ゆめとわのblog

ホームページとは違った、より臨場感のある情報をお届けしたいと思っています。 また、テーマも整体の枠を飛び出してみたいと思います。 ホームページは以下です。 http://yumetowa.com/ お問い合わせはメッセージ欄でお送りください。

カテゴリ: 顔面・頭部

 コロナウイルスの問題が始まって1年が経ちます。それまでの自由に活動できた世の中から、引きこもり気味の生活を強いられるようになり、暗い雰囲気が漂っていますが、私の仕事の観点からも好ましくない兆候がたくさん見られる状況です。

 昨年の4月、つまりマスク装着が半ば強制されて一月ほど経ったときに、「マスクの弊害と日々のケア」という投稿をしました。
 マスク装着も一年続きますと、その影響も慢性化し、自覚の「ある・なし」に関わらず、私の目から見ますと様々な影響が見受けられます。

 頭や顔に対する影響については前回も気しましたが、今回も書きました。そして是非、日々のセルフケアとしていただきたいと思っています。
 その内容は以下のリンクをタッチ(クリック)してください。

 マスクの弊害(その後)とケアのすすめ

 さらに喉周辺へも影響が及んでいまして、嚥下や呼吸や発声に不調や不具合をもたらしていたり、あるいは股関節や膝関節の不具合の原因になっていることもあります。
 「喉と股関節や膝関節がどうして関係するの?」と思われる人がほとんどだと思いますが、これらのことにつきましては、また後日アップしたいと考えています。

 今まさに花粉症の時期を迎えて、さらにマスクは必需品になっていますが、マスクの弊害に負けないためにも、一つの情報として知っていただければと思います。

 仕事がら私はたくさんの人の頭を触ってきました。正直なところ、歪みのない、まともな状態の頭はほとんどありませんでした。大概が歪んでいます。
 しかし、私たちを創造した存在はもちろんそのこともご存じで、頭(頭蓋骨)が多少歪んでいたとしても、脳の働きが少々鈍くなる程度で、日常生活に大きな影響がでることはないようになっています。

 ところが時々、「この頭の中には余計なものが詰まっている」と感じることがあります。血行不良が原因で、リンパや血液が頭の中にたくさんありすぎてパンパンになっている状態というのはしばしばありますが、その類とは違うものが詰まっているように感じることがあります。

 実例を出しますと、

 その女性Aさんは25歳くらいです。若いながらいろいろと不調を抱えていて、胃腸の働きも良くありません。顎関節や歯列などにも問題があって、「本当はもっと違う顔つきなのではないのかな?」と感じながら頭部への施術を行っていました。
 よくあることなのですが、耳の上の側頭部の膨らみ方が左右で違い、右側の方が大きく感じました。そしてさらに、右側の内部には「怪しげなもの」が詰まっていて出て行けない状態になっていると感じました。
 「これが抜けてしまえば、もっとスッキリとした頭になって、顔も顎もスッキリ改善するのではないか」と思いました。
 しかし「どこから出そう?」と考えたときに、ちょっと悩んでしまいました。
 短絡的に言ってしまえば「邪気」ですから、まず手掌、足裏、あるいは頭頂部から出すことを考えるのですが、どうも今回はそこまで邪気が動いてくれそうにもありません。なにか重たく感じたのです。
 そこで、もっとも近い右耳から出そうと施術を始めました。するとAさんが「右耳は普段から聞こえが悪くて‥‥」と仰いました。
 きっと塞がった状態になっているので、外からの音も入ってこなければ、中の余計な気も出ていかなくて溜まってしまっているのかもしれないと思いました。

 施術は単純です。右耳の穴を拡げただけです。ただ表面の耳穴を拡げることだけでなく、「奥の方も拡がって!」という意識と、「ここから抜けていって!」という思いで邪気が抜けていくのをじっと待っていただけです。
 1分くらいそんなことをしていますと、頭の内部で何かが動き始めるのを感じることができました。そして「なんか、涙が出そう」とAさんは仰いました。するとみるみる内に涙が流れ出し、その状態がドンドン激しくなっていきました。そして幼子が声をあげてエンエン泣いているような状況になっていきました。Aさん本人の意識とは別に、からだが大きな声を発して泣き始めたのです。2~3分、あるいは5分くらいだったかもしれませんが、そのような状態が続きましたが、すると頭の中から邪気が抜け出たのを感じました。そしてAさんの状態も落ち着いて鎮静化しました。
「右耳が聞こえすぎるくらいよく聞こえるようになった」とAさんは仰いましたが、その後少しの間頭痛を感じていました。
 おそらく頭の中にあったものが無くなったので、バランスを取るまでの間頭痛がしたのだと思います。
 「いったい何が詰まっていたのですか?」と私は聞かれましたが、定かには答えられません。「もしかしたら、これまでに溜まってしまった感情が頭の中に溜まっていたのかもしれません」「まだ少し残っているかもしれないけど、それらの多くが今、抜けていったのかもしれません」と私は話しました。

 デトックスは肉体的なことだけでなく、精神的、感情的なものも必要なのかもしれません。
 Aさんのように頭の中に溜まっている人はたくさんいます。もやもやとした思考であったり、不安であったり、心配であったり、恐れであったり、あるいは感情‥‥。
 そして、それらは実際に頭や胸に物理現象として現れます。

 私が仕事を通じて知ったことですが、不眠症とか、精神不安定などの類で苦しんでいる人の参考になれれば嬉しいと思います。
 それらを解決する方法の一つとして、頭や心に溜まっているものを体外に放出することも考えてみてください。


足つぼ・整体 ゆめとわ
電 話  0465-39-3827
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 上部頚椎(第1、第2頚椎)の歪みが全身に与える影響については、以前に触れたことがありますし、カイロプラクティックの世界ではかなり重要な問題として考えられているようです。
 そして実際、肩こりや首筋の張り、首のつまりや運動制限などを感じている人の上部頚椎は歪んでいますし、その歪みが堅固になっている人がたくさんいます。
 仰向けで寝たとき、自然と顔が少し右側を向いてしまう人の場合、第2頚椎(=軸椎)が頭部から見て右回り(首の後で頚椎を触ると骨の出っ張りが左側にずれている)に捻れている可能性があります。

 「盆の窪」の奥でなんとなく第1頚椎(=環椎)を様子を伺うことができますが、第1頚椎は眼の使い方、噛み癖や噛みしめの癖、その他の影響を受けて歪みやすい特徴があります。そして、頭蓋骨の基盤とも言える後頭骨は第1頚椎に乗っていますので、第1頚椎が歪むと頭蓋骨が歪み、頭蓋骨が歪むと第1頚椎をはじめ頚椎全体に歪みが生じ、それが全身のバランスに影響を及ぼすことになります。

 ですから、からだの左右に顕著なアンバランスが見られる場合や、首・肩の張りが強い場合などは頚椎を整えることが必須になります。頚椎は七個しかありませんが、いろいろな筋肉の影響を受けて歪んでいますので、思いの外、頚椎を整える施術は手間の掛かる作業となります。
 カイロプラクティックの達人は、「コツン」と軽く上部頚椎に刺激を与えるだけでそれが可能だと言われていますが、一つ一つの頚椎を確認しながら地味に作業している私にはそのことが理解ができません。ただ本当にそんなに手間が掛からず上部頚椎が整えられるなら、それは「すごいことだ!」と思っています。
 ところで、以前に説明したことですが、顔が下がる現象と第2頚椎の向きは密接に関係しますので、顔を整える施術においては、必ず第2頚椎を整える作業が必要になります。

頭の凸凹や傷と上部頚椎の関係

 上部頚椎は首の筋肉で肩甲骨や肋骨に繋がっていますので、手の使いすぎ、肘の捻れ、肩関節の不具合などによって肩甲骨の位置がずれていたり、胸郭が捻れたりしていますと、その影響を受けて歪みます。
 また、第1頚椎は眼の使い方の偏り(右ばかり向いているとか、右目ばかりを使って見ているなど)や片噛みの癖などの影響によっても歪みます。また頭蓋骨が歪んで後頭骨が歪みますと第1頚椎も確実に歪みます。
 ですから私が上部頚椎を整えようとする場合、必ずこれらの歪みによる影響を確認しながら、手指や肘を整えたり、胸郭を整えたり、頭蓋骨を整えたりといった施術を行います。そして、可能な限り片噛み癖や噛みしめの癖になりにくいように、また偏った見方が改善されるようにと全身を整えます。
 これらの作業が必須になりますので「手間がかかる作業」と表現しているのですが、これらを行っても上部頚椎が整わず、全身のバランスが回復しないことがあります。そしてそのような場合、私は頭部を細かく観察するようにしています。

 頭蓋骨が歪みやすいことはこれまでに何度も説明させて頂きました。頭蓋骨は二十数個の骨がパズルのように組み合わさってできていますので、一つの骨が歪みますとその影響が頭蓋骨全体に及んで頭蓋骨全体が歪んだ状態になってしまいます。そして、実際、ほとんどの人の頭蓋骨は歪んでいます。(その歪みが許容範囲内にあれば、特に問題は起こしません)
 ところが頭蓋骨の歪みとは関係なく、打撲やケガなどによる骨や筋膜の損傷、あるいは骨の変形(凸凹など)が影響して上部頚椎が歪んでいる場合があります。
 時々「ぜっぺきな頭はどうにかならないか?」などという質問を受けたりしますが、後頭骨が平に近い「ぜっぺき」のような変形ではなく、触ると局所的に明らかに凹んでいたり盛り上がっていたりしている人がいます。
 頭蓋骨がまた非常に柔らかい乳児のときに転んで打撲して凹んでしまったのかもしれません。あるいは、出産時に鉗子などを使用して頭蓋骨が変形してしまったのかもしれません。そのあたりの原因については何とも判断できませんが、結果として、それら変形や損傷状態によって頚椎が捻れ、全身のバランスに影響が出ているケースを何度も見てきました。

 女性のOさんの頚椎は全体的に左側に寄った歪み方をしていて、さらに第2頚椎は頭部から見て時計廻りに捻れ、それが堅固な状態になっていました。Oさんは歩行時、右足には力が入るけど左足は浮いていて地面を踏むことができない感じがすると訴えました。左足首に注目しますと、フラフラな感じで爪先が内側にダラッと捻れた状態になっていました。
 頚椎の捻れと左足首の関係性を観察(検査)しますと、頚椎の歪みを修正することで頼りない左足首がしっかりしそうな感じでした。ですから頚椎の歪みを修整するためにいろいろと観察を始めました。
 左肘はおかしく、左肩関節も力がない状態でした。Oさんは美容師でありエステティシャンでもありますので、この左手~腕の状態では仕事も大変だろうと思いながら細かく観察していました。すると、「私は幼い頃から左腕が外れやすく、ちょっとしたことでしょっちゅう腕が外れていました」と彼女は仰いました。
 「幼い頃から腕が外れやすかった」という言葉に、私は「頭の問題かなぁ?」と反応しました。
 それで、Oさんがベッドに仰向けの状態で頭を細かく観察していきました。第2頚椎が時計廻りに捻れているOさんは、仰向けでリラックスした状態では自然と頭が右に捻れます。第2頚椎と頭部はそのような関係にありますが、第2頚椎が捻れている原因が頭部にあるとすれば、その原因となるポイントに私が手を当てることで頚椎の捻れが改善し、右に向いていた頭は次第に左側に回転して正面を向くようになるはずです。
 その動きの予兆を感じ取れるように繊細に頭部に手を当ててポイントを探していきました。すると左耳の直上に5㎜くらいの大きさの凹みがありました。そしてその凹みのそばに3㎝くらいの長さの筋状の凹みもありました。それらに手指を当ててしばらく施術していますと、クイッ、クイッとちょっとずつ頭部が左側に回旋し始めました。そして2~3分くらい施術をおこなっていますと、頭はすっかり正面を向くように修正されました。
 第2頚椎の捻れがすっかり修正されたというわけではありませんが、捻れの堅固さはとれ、素直な状態になったと感じました。そして左足首の状態を観察しますと、足首もしっかりとして、爪先が内側に捻れていた状態も改善していました。これで左足でもからだを支えられる状態になったと判断しました。

 その後、立っていただき両足への重心の掛かり方を確認していただき、さらに歩いていただきました。
 Oさんはホッとした表情を浮かべながら、左下半身に体重が乗り、左足がしっかり着地して地面を蹴ることできるようになったことを実感していました。
 「その左耳上の凹みに毎日手を当ててケアしてください。そうすればだんだんと捻れていた頚椎が正しい位置に戻るようになり、全身のバランスが良くなると思いますから。」と私はアドバイスしました。

 Oさんは鼻が下がる傾向にありましたが、それも頭の凹みを手当てすることで改善されます。
 おそらく乳幼児期からの不調が30年以上ずっと続いていたのではないかと思います。左肩や腕がグラグラの状態で左手にも力が入らない状態、左下半身にからだを乗せることができない状態、それらを改善するきっかけがつかめたものと思います。

 Oさん以外にも、おそらく出産時の影響で頭部が凸凹して50年近く不調を抱え続けていた人もいました。
 出産時のトラブルですぐに手術を受け、頭部の筋膜に偏りが生じてしまった影響で斜頸になってしまった女子もいました。
 それ以外にも、スキーやスノボなどで頭部を打撲し、その影響でからだが不調になってしまったケースも多々あります。
 小顔整体など、無理に頭蓋骨を動かしたことの損傷が影響してバランスを崩してしまったケースなどもあります。
 頭は「脳機能の健全」という意味でも大切ですが、全身のバランスや身体機能の健全さという意味でも大切です。ですから、いくら頭にきたからといって、子供の頭を叩くは絶対に止めてください。仕付けで叩くという行為は良くありませんが、どうしても叩かざるを得ないと判断した場合は、頭ではなくお尻にしてください。

 からだの何処かが損傷してしまった場合、それを修復するために私はマグレインやダイオードを貼ったりしますが、頭部は髪の毛がありますので、それが叶いません。ですから、日々のセルフケアとして損傷部分に手を当ててもらうようにしていますが、そうすることで、何十年も前のケガや損傷であっても次第に良くなっていきます。
 しかし、何処をどのようにケアすれば良いのか、普通の人にはわかりません。ですから、なんとなく昔の古傷や乳幼児期からの問題がご自分の体調に影響を及ぼしていると感じていらっしゃる方は是非ご来店ください。私がケアすべき場所を探して見つけます。

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 下がっている、あるいは下がり気味の状態にある顔面を上げる手段はいくつかありますが、第2頚椎の状態を整えることは要になる一つの方法です。
 首や肩のコリが強くて、整形外科を受診すると「ストレートネック」と診断される人がかなり多く来ますが、そのような人は、まず間違いなく顔面が下がった状態になっています。
 年齢が若ければ肌に張りがありますので、顔面の骨格が少し下がったところで、頬が下がったり、瞼が下がったりするようには見えないかもしれませんが、加齢に伴って肌の張りが弱くなりますと、顔の下がりを感じるようになってしまいます。

 話しをストレートネックに戻します。本来、頚椎は少し前弯した状態になっています。それによって頚椎を抵抗少なく前後に動かすことができますし、歩行時など地面からの衝撃を和らげて頭部を護る仕組みになっています。
 ところが、下を向いている時間が長かったり、肩凝り性だったり、首肩に力を入れる癖などによって頚椎の前弯が失われてしまうことがあります。すると首肩の凝りも強くなって「首はガチガチ、頭痛も頻繁」という状況になってしまうかもしれません。

 肩こり解消の目的で私のところに来られる人の中に「整形外科でストレートネックと言われ‥‥、だから肩こりが激しい」と仰る人も多くいますが、それは話しが反対で、首肩の凝りが強くなったのでストレートネック(状態)になってしまっていると私は考えています。なぜなら多くの場合、首肩の凝りをほぐしていきますとストレートネック状態は改善していくからです。ところが、首肩の凝りをほぐしてもストレートネック状態が改善しない人がいます。それは別の理由で頚椎が歪んでいるからなのですが、多くの場合、第2頚椎が下向きの状態になっていることが原因です。

 後頭部と首の境は少し凹んだようになっています。それを「盆の窪」と呼んだりしますが、そのすぐ下に頚椎の棘突起が出っ張っています。その棘突起が第2頚椎の棘突起なのですが、本来はそれほど目立つ存在ではありませんが、ストレートネックの人はその出っ張りが「ありあり」していると思います。あるいは「盆の窪」を感じることもなく、後頭部と首の境に硬い突起物を感じる状態になっているかもしれません。

 さて、この状態は第2頚椎が下向きになっているので、棘突起が上に回転して後方に突出した状態になっているということです。そして首後面の正中(中央)には項靱帯(こうじんたい)と呼ばれる強い結合組織が縦に走っていますが、それがすべての頚椎棘突起をつないでいますので、第3以下の頚椎棘突起も上向きの状態になってしまいます。つまり第2頚椎の棘突起が多の頚椎の棘突起を引っ張り上げているような状態です。ですから、頚椎は前弯を失ってストレートネックの状態になってしまいます。(他の理由でストレートネックになることもあります。)

 頚椎(椎体)とその棘突起の話しは馴れませんとイメージしづらく解りにくいかもしれません。
 頚椎の後方にある骨の突起は棘突起(きょくとっき)と呼びますが、それが上に引き上げられた状態では、頚椎自体(椎体)は下向きの状態になります。そして首後面に「首の骨」を在り在りと感じる状態だったり、「硬いなぁ」と感じる状態は棘突起が上を向いている、つまり頚椎が下を向いている状態です。
 頚椎が下を向いている状態では、骨連動の仕組みにより顔面の骨格も下を向くように下がってしまいます。
 ですから顔面の骨格を上げようとするときは、頚椎の下向き状態を改善することが必要になってきます。つまり首の後面を触ったときに首のつけ根(第7頚椎)以外の骨(棘突起)はあまり感じられない柔らかい状態にする必要があります。

要になる上部頚椎

 第1頚椎と第2頚椎の二つの頚椎を上部頚椎と専門的に呼びます。
 上部頚椎は頭蓋骨を首に乗せる関節(第1頚椎)であり、頭部を回旋させる軸となる骨(第2頚椎)と言う意味で、その在り方は、私たちの業界ではとても重要であると考えられています。「上部頚椎を整えると自ずと全身が整う」とうたっている専門家もいます。
 私はそこまで上部頚椎に思い入れはありませんが、その重要性は知っています。そして、上部頚椎は調整するのが難しい骨格でもあります。
 上部頚椎の中で第1頚椎はほとんど触れることができません。ですから、周囲のいろいろな状況は動きを参考にしながらその状況を推し測り対応しなければなりません。その意味でも第2頚椎の状態はとても重要です。

 さて、もし首の後面、盆の窪のすぐ下の第2頚椎棘突起が硬く突出している状態だったとします。

 それは第2頚椎が下を向いている状態ですが、その出っ張った骨(棘突起)に片手の手指を当てて、他方の手を額に軽く当ててみてください。
 次に、棘突起にに当てた手指を下方に少し動かし、棘突起を下方に押し込むように動かしてみます。すると額に当てた手に、額の骨が少し上に動くのが感じられると思います。

 つまり、第2頚椎の棘突起を下に動かす=第2頚椎を上に向けますと顔面の骨も上に上がることがわかります。これは私たちのからだに秘められた仕組みの一つです。

 ここで改めて要点を整理しますと以下のようになります。

  • 顔面の骨格は骨連動の関係で頚椎と密接に関係しています。
  • 頚椎が下を向いていますと、顔面の骨格も下を向いて下がります。
  • ストレートネックと診断されている人、盆の窪が感じられない、あるいは盆の窪の直下の骨(第2頚椎棘突起)が突出している人などは第2頚椎が下を向いているということです。
  • ですから、このような状態の人の顔面を上げるためには、第2頚椎の下向きを改善する必要があります。

下向きの第2頚椎を修正するために

 骨格の歪みを修整することについて多くの人がイメージしやすいのは、骨格を直接「ポキポキ」とか「バキバキ」とか操作して調整する方法かもしれません。カイロプラクティックは直接骨格を動かしますので、得意分野だと思われるかもしれません。
 ところが上部頚椎はたくさんの筋肉が絡んでいて、そのバランス関係で現在の状態になっています。ですから関係する幾つもの筋肉を整えませんと一時的に骨格を調整したところで、すぐに元の状態に戻ってしまいます。その意味で「筋肉の調整」がもっとも重要です。それぞれの筋肉の状態が良くなり、頚椎に関係する筋肉群のバランスが整うことで頚椎の状態が良くなれば、それはその状態を安定させることに繋がるからです。

 なぜ今回はこのようなことを申し上げているのかは、顔面も含めて頭蓋骨や頚椎はとても繊細で微妙な部位であり、施術でトラブルが起こりますと、重大な問題に繋がってしまう可能性があるからです。
 「小顔整体」を売りにしているところなどは、グイグイ頭蓋骨を押し込んだり、首の筋肉を引っ張ったり、私から見ると非常に危険な施術を行っているようです。十分に注意してください。

後頭下筋群(こうとうかきんぐん)のこわばり

 さて、第2頚椎を下向き(棘突起は上向き)にする代表的な筋肉に後頭下筋群があります。後頭下筋群は後頭部の骨(後頭骨)と第1頚椎、第2頚椎に繋がっていますので、こわばることで第2頚椎棘突起を引き上げてしまいます。ストレートネックになる原因になります。
 後頭部と首との境の筋肉がガチガチに張っているいる人、指圧すると痛みを感じる人は後頭下筋群がこわばっていてストレートネック状態になっていると思います。

中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)のこわばり

 首の側面には頚椎と肋骨を繋いでいる斜角筋(しゃかくきん)があります。斜角筋は噛む筋肉(そしゃく筋)と密接に関係していますので、噛みしめ癖や歯ぎしりの癖がありますと顎周辺のそしゃく筋も硬くなりますが、同時に首の斜角筋も硬くなって首のしなやかさが失われ、動きも悪くなります。あるいは何かの理由で斜角筋がこわばりますと、そしゃく筋に影響して顎関節の不具合を招く可能性もあります。

 斜角筋には前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の三つがあります。この中で中斜角筋は直接第2頚椎に関係していますが、中斜角筋がこわばりますとやはり第2頚椎を下向きの状態にしてしまいます。
 中斜角筋はそしゃく筋の中で口の中にあります内側翼突筋(ないそくよくとつきん)に連動していますので、顎を大きく開いたときに耳のところ(咬筋)ではなく、顎関節の内部が痛みを発するようなときは、中斜角筋がこわばっていると判断できます。

その他の筋肉の影響

 後頭下筋群と中斜角筋の他にも、第2頚椎を下向きにしてしまう筋肉はいくつかあります。あまり専門的になりすぎても解りづらくなりますので、それらについてはここでは省略します。
 また、第2頚椎の問題以外にも顔面の骨格を下げてしまう理由はいくつかあります。
 そしゃくが足りなければ、全身的に筋肉の働きが弱まりますので、重力に対抗する力も弱まります。
 お腹が冷えるなどの要因で、腹筋~胸~首前面の筋肉がこわばることがあります。パソコンの業務ばかりしている人は胸の筋肉がこわばりますが、それらによって喉や舌関係の筋肉がこわばって顔を下に引っ張っている状況もあります。
 猫背により背筋がゆるんだ状態になっている人がいますが、すると後頭部が上に上がり、反動として顔面が下がってしまうということも起こります。
 ですから、顔を整える私の施術においては、顔面以外のいろいろな筋肉や骨格を整えています。多くの場合で、その時間は実際に顔を触っている時間の何倍にもなります。

頚椎と腰椎の関係とセルフケア

 アスリートや筋肉を鍛える肉体的トレーニングしている人達などを除いた、私たち一般人の骨格は、側面から見ますと頚部は軽く前弯していて、反対に胸部(胸椎)は軽く後弯し、そして腰部は再び軽く前弯している状態が普通です。
 頚椎も胸椎も腰椎も(そして仙骨も)、それぞれがゆるかに弯曲していることで重力や衝撃による負荷を軽減したり、体幹の柔軟性を保つことができるようになっています。
 ところが、普段の姿勢や身体の使い方の癖などによって頚椎や腰椎の前弯が失われたり、胸椎の後弯が大きくなっていたり、あるいは胸椎の下部が前弯している人などがいます。猫背が強いと思っている人、骨盤を立てて座ることが苦手な人、骨盤が後傾してお尻が下がっていると感じている人などはこのような傾向があります。

 今回の話題は第2頚椎が下向きの人は顔面が下がるので、それを改善するためにどうするべきかという対策について考えてみます。
 私は毎日みなさんのからだを触っていますので、経験にもとづいて第2頚椎を整えたり、ストレートネックを改善するための手段を知っています。ですから、施術を行うことができます。ところが、素人であるみなさんがそれを行うことはほとんど不可能です。そして先ほども申しましたが、上部頚椎は非常に重要で微妙な部位ですので、やたらに力を加えたり動かしたりして欲しくないところです。
 そこで、腰椎と頚椎の骨連動の関連性から、腰椎が前弯状態になるようトレーニングすることで少しずつ上部頚椎の状態が改善するような方法を採用していただきたいと思っています。

 方法は、座った状態で骨盤を寝かせた状態(=腰椎が前弯していない、あるいは後弯している状態)から、ゆっくりと下腹を前上方に突き出すように骨盤を立てる運動を繰り返すことです。
 つまり、意図的に腰椎が前弯する状態を築くことなのですが、ポイントになるのは第4腰椎、第5腰椎、仙骨といったところが軟らかく動かせるようになり、そこで腰椎の前弯が形成されることです。
 腰椎がストレート状になっている人、あるいは後弯している人は、寝ている骨盤を立てる動作をしたときには、腰椎の下部が動くのではなく、腰椎と胸椎との境あたり、つまり腰部の上の方が動いて骨盤を立てる運動が行われる状態になっています。最初はそこで動いてしまうのは仕方のないことですが、何度か運動を繰り返している間に、少しずつ動く場所が下になるように意識を向けていきます。そして最終的に腰部の下の方、理想的には腰椎と仙骨の間が動いて骨盤を立てる動作ができるようになるように努めてください。
 毎日のようにこの動作を繰り返していますと、やがて普通にしていても腰椎が前弯した状態になり、それに合わせて頚椎も前弯して第2頚椎の状態も良くなると思います。そして顔面の下がりが改善されるようになると思います。
 一回のトレーニングでは、30回くらい骨盤を立てたり寝かせたりする運動を行ってください。それを一日に何度か繰り返してください。

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 新型コロナウイルスの影響が長引く中で、多くの人が長い時間マスクを装着しています。ほとんどのマスクは、耳にゴムを引っ掛けて装着するタイプですが、それによるからだへの負担と弊害、そして、日々のケアについて説明させていただきます。

マスクを着けると頭がボーッとする

 もう花粉症の時期も終わりに近づいていますが、毎週来店されているMさんが2月初旬から花粉症対策のためにマスクをつけ始めていました。
 そして、来店されると「マスクをつけると何となく頭の中がボーッとするようで‥‥。」と仰いました。
 「それはマスクのゴムに耳が負けてしまっているんです」と私は答えました。
 「???」と、たぶんMさんは思われたと思います。

 ところで、軽い難聴や軽いめまいなどを訴える人には、耳が本来の位置よりズレていたり、あるいは「耳が取れそう」と私が感じるくらい耳のつけ根がゆるんでいることがあります。
 「耳が取れそう」という状態を言葉で説明するのは非常に難しいのですが、当人は耳を軽く引っ張られただけでも不安感を感じたり、不快感を感じたりする状態だと表現できるかもしれません。

 このような状態のときはマスクのゴムといった軽い刺激ですら、からだは嫌がります。そしてその「嫌!」という反応がMさんの場合は、頭の中がボーッとする状態だったのです。

 この時は、私はMさんの頭部周辺を施術して、耳がしっかりと安定した状態になるようにしました。そうすることで、外出時に装着する程度の、マスクのゴムの刺激であれば問題が無い状態になったと思います。
 その後も毎週来店されていますが、その時以来、この話題は一度も出ませんし、今も尚、新型コロナ対策でマスクを装着していますが、特に問題は感じていないようです。

頬がたるんで口角がさがり、口元に力が入らない

 顔を整える目的で定期的に来店されているSさんは、新型コロナのこともあってか、しばらくご無沙汰でしたが一月半ぶりに来店されました。
 そして、「口元がたるんで、ほうれい線が目立つようになって‥‥。それを直して欲しい」と仰いました。

 Sさんは終日パソコンを使う仕事に従事していますが、眼精疲労や座り続けることの弊害などがあって、顔が下がり、目元がこわばりやすいといった状態になりやすいタイプです。
 ですから、顔の問題とはいえ、全身を整える必要がありますので、今回も同じように施術を行っていきました。

 施術内容は毎回同じような感じなのですが、顔の下がりも改善して良い状態になりました。しかし、今回は口元を中心に頬や口角の筋肉が腑抜けのような感じで、垂れたままの状態に残ってしまっていました。

 「何か変だな?」と思いましたので、
 「頬の状態が戻らないのですが、何かいつもと違ったことでもしましたか?」
 「たとえば、エステで超音波をしたとか、電気を掛けたとか?」
 と尋ねました。
 「いえ、別に何もしていないし、思い当たることもないですが‥‥」という応えでしたが、
 「マスクをしているときが酷くなるのですが、口元に力が入らなくなり、ダラーッと垂れてしまうようで‥‥」とも仰いました。

 それを聞いてすぐに「これ(マスクのゴム)が原因だ!」と私は思いました。
 そこで、両耳の状態を確認してみました。
 先ほどのMさんのように「耳がゆるんで取れそう」という感じではありませんでしたが、ちょうどマスクのゴムが当たる耳たぶと頭との境辺りの筋膜がゆるんだ状態になっていました。
 そして、その筋膜のゆるんだところに手を当ててケアをしていますと、次第に口元や頬の筋肉に張りと力感が戻ってきました。

 SさんはMさんと違って、耳が不安定な状態ではありませんでしたが、仕事と通勤の長い時間にわたってマスクを装着し続けていますので、ちょうどマスクのゴムが当たり続けている部分の筋膜が疲弊した状態になってしまったのだと思います。
 そして、その影響で頬から口元にかけての筋肉と筋膜の働きが悪くなってしまっていたのです。
 私はその疲弊してしまった部分に3分くらい手指を当て続ける施術を行っていましたが、それで頬や口元の状態は良い感じに戻ってきました。

 この新型コロナの問題でマスクを装着しなければならない状況はまだまだ続くと思います。ですから、日々のセルフケアとして、寝る前に2~3分間、自分でそっと手を当てるケアをするようにアドバイスしました。
 「どこに、どのように手を当てれば良いですか?」とSさんは質問されました。
 「適切な場所と深さに手指が当たれば、ゆるんだ口元がしっかりするように感じますので、そうなるようにやってみてください。」と私は応えました。
 そして、「口元や頬を一生懸命マッサージなどしてもまったく無駄ですし、かえって逆効果になってしまう危険性もあるので、耳と頭の境のその部分だけケアしてください。」と申し上げました。

 今回は耳に掛けるマスクのゴムの弊害について、MさんとSさんの例で説明させていただきました。
 Mさんは耳の位置がずれていて、耳と頭のつき方が不安定なことが原因でした。ゴムによって耳が前に引っ張られた状態になりますと、からだはそれを不快に感じ、頭の働きが悪くなってボーッとする反応を呈しました。
 Sさんの場合は耳の状態に問題があったわけではありません。しかし、マスクのゴムという軽い圧迫ではありますが、それが長時間にわたって同じ場所に加わり続けたことによる弊害が現れました。その部分の筋膜が疲弊した状態になり、その影響で顔の表情筋や筋膜の働きが低下していしまい、頬が下がり、口元がゆるんでしまうという症状が現れました。

 私たちのからだは、このように思い掛けないことの影響で、不調を感じたり不具合を呈することがあります。
 そして、このような話題になりますと、「どの枕を選んだら良いのか迷ってしまう。」「枕を変えたばかりの時は調子良いんだけれど、使い続けているとやっぱり合わなくなってしまう。」という皆さんの話題をいつも連想してしまいます。
 それは枕が合わないのではなく、枕に当たっている面積が大きいと、その部分の筋膜が疲弊してゆるみ過ぎた状態になってしまい、圧迫に耐えられなくなって首や肩に力を入れて頑張ったり、歯ぎしりや噛みしめて頑張ったりしてしまうのだと思います。ですから、寝ていてもリラックスできなくて、それが辛いのだと思います。
 私たちのからだは寝たときに後頭部が枕(床)に当たるように出来ています。首は床に接触しないようになっています。ところが健康に良いとされている現在流行の枕は、首をサポートするという理屈で首に当たる面積がとても大きくなっているようです。
 少しの時間であれば、首がサポートされることの有益性が感じられると思います。しかし、その枕を使い続けていますと、やがて首の筋膜は枕からの圧や摩擦によって疲弊した状態になってしまうと思います。そしてやがて圧や摩擦に耐えられなくなり症状が現れるのだと思います。つまり、「床ずれ」と同じような感じです。
 そう考えますと、首はフリーになっている状態が好ましく、寝返りができやすい状況が好ましいと考えることができます。枕や床と接触していることが嫌になったらすぐに寝返りができて、頻繁に接触面を変えることができれば、皮膚も筋膜も疲弊することはありませんので。

 話しをマスクの話題に戻しますが、コロナに関係してまだまだマスクが必要な状況は続きます。
 Sさんのように長時間マスクを装着し続けることで色々な弊害や症状がもたらされる可能性は高いと思います。今回の話題が皆様の参考になれば嬉しいと思っています。

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