広筋がこわばっていますので膝蓋骨は内側に歪みます。O脚の場合、両膝の間が開いているわけですが、それに反するように膝小僧は内側を向く状態になります。X脚の人は、太もも内側(内側広筋)が伸びてゆるんでいますので膝小僧が外側にずれますが、この状態が悪化しますと膝蓋骨が脱臼しそうな状況になることもあります。

膝関節での膝蓋骨の位置

 本来、膝蓋骨は大腿骨と脛骨の中央部の凹んだところに収まっているのが正しい在り方ですし、それであれば「膝小僧が目立つ」という状態にはなりません。

O脚と反張膝、目立つ膝小僧

 膝小僧が目立つ二つ目としまして、大腿骨に対して脛骨が後方にずれている状況があります。ここでもまたO脚のケースが登場しますが、O脚の人の多くは踵重心であり、膝裏外側に力が集まる傾向がありますので、ふくらはぎ(脛骨)が外側かつ後方にずれる可能性があります。その状態が悪化しますと膝裏が伸びきって、180°以上になっているのではないかと思えてしまう“反張膝”になりますが、こういう人たちの膝小僧はやはり目立ちます。
 それは膝蓋骨が前に突出して目立つのはなく、脛骨が後方にずれてしまっているために光と影の影響もあり、膝小僧、あるいは膝が目立って見えてしまいます。また、脛骨が後方にずれている状況は中間広筋が引き伸ばされた状態を招きますが、すると大腿直筋がこわばってしまい太ももの前面が硬く太くなって柔軟性を失います。すると、膝だけでなく太もも全体がボーンとして目立つ感じになってしまいます。
 特別トレーニングをして鍛えているわけでもないのに、太ももが太く、膝も大きく、脚全体の筋肉が硬く張っているような、一見“筋肉質”と思わせるような人がいますが、その理由は脛骨が後方にずれているだけのことかもしれません。勿論、体質的に筋肉質でそのような状態になっている人もいますので、それは除いてのことになりますが。



 からだの機能としても膝関節の状態はとても重要ですが、下半身の見栄えとしても膝がスッキリしていることは好ましいことです。
 そのためにエステでマッサージを受けたり、ご自分でストレッチなどのケアをしている人もいると思います。しかし、なかなか思うように効果が得られなかったりするかもしれません。そんな時は、上記のようなことを参考にしてみてください。
 膝蓋骨を動かすケアを毎日丁寧に行っているだけでも、それなりの効果は得られると思います。

足つぼ・整体 ゆめとわ
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 現在77歳の母が「昔、おばあちゃんがいた頃、階段を上り下りするのにドタンドタンと大きな音をたてていて、もっと静かに歩けないのかな? と思っていたけど、気づいたら私も音がうるさくなってきた。」と私に話しました。
 高齢者になると筋力が衰え動作の微調整が苦手になるので、静かに歩いたり座ったりすることができにくくなってしまいます。また、年齢に関係なく筋肉の働きが悪くなると同様です。階段を上り下りするときバタンバタンとしてしまったり、歩くときパタパタと音をたててしまうようなときは、筋肉の働きが悪いと考えられます。

肘を曲げる動作

 さて、筋肉は収縮することによって四肢や体を曲げたり伸ばしたり捻ったりするわけですが、一つの筋肉が働く(収縮する)とき必ずその働きに拮抗する筋肉がその動作を補助する仕組みになっています。たとえば肘を曲げる動作では上腕二頭筋を収縮させるわけですが、反対側にある上腕三頭筋が同時に伸びなければ肘を曲げることはできません。この上腕二頭筋の収縮と上腕三頭筋の伸張の絶妙なバランスによって肘は自分の意志に従ってスムーズに曲げることが可能になります。素速く曲げる時には上腕三頭筋がサッと伸びて上腕二頭筋の収縮を助けます。反対にゆっくりジワーッと曲げる時には上腕三頭筋もまたジワーッと伸びて上腕二頭筋の働きを助けます。そしてこのジワーッと伸びることが筋肉の状態を見極める上でとても大切なポイントになります。
 ジワーッと伸びるということは、単に伸びるだけでなく、“緊張(収縮)を保ちながら伸びる”あるいは“伸びながら収縮する”というようなことを筋肉が行っているということです。

階段を降りる_中間広筋

 階段を降りる動作で見たとき、たとえば右足を下の段に着く場合、左膝が曲がるわけですが、そのためには左太もも前面の筋肉(主に大腿四頭筋の中の中間広筋)が体を支えながら伸びる必要があります。この筋肉の働きが良ければ、右足が下の段に着く寸前までじっくりと左膝を曲げた状態を保つことができます。しかし働きが悪ければ、それができませんので左膝がカクッと折れたようになり、思わず右足をパタッとさせて着地するようになってしまいます。こういう状態では、タッタッタッタッと音をたてながら階段を素速く降りることはできますが、静かにゆっくり降りることはできなくなってしまいます。
 歩く動作でも同様です。私は歩き方や下半身の筋肉状態を確かめるとき「音を立てずに歩いてみてください」とやってもらいます。皆さん、そんなことは簡単にできると思っています。ところが音を立てずに、静かにそーっと歩ける人はそれほど多くありません。 誰にも気づかれないように歩く“忍び足”、それは筋肉の働きとバランスが整っていないとできないものなのです。

 加齢によって筋肉の働きが弱くなる、あるいは年齢に関係なく筋肉の状態が正常ではない、そんなときは音を立てずに動作することはとても難しいことです。テーブルに物を置く動作、洗い物をする動作などでも同様です。“静かに”、“そーっと”ができないのです。
 ですから家族や同僚の誰かに対して「動作の一つ一つがうるさい」と感じてイライラしたりするのではなく、「ああ、筋肉の働きが悪いんだね」と同情の思いを抱い方がストレスにもなりませんし、「筋肉をしっかりさせるにはどうしたらよいのだろうか?」というような前向きな考えに結びつくと思います。

 一般に子供達や若者達は体つきもしなやかで動作もしなやかですが、歳をとると体型も動作もしなやかさを失いロボットに近づくような感じになっていきます。それは筋肉自体の柔らかさが失われていくという避けがたい要因もありますが、筋肉の働きが悪くなっているという側面もあります。そして筋肉の働きが悪いというのは、筋力が弱いというのとは少し違います。筋力が弱くてもしっかり働ける状態であれば、ゆったりしなやかに動作することはできます。反対にジムなどでトレーニングをして筋肉モリモリになったとしても、筋肉が上手く働くことのできない状態になると、ゆったりしなやかに動作することができなくなってしまいます。
 打撲をしたり捻挫をすると筋肉は働けなくなりますが、そのごく小さいバージョンが体の中にいくつも点在していることを想像してみてください。外見的には丈夫そうに見えても、実は体を効率よくしなやかに動かすことができません。こうなりますと「意識的に力を入れないと動作ができない」「いつも力んでいるよう」というような状態になってしまいます。そしてこんな状態を修正し、筋肉が効率よく働けるように調整するのが「体を整える」という整体の本来の意味であると私は考えています。
 まだそれほど歳でもないのに、動作の一つ一つに音を立ててしまったり、階段の上り下りがドタドタしたり、足元の物を動かすのについ足を使ってしまったりするようならば、それは働きが悪い筋肉がけっこうたくさんあるということかもしれません。トレーニングをするより先に、筋肉がしっかり働ける状態になるよう調整した方が良いと思います。

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