ゆめとわのblog

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カテゴリ: 顔面・頭部

 新型コロナウイルスの影響が長引く中で、多くの人が長い時間マスクを装着しています。ほとんどのマスクは、耳にゴムを引っ掛けて装着するタイプですが、それによるからだへの負担と弊害、そして、日々のケアについて説明させていただきます。

マスクを着けると頭がボーッとする

 もう花粉症の時期も終わりに近づいていますが、毎週来店されているMさんが2月初旬から花粉症対策のためにマスクをつけ始めていました。
 そして、来店されると「マスクをつけると何となく頭の中がボーッとするようで‥‥。」と仰いました。
 「それはマスクのゴムに耳が負けてしまっているんです」と私は答えました。
 「???」と、たぶんMさんは思われたと思います。

 ところで、軽い難聴や軽いめまいなどを訴える人には、耳が本来の位置よりズレていたり、あるいは「耳が取れそう」と私が感じるくらい耳のつけ根がゆるんでいることがあります。
 「耳が取れそう」という状態を言葉で説明するのは非常に難しいのですが、当人は耳を軽く引っ張られただけでも不安感を感じたり、不快感を感じたりする状態だと表現できるかもしれません。

 このような状態のときはマスクのゴムといった軽い刺激ですら、からだは嫌がります。そしてその「嫌!」という反応がMさんの場合は、頭の中がボーッとする状態だったのです。

 この時は、私はMさんの頭部周辺を施術して、耳がしっかりと安定した状態になるようにしました。そうすることで、外出時に装着する程度の、マスクのゴムの刺激であれば問題が無い状態になったと思います。
 その後も毎週来店されていますが、その時以来、この話題は一度も出ませんし、今も尚、新型コロナ対策でマスクを装着していますが、特に問題は感じていないようです。

頬がたるんで口角がさがり、口元に力が入らない

 顔を整える目的で定期的に来店されているSさんは、新型コロナのこともあってか、しばらくご無沙汰でしたが一月半ぶりに来店されました。
 そして、「口元がたるんで、ほうれい線が目立つようになって‥‥。それを直して欲しい」と仰いました。

 Sさんは終日パソコンを使う仕事に従事していますが、眼精疲労や座り続けることの弊害などがあって、顔が下がり、目元がこわばりやすいといった状態になりやすいタイプです。
 ですから、顔の問題とはいえ、全身を整える必要がありますので、今回も同じように施術を行っていきました。

 施術内容は毎回同じような感じなのですが、顔の下がりも改善して良い状態になりました。しかし、今回は口元を中心に頬や口角の筋肉が腑抜けのような感じで、垂れたままの状態に残ってしまっていました。

 「何か変だな?」と思いましたので、
 「頬の状態が戻らないのですが、何かいつもと違ったことでもしましたか?」
 「たとえば、エステで超音波をしたとか、電気を掛けたとか?」
 と尋ねました。
 「いえ、別に何もしていないし、思い当たることもないですが‥‥」という応えでしたが、
 「マスクをしているときが酷くなるのですが、口元に力が入らなくなり、ダラーッと垂れてしまうようで‥‥」とも仰いました。

 それを聞いてすぐに「これ(マスクのゴム)が原因だ!」と私は思いました。
 そこで、両耳の状態を確認してみました。
 先ほどのMさんのように「耳がゆるんで取れそう」という感じではありませんでしたが、ちょうどマスクのゴムが当たる耳たぶと頭との境辺りの筋膜がゆるんだ状態になっていました。
 そして、その筋膜のゆるんだところに手を当ててケアをしていますと、次第に口元や頬の筋肉に張りと力感が戻ってきました。

 SさんはMさんと違って、耳が不安定な状態ではありませんでしたが、仕事と通勤の長い時間にわたってマスクを装着し続けていますので、ちょうどマスクのゴムが当たり続けている部分の筋膜が疲弊した状態になってしまったのだと思います。
 そして、その影響で頬から口元にかけての筋肉と筋膜の働きが悪くなってしまっていたのです。
 私はその疲弊してしまった部分に3分くらい手指を当て続ける施術を行っていましたが、それで頬や口元の状態は良い感じに戻ってきました。

 この新型コロナの問題でマスクを装着しなければならない状況はまだまだ続くと思います。ですから、日々のセルフケアとして、寝る前に2~3分間、自分でそっと手を当てるケアをするようにアドバイスしました。
 「どこに、どのように手を当てれば良いですか?」とSさんは質問されました。
 「適切な場所と深さに手指が当たれば、ゆるんだ口元がしっかりするように感じますので、そうなるようにやってみてください。」と私は応えました。
 そして、「口元や頬を一生懸命マッサージなどしてもまったく無駄ですし、かえって逆効果になってしまう危険性もあるので、耳と頭の境のその部分だけケアしてください。」と申し上げました。

 今回は耳に掛けるマスクのゴムの弊害について、MさんとSさんの例で説明させていただきました。
 Mさんは耳の位置がずれていて、耳と頭のつき方が不安定なことが原因でした。ゴムによって耳が前に引っ張られた状態になりますと、からだはそれを不快に感じ、頭の働きが悪くなってボーッとする反応を呈しました。
 Sさんの場合は耳の状態に問題があったわけではありません。しかし、マスクのゴムという軽い圧迫ではありますが、それが長時間にわたって同じ場所に加わり続けたことによる弊害が現れました。その部分の筋膜が疲弊した状態になり、その影響で顔の表情筋や筋膜の働きが低下していしまい、頬が下がり、口元がゆるんでしまうという症状が現れました。

 私たちのからだは、このように思い掛けないことの影響で、不調を感じたり不具合を呈することがあります。
 そして、このような話題になりますと、「どの枕を選んだら良いのか迷ってしまう。」「枕を変えたばかりの時は調子良いんだけれど、使い続けているとやっぱり合わなくなってしまう。」という皆さんの話題をいつも連想してしまいます。
 それは枕が合わないのではなく、枕に当たっている面積が大きいと、その部分の筋膜が疲弊してゆるみ過ぎた状態になってしまい、圧迫に耐えられなくなって首や肩に力を入れて頑張ったり、歯ぎしりや噛みしめて頑張ったりしてしまうのだと思います。ですから、寝ていてもリラックスできなくて、それが辛いのだと思います。
 私たちのからだは寝たときに後頭部が枕(床)に当たるように出来ています。首は床に接触しないようになっています。ところが健康に良いとされている現在流行の枕は、首をサポートするという理屈で首に当たる面積がとても大きくなっているようです。
 少しの時間であれば、首がサポートされることの有益性が感じられると思います。しかし、その枕を使い続けていますと、やがて首の筋膜は枕からの圧や摩擦によって疲弊した状態になってしまうと思います。そしてやがて圧や摩擦に耐えられなくなり症状が現れるのだと思います。つまり、「床ずれ」と同じような感じです。
 そう考えますと、首はフリーになっている状態が好ましく、寝返りができやすい状況が好ましいと考えることができます。枕や床と接触していることが嫌になったらすぐに寝返りができて、頻繁に接触面を変えることができれば、皮膚も筋膜も疲弊することはありませんので。

 話しをマスクの話題に戻しますが、コロナに関係してまだまだマスクが必要な状況は続きます。
 Sさんのように長時間マスクを装着し続けることで色々な弊害や症状がもたらされる可能性は高いと思います。今回の話題が皆様の参考になれば嬉しいと思っています。

足つぼ・整体 ゆめとわ
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 とてもマイナーな筋肉ですが、首(頸椎)と頭部(後頭骨前面)を繋ぐ喉元の深部に頭長筋(とうちょうきん)があります。
 この筋肉はうなずいたり、顎を引いたりする動作のときに収縮しますが、こわばって硬くなっている人がとてもたくさんいます。

 喉元の1番上には舌骨がありますが、その上面から下顎などにかけて舌骨上筋群(ぜっこつじょうきんぐん)と呼ばれる筋肉群があります。頭長筋のこわばりや舌骨上筋群のこわばりは、舌の状態や動き、喉の調子、さらには目や耳や鼻といった感覚器官、表情筋に関係する脳神経の働きにまで影響をもたらす可能性があります。

 ところで、顔や頭部のトラブルの原因になるものとして「噛みしめや歯ぎしりの癖」、「喉元の硬さ」などがあります。
 世間の情報では、「噛みしめないように気をつけましょう」「ストレスを溜め込まないようにしましょう」というのが対策として挙げられているようですが、それはナンセンスと言わざるを得ません。
 「それができれば苦労しない!」というのが、この問題で苦しんでいる多くの人の率直な感想だと思いますし、医学はそれに対して、もういい加減、答えを示す必要があると思います。

 「どうして噛みしめてしまうのだろう?」
 「歯ぎしりをやめるにはどうしたら良いのだろう?」
 「首・肩・喉元から力が抜けるようになるためにはどうすれば良いのだろう?」
 という率直な疑問に対して私は正面から取り組んで来ましたし、今でも取り組んでいます。そして、その中で体験として多くのことを知りました。しかし、まだ解っていないこともあります。

 今回とりあげます頭長筋はその一つですが、まだまだ解っていないところもありますが、これまでに知り得たことだけも、多くの人の役立つ情報になるのではないかと思っています。

頭長筋の場所と働き

 私たちの首の前面には喉があります。喉には「のど仏」と呼ばれている甲状軟骨の喉頭隆起があって声変わりがした男子はそこが喉から突出するようになります。そしてその下から胸にかけて気管が通っていますが、首の骨である頸椎は喉や気管の後側にあります。

 頭長筋はその(第3~6)頸椎の横の突起(横突起)の前面から出発して後頭骨の前面に付着しています。

 私たちが後頭部を触ったときに触れる骨が後頭骨ですが、後頭骨は頭蓋骨の下面まで伸びています。そして、そこに大きな穴があって太い脊髄が通過していますが、その少し前方に頭長筋の付着部があります。
 また、後頭骨と環椎(第1頸椎)の関節面は広くなっていて、環椎に対して後頭骨が少しスライドできる仕組みになっています。
 頭長筋が収縮しますと、後頭骨の前面が後下方に引っ張られますので、首を動かさなくても頭部を前に少し倒す動作(=うなずく仕草)ができるようになります。



頭長筋のこわばりとその弊害

 頭長筋はうなずく時に使う筋肉ですが、実際のところこわばっている人がたくさんいます。
 それは、下向き加減の姿勢でいる時間が長い人がたくさんいるということでもありますが、それ以外の要因も考えられます。

 頭長筋がこわばった状態になりますと、下顎を引いたような状態になります。頸椎(首)に対して頭部(後頭骨)は少し後にずれます。さらに頭長筋の付着部である後頭骨の前面は下を向くように少し回転しますので、後頭部は上がった状態になります。

 この状態では、喉元が詰まったような状態になるのと同時に、後頭部~後頚部の筋肉(後頭下筋群)が張って頸椎の前弯が乏しくなりますので、ストレートネック状態になってしまいます。
 さらに後頭部には大きな穴が空いていて、そこを脊髄が通過していますが、脳幹や小脳に血液を供給する椎骨動脈の流れも悪くなる可能性があります。すると、脳神経の働きが鈍くなったり、その他の脳機能が低下する可能性も考えられます。(「脳神経の働きと椎骨動脈」参照)

 頭長筋がこわばっいることによって眼の見え方が低下する、瞼が落ちてきて眠たそうな顔になる、顔面神経の働きが低下して顔の皮膚がたるんだり、眼を最後まで閉じることができなくてドライアイになってしまう等といった不調や不具合になっている人を現実に知っています。

頭長筋がこわばる理由

 私の頭長筋も少しこわばっています。毎日のように頭長筋をゆるめるストレッチをしていますが、それでも少しこわばった状態になってしまいます。仕事柄、うつむき状態になることが多いことが原因に一つであると考えられますし、現代に生きる私たちは遙か遠くを眺めるような、そんな暮らしではなく、何かにつけ近いところを見ることが多いので、頭長筋や舌骨筋群がこわばりやすいと考えることができます。

 ところで、頭長筋が非常に強くこわばっている人がいます。そして、そのようなタイプの人は、背中を丸めた姿勢で座り仕事をしている時間の多い人のようです。
 例えば、椅子に座ってすっかり背もたれに寄りかり、骨盤をグニュッと寝かせたような姿勢のまま首を前に出したり、上半身を前に屈めるような動作をしますと、自ずと下顎が引かれ、奥歯がかみ合って喉元に力が入った状態になってしまいます。

 骨盤が後ろに倒れた状態では、重心の位置が自ずと坐骨より後側になってしまいますが、すると腹筋でからだを支えることはできなくなります。
 ですから、上半身を屈めたり首を前に出す動作を背中側の筋肉で支えるようになります。すると、その反動のようにして胸~首の前面~顔に力が入るようになってしまいます。
 呼吸もしづらくなりますが、これが私たちのからだの仕組みであると言えます。つまり重心が後ろにある状態では、自ずと頭長筋や喉元の筋肉は収縮状態になって(こわばって)硬くなってしまうのです。

重心の位置と頭長筋

 写真の女性は左膝の状態が不完全な状態です。その状態でも毎日5000歩ほど歩いていますが、その影響もあってか両方の足首の在り方に少し問題があります。
 座った状態では重心が坐骨の後側にあります。骨盤が倒れているわけではありませんので、一見背筋が伸びて姿勢が良いように見えるかもしれません。
 骨盤が寝ている状態ではありませんが、重心が後ろにありますので、やはり背中側の筋肉を主体的に使って姿勢を保っています。そのため、背中が少し反って後から何かに引っ張られているような感じになっていますが、その力に対抗するように、口元と顎関節辺りにはキュッと力が入っています。それによって姿勢を保っているような感じに、私には見えます。
 この重心が後側にある状態のまま、天井を見るように上を向いてもらいました。(右側)
 私には、上の向き具合が中途半端に見えますし、首前面の筋肉が緊張して筋張った感じになっているように見えます。
 つまり、苦しそうで、この状態を長くは続けられないように感じます。

 次に、10分ほど施術して足首の状態を改善しました。それが次の写真です。
(専門的には、強くこわばっていた足裏の短母趾屈筋などをゆるめただけです。)

 座位での重心位置が元々より少し前に来て、ちょうど坐骨に乗る感じになりました。(これでもまだ「良い状態である」とは言えないのですが)
 背中側に力が入っている感じはなくなり、口元や顎関節からも力が抜けた状態になりました。(重心の位置が変わるとこんなに簡単に力が抜けるのです)
 そして上を向いてもらいましたが、先ほどとは違ってしっかりと天井を見ることが出来ましたし、首前面の緊張も感じられなくなりました。
 舌骨筋群のは伸び、そして頭長筋もゆるんだので、易々と天井を見ることが出来るようになったのです。

 上の写真は、左側が施術前で重心が坐骨の後にある状態、右側が足首を10分ほど施術した後の状態です。
 頭長筋の変化を説明するために、前屈みになった状態で正面を向いてもりました。普段、ここまでの大きな動きを行うことは少ないと思いますが、頭長筋や舌骨筋など喉元の筋肉がこわばってしまう原因を理解していただきたいと思い、あえて大げさな事例としました。

 頭長筋は顔を下に向ける筋肉ですから、顔を上に向ける筋肉が拮抗筋となります。具体的には後頭部と後頚部繋いでいる後頭下筋群です。
 拮抗関係にあるということは、反対の働きをして相手の働きを助ける意味合いがあります。頭長筋が収縮して顔を下に向けようとしたときには、拮抗筋である後頭下筋群がゆるんで伸び、顔を下に向ける動作を応援します。あるいは、後頭下筋群が収縮して顔(頭)を上に向けますが、拮抗筋である頭長筋が今度はゆるんで伸び、後頭下筋群が収縮しやすいように働きます。

 さて左側の写真では、重心が後方にありますので、頭長筋はこわばった状態=収縮した状態になっています。この状態で上半身を屈め、後頭下筋群を収縮させて顔を上げ、正面を向こうとします。本来であれば、頭長筋がゆるむことで後頭下筋群の収縮を応援するわけですが、頭長筋はこわばったままですので、後頭下筋群はスムーズに収縮することができません。ですから、後頭部では後頭下筋群の収縮が中途半端な状態になり、同時に喉元では頭長筋が伸びたくないと抵抗しますので、後頭部も喉元も硬直したような状態になってしまいます。それでも無理に顔を上げようとしますと、それは無理を強いることになりますので、筋肉や骨格を傷める可能性が生じます。

 他方、右側の写真では上半身を屈めようとしたときに重心の位置が坐骨から恥骨側(前方)に移ることができますので、腹筋を使って前屈みの姿勢を支えることができます。すると胸~首(の前面)~顔にかけてリラックスして筋肉の伸びが良くなります。つまり、前屈みの姿勢でも頭長筋はゆるんだ状態になります。ですから、後頭下筋群の収縮を拮抗筋である頭長筋が応援(補助)できる理想的な状態になりますので、楽々正面を見ることが出来るようになります。

 これまでも幾度となく重心移動の大切さを説明させていただきましたが、本当に大切なことなのです。
 頭長筋に関しては、単純ですが、重心が前に移動すれば筋肉がゆるみ、重心が後ろに移動すれば筋肉が収縮すると言うことができます。
 ですから、座位での重心が坐骨の後ろにある人、立位での重心がかかとにある人は「頭長筋がこわばりやすい生活を送っている」と言うこともできます。

頭長筋のこわばり状態を改善するために

 私たちは毎日の暮らしの中で、大変多くの運動をしています。食べることの一噛み一噛みは運動ですし、言葉を発することも運動ですし、座り心地を変化することも‥‥すべては運動です。
 その運動が大きいか小さいか、あるいは非常に小さいかに関わらず、運動することは重心を移動することでもあります。
 ですから重心移動がない状況での、あるいは上手くできない状況での運動や動作は理屈に反していることになります。合理的ではありません。

 私は骨格と筋肉を整え、からだを整えることが仕事ですから、重心移動がスムーズにできない状況のからだを整える術を知っています。
 しかし、専門家ではない普通の人にとっては、なかなか難しい問題であると言えます。まず、ご自分の重心が何処にあるのかを感じて知ることも難しいかもしれません。

 ですから、「重心位置が何処にあるか?」とか「重心移動ができているか?」ということにこだわらずに、日々の暮らしの中での注意していただきたいことを申し上げます。

①座った状態では、しばしば骨盤を立たせるようにする
 座位での重心が後ろにある人は骨盤がグニャッと寝ている状態になっている傾向があります。いわゆる「背中の丸まった状態」です。
 このような人は、しばしば骨盤を立たせるようにして、坐骨の後側から前側に重心が移動する感覚を養って欲しいと思います。そして、骨盤を立たせる運動を続けることで、いつの日か、それが普通の状態になるようにしていただきたいと思います。
 ただし注意として、骨盤が寝ている状態で恥骨側に重心を移動しようとしないでください。自分では重心を移動したつもりでいても、ただお腹を前に突き出しているだけになっている可能性があります。そして、それは横着です。
 元々横着だったので、骨盤が寝た状態のままいろいろな作業をしていたのかもしれません。これを機に、横着を止めて、からだを正しく使うようにしてみてください。寝ている骨盤(仙骨)を立たせる運動を行ってください。

②正しい正座を取り入れましょう
 正座は私たち特有の文化ですが、そこにはやはり理由があると私は思っています。
 私たちの骨盤は諸外国の人達に比べて後傾している傾向があると言われています。つまり、元々骨盤が少し寝た状態になっているわけですが、それゆえに椅子に座ると、ついつい骨盤を倒して背中の丸まった姿勢になりやすいのかもしれません。
 この話題の詳細は別にさせていただきますが、多くの人が椅子に座ったときに、骨盤にからだを委ねることが出来ません。無意識に、内股に力を入れて座位の姿勢を保つようになってしまいます。姿勢を正そうとしますと、脚に力を入れて背筋を伸ばすようになりますので、反り腰気味になりますし、首や肩に力が入ってしまうのです。
 ところが、このような人に、正しい正座をしていただきますと、反り腰状態は消え、首や肩からも力が抜けるようになります。ここで言う「正しい正座」とは、茶道や華道、柔道などの武道できちっと座る正座の状態のことです。反対に悪い正座とは、やはり骨盤が寝て、背中を丸め、ダラーッとした座り方のことです。
 きちんとした正座をしますと、後傾気味の骨盤が自然と補われて、恥骨側(つまり臍下丹田のところ)にエネルギーが集中します。ですから、楽な状態で姿勢良い状態を保つことが出来るようになります。
 私は施術中、しばしば正座の状態になりますが、そうすることで集中力が高まり施術に没頭しやすくなります。ですから、静かな集中力を必要とする茶道や華道などでは、私たちとっては正座が最も適しているのではないかと思います。そして、なかなか諸外国の人達には、このことは理解させれないかもしれません。
 ですから、一日の中で正しく正座する時間を設けて欲しいと思います。そうすることで、恥骨に力が集まるとはどういうことかが理解できると思いますし、正しい正座の状態から立ち上がったり、横に動いたりするときに腹筋が使われることがどういうことか、が理解できるのではないかと思います。
 ただし、長時間の正座は、足首の外側が伸びたり疲弊したりする可能性もありますので、それには注意してください。

③足首を柔らかくしましょう
 前回の投稿(食欲不振‥‥飲み込めなくて=嚥下の不調)でも紹介しましたが、足首の硬い人がたくさんいます。
 「足首が硬い」とは足首を保持するためのいくつかの靱帯が硬く縮んだ状態になっていること、そして足首周辺の筋肉や筋膜がこわばったり縮んだ状態になっているということですが、それによってふくらはぎの骨(脛骨と腓骨)が下に引っ張られ、膝関節が歪んだ状態になっています。膝小僧が目立ったり、膝の裏側が腫れぼったくなっていたり、硬くなっていたりするのは、そのことの現れです。
 足首が縮んだ状態になってふくらはぎが下に引っ張られた状態になりますと、当然太股も下に引っ張られ股関節が歪んだ状態になります。そして後傾気味の骨盤が、さらに後傾してしまいますので、重心が後側に行ってしまいます。

 実際、写真で紹介した高齢の女性に対して行った施術は足裏で硬く縮んでいたいくつかの筋肉を指圧したり、ストレッチしてゆるめただけでした。左側の写真の通り、元々骨盤が立っている状態でしたから、重心の位置を少し前に移動するだけの作業でしたので、足首の骨格を良い状態にして膝の在り方を改善しただけでした。

 足首には内側と外側に“くるぶし”がありますが、それがグッと下に落ちて靴に当たってしまうような人が多くいますが、そのような人達はここで取り上げたような状態です。ですから、足首周辺の筋肉と靱帯をゆるめて“くるぶし”があがるようにしていただきたいと思います。
 そしてそのためには、前回も紹介しましたが、下の写真のような足首回しの運動を行ってください。


 筋肉は同じ状態を長く保持することが苦手です。つまり収縮し続ける状態、あるいは伸ばされ続ける状態が苦手です。
 私たちの呼吸が呼気と吸気を交互に繰り返すように、筋肉も収縮と弛緩伸張を交互に繰り返していられる状況が理想です。ですから、その状態をなるべく逸脱しないように私たちは注意しなければなりません。
 そしてそのための秘訣は、(何度も繰り返してしまいますが)重心が思いのままに易々と移動できる状態を築いて保つことだと私は考えています。

 今回は、マイナーでほとんど耳にしないような筋肉を取り上げました。この目立たない小さな筋肉が縮んでいようが伸びていようが「それがどうかした?」と思う人も多いかと思います。しかし、私の目絡みますと、私たちが楽に生きるためには大切な筋肉です。

 難しくて解りづらい内容になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

足つぼ・整体 ゆめとわ
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 「食が進まない」「食欲がない」「食べるのに苦痛を感じる」といった状態を一般的に食欲不振と言うのかもしれません。
 私はこれまで「食欲不振」と聞きますと、すぐに「胃の不調」を連想していました。膨満感や胃もたれ、胃下垂などをはじめ、胃が硬くなっている、胃が動かないなど、胃の不調や不具合による症状はいくつかあります。
 また、歯や歯茎、顎や顎関節の状態が悪くて食物をそしゃくすることができない類の食欲不振もありますが、このたび、食物を飲み込むことに苦労したり、苦痛を感じることも食欲不振の一つであることに気がつきました。

 食物を飲み込むことを嚥下と呼びますが、私たちが何も考えることなくごく普通に行っている食物のそしゃくから嚥下までの一連の動作は、実はとても複雑で微妙です。
 多岐にわたる要素が絡み合っている複雑な専門領域に、一整体師である私が云々するのはおこがましい気持ちもありますが、一つの情報として、専門家や悩んでいらっしゃる方々の役に立てれば幸いだと考えています。

 私の仕事は骨格筋を主に扱う分野ですから、骨格筋から見た嚥下動作の説明になりますが、それは「喉の動き」のことでもありますので、発声にも通じるところがあります。

喉の動きに関わる舌骨下筋(胸骨甲状筋と甲状舌骨筋)

 食事で食物を噛み砕いてから飲み込むまでの概略を簡単に説明しますと、以下のようになります。(詳しくはこちらを参照してください。)

  1. まず食物を噛み砕いてそしゃくし、唾液を混ぜて柔らかくします。食物が飲み込める状態になったものを食塊(しょっかい)と呼びます。

  2. 食塊ができますと、それを舌を使って口の奥の方(咽頭)へ送りますが、このときに舌先を挙げることが重要です。舌先を口蓋(口の中の天井)につけることができませんと、食塊の送り込みができませんので、いつまでも口の中に食物が残ってしまいます。
     いくら噛んでも、なかなか咽頭部分に食塊を送ることができないために、食べることが苦痛だと感じている人は、この段階が上手くできない状態なのかもしれません。

  3. ここから飲み込みの段階に進みますが、舌がしっかりと口蓋に付き、さらに舌が口蓋を押し上げるとともに喉頭と舌骨が引き上げられる動きが重要です。
     私たち人間は、息が通る気道と食物が通る食道が咽頭で交叉する構造になっています。普段は息が通る気道(喉頭)が開いている状態になっていて食道は塞がれた状態になっています。
     ところが食物(食塊)を飲み込む段階になって舌骨と喉頭(甲状軟骨)が上前方に引き上げられますと、自然と喉頭に蓋がされて気道が塞がり、食道への通路が開くようになっています。
     この仕組みによって食物は気道の方ではなく、間違いなく食道の方に進むことなっているのですが、喉頭と舌骨が上がりきることができない状態になったり、喉頭(気道)を塞ぐ蓋(喉頭蓋)の働きが悪かったりしますと、気道に食物や唾液が流入してしまう誤嚥が起こってしまいます。

  4. 食塊が食道に進みますと、舌がゆるんで舌骨と喉頭は下がります。そして3の段階で塞がれていた鼻腔と咽頭のつながりが解放され、喉頭も開いて気道が確保されますので鼻呼吸ができる状態に戻ります。
     ただし、咽頭から食道に食塊を進める段階では、喉(甲状軟骨)をしっかり下げる力が必要になります。この力が弱い状態ですと、唾を飲み込むのもスムーズに行うことができないと感じてしまいますが、要になる筋肉として胸骨甲状筋(きょうこつこうじょうきん)と甲状舌骨筋(こうじょうぜっこつきん)の働きが大切です。

甲状軟骨と胸骨甲状筋と甲状舌骨筋

 私たちが普段「のど仏」と表現している部位は、専門用語では甲状軟骨(の中の喉頭隆起)と呼びます。甲状軟骨の内部に声帯がありますが、気道を通過する空気を利用して声帯を振動させることで私たちは発声を行っています。
 また、声楽家の喉の動きに注目しますと、のど仏(甲状軟骨)を上下に非常に大きく動かしながら発声しています。その意味するところは私にはわかりませんが、声楽家の方々は自由自在にのど仏を動かすことができるのだと思います。ですから、つまり、発声にとっても甲状軟骨の動きは大切なポイントであると言うことができます。



 甲状軟骨はその上にあります舌骨と甲状舌骨筋や結合組織で硬く結ばれています。そして体幹とは胸骨からつながっている胸骨甲状筋で結ばれています。
 ですから、甲状軟骨が上下に動く現象は、甲状舌骨筋と胸骨甲状筋、さらに舌骨と体幹や下顎を結ぶ筋肉の伸縮によりなされるものです。

嚥下の初期段階
 舌は舌骨を出発点としていますので、食物を飲み込む嚥下の初期段階において、舌が口蓋を押しつけるように上がることは、舌骨と甲状軟骨が上がるということでもあります。
 つまり筋肉の働きとして重要なのは、舌骨を引き上げる舌骨上筋群、甲状軟骨を引き上げる甲状舌骨筋がしっかり収縮することです。そして、同時に体幹と甲状軟骨をつなぐ胸骨甲状筋と体幹と舌骨をつなぐ胸骨舌骨筋がゆるんで伸びることができる状態にあることです。

嚥下の終了段階
 次に嚥下動作の終了段階、つまりゴックンと食塊を喉から食道に送る段階では、上がっていた舌と舌骨と甲状軟骨がグーッと下に下がる必要があります。この動作がスムーズにできなければ、食物が喉でつかえたような状態になり、不快感を感じると思います。
 そして動作におけるポイントは甲状軟骨と舌骨を引き下げる働きをする胸骨甲状筋と胸骨舌骨筋がしっかり収縮することと、肩甲舌骨筋が収縮すること、そして舌骨上筋群がゆるんで舌骨が下がることの妨害にならないことです。

 ですから嚥下動作においては、甲状軟骨の動きに直接関わる胸骨甲状筋と甲状舌骨筋の状態は非常に重要であると言うことができます。そして舌骨の動きに関わる胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋、舌骨上筋群の状態も大切です。

筋肉の連動関係による影響

 ここで、胸骨甲状筋と甲状舌骨筋に的を絞って、その状態や働きついて考えてみます。
 喉を打撲したりして筋肉や組織が損傷した場合を除いて、胸骨甲状筋や甲状舌骨筋の状態が悪くなることは、なかなか考えにくいところです。
 ですから、何か別の理由で筋肉の働きが悪くなり、発声や嚥下動作に問題が生じたのではないかと考えてみます。

 私が観察したところ、胸骨甲状筋と甲状舌骨筋は股関節の恥骨筋、膝関節の中間広筋(大腿四頭筋の一つ)、足首の短趾伸筋と連動関係にあるようです。

 膝関節の状態が悪い、膝小僧(膝蓋骨)目立つ、歩くと股関節にズレを感じる、股関節から下がむくみやすい、太い、足首が詰まっているように感じる、足首がグラグラしている等々の症状があって、喉の調子も悪かったり、喉に違和感を感じたり、嚥下や発声に不満や不具合を感じている人は、恥骨筋や中間広筋や短趾伸筋の変調が症状の原因になっている可能性が考えられます。

 また、どのような仕組みでそうなるかはよくわかりませんが、歯茎が弱いことによって飲み込みが上手くできず、食べ物が口の中にいつまでもあるために食欲が減退している人がいます。
 Aさんは理由は定かでありませんが、下歯茎の左側が弱く、左側の下の歯列が内側に倒れている状態になっていました。
 そして、それによって左側の甲状舌骨筋がこわばり、甲状軟骨が斜め左上に歪んだ状態になっていました。甲状軟骨の左側が舌骨に近づくように上がった状態になっていたわけですが、すると自ずと胸骨甲状筋もこわばった状態になってしまいます。

 食べ物(食塊)を口の中から喉の方に送り込もうとするときには、舌先が上がることから動作が始まるのですが、舌を上げるためには舌骨と甲状軟骨が上前方に引き上がらなければなりません。
 ところがAさんの場合、左側の甲状軟骨は甲状舌骨筋がこわばっていることによって、常に引き上げられている状態になっていますので、それ以上引き上げる余地がありません。ですから、左側はなかなか嚥下動作に移れない状況になっています。つまり、極単に表現しますと、食べ物を飲み込もうとするときには、右側ばかりを使って動作を行わなければならない状況です。
 左右両方の筋肉で仕事しなければならないところを、右側の片方だけで処理しなければならない状態ですから、当然仕事の能力は低下します。食べ物を口の中でいくらそしゃくしてもなかなか嚥下に移れない状況が理解できます。

 Aさんに対しては左歯茎に原因がありましたので、歯茎の中でも最も弱っている部分を探し出し、そこに外側(体表)から指を当てて歯茎を回復させるような施術を行いました。
 そして、歯茎の状態から日々のセルフケアが必要だと思いました。
 「適切なポイントに指が当たりますと、唾がスムーズに飲み込めるようになります。ですからそうなるように、繊細な気持ちで施術ポイントを探し出してケアしてください」とアドバイスしました。

追記:
 この施術後2週間くらいしてAさんが来店されました。そして「めっちゃ食欲がでました」と喜んで仰いました。(内心、解っていたこととは言え)喜んでいただけたので、私も嬉しく思いました。
 また、本日は85歳の常連客の女性が来店されましたが、医学を勉強されているお孫さんから「誤嚥」を指摘されたと仰いました。本人の感覚では「これまでよりも喉が細くなって飲み込みがつかえてしまう」ということでした。喉元を確認しますと、右側の胸骨甲状筋がゆるんでいて甲状軟骨が斜めに歪んでいる状態でした。そして、その原因を探っていきますと、非常に硬くなっている足底(短母趾屈筋が主)にたどり着きまして、足底の筋肉をじっくりとゆるめました。するとそれだけで甲状軟骨の歪みはとれて胸骨甲状筋の状態も回復しました。そして唾の飲み込みも快調になりました。
 普段はほとんど歩かないのに、昨日まで3日間旅行に行って「歩いた」とのことでした。
 普段使っていない筋肉を使ったので、硬くこわばってしまい、それが甲状軟骨をゆがめる原因になっていたのです。
 「高齢者」「嚥下に誤嚥の不安」という条件が重なりますと、医学的に検査・治療の対象になるのかもしれませんが、その方法では治らないこと考えられます。
 それはそれとして、(医学的見地の中に整体的な観点がないわけですから)誤嚥や嚥下に不安を感じるのであれば整体的な観点での方法にも目を向けていただきたいと思います。

高齢者に対するケア

 加齢が進みますと、からだの機能は全身的に低下します。そして多くの人が介護を必要とする段階に進みます。
 実際のところ私は介護の現場を知りませんが、食事介助は大変だろうと想像します。なかなか食が進まない状況では、介助する人はずっと忍耐強く付き添っていなければなりません。本人も早く食べたいと思っても、口の中の食物が喉に向かっていきません。両者にとって食事の時間は苦痛なのではないかと思えてしまいます。

 そこで少し視点を変えて、先ほど申し上げました筋肉の連動を利用して、嚥下がスムーズに行えるようになる可能性を考えてみます。

 加齢が進み運動する時間が少なくなりますと足のむくみが強くなりますが、足首も硬くなってしまいます。現在80歳を超えている人が何人か来店されていますが、その人たちの10年間の経過を見ますと、ふくらはぎの筋力低下と足首が太く硬くなってしまった変化が如実にわかります。
 小学生の頃は平気でグングン回っていた足首も、大人になると硬く太くなってしまいますが、それは加齢と運動不足によるものかもしれません。

 胸骨甲状筋や甲状舌骨筋と連動関係にある足首、膝、股関節の筋肉は足首の硬さと深い関係にあります。(足首が硬くなりますとスネの骨を引き下げますが、そのことと膝、股関節は関係します)
 つまり「足首の硬い人は喉元も硬く動きが悪い」可能性があるということです。ですから足首をたくさん回して軟らかくすることは対策の一つとなります。

 ただし、足首を回しているつもりになっていても、足の半分から前ばかりが回ってくるぶしから踵にかけての足の後部分が回っていないようでは、いくらやっても無意味になってしまいます。この点に注意が必要です。

 椅子に座った状態、あるいはあぐらをかいた状態で、例えば左足首を回そうとしたときには、左手でしっかり内くるぶしの上辺りを押さえてスネ(脛骨)が固定された状態にします。そして右手で足裏を大きく掴み、そしてゆっくり大きく踵まで一緒に回るように足首を回します。特に内くるぶしと親指を繋ぐラインが伸びるように心がけていただきたいと思います。
 回し始めの段階では、足首の靱帯や筋肉が硬い状態ですから、思うように足首は回らないと思います。ところが粘り強く、ゆっくりと、なるべく大きく回しているうちに、少しずつ靱帯や筋肉がゆるみ始めますので、やがて大きく足首を回すことができるようになります。
 そして、最初はスネと足がくっついているように感じていた状態が変化し、やがてスネと足に足首(足関節)を境に分離感が生じるようになります。ゴキゴキとか、カクカクとか音が鳴り出すかもしれません。それは筋肉がゆるんできたことの現れですが、このような状態まで足首を柔らかくしていただきたいと思います。

 すると膝関節の状態もよくなり中間広筋の変調が良くなると思います。そして胸骨甲状筋や甲状舌骨筋の状態も良くなって、嚥下動作に改善が見られるようになると思います。

 また、高齢者の場合や、あるいは筋力低下の著しい場合などでは、胸骨甲状筋や甲状舌骨筋はじめ、舌骨や舌の動きに関係する筋肉の働きが悪くて、嚥下がスムーズにできなくなっていることも考えられます。
 このような場合は、直接喉周辺を手当てする手段も考えられますが、筋連動の仕組みを利用して、足首や膝の働きが強まるようにする方法も考えられます。
 歩くこと、階段をゆっくり降りること、ステッパーなどを利用して足首を鍛えることなどは良いことだと思います。

 歩くことで足腰の筋肉を良い状態に保つこと、食物をたくさんそしゃくすることは私たち人間にとってとても重要であることが、嚥下動作を通しても知ることがきると私は感じています。


 嚥下動作に不具合あって誤嚥を招いたり、喉の動きが悪くて言葉を発するのが億劫になってしまったりするのは、高齢者や要介護の人ばかりではありません。
 若い人でも、食欲が湧かない、言葉を発したくない、と思っている人はいます。それは性格が関係しているかもしれませんし、精神的・心理的要因が関係しているかもしれません。
 しかし、そういうこととは全く関係なく、今回取り上げましたように骨格筋の状態に問題があるだけの場合も考えられます。
 悩まれているへのメッセージとして、どうぞ、そのことも頭の中に入れていただきたいと思っています。

足つぼ・整体 ゆめとわ
電 話  0465-39-3827
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 「頭の天辺が痛くて、軽く触れるだけでも痛みを感じるんだけど、それっておかしいのかな?」と質問されました。

 その人は電気工事関係の職人で、腰痛や膝痛などの症状で月に一度くらいのペースで来店されていますが、今回は左の顎関節が痛くなってしまい、開けることもできないし、食事で噛むこともできないという症状でした。
 腕力など力を使う仕事でもあり、窮屈な姿勢で作業を行うことも多いようですから、つい噛みしめたり食いしばったりしてしまう状況が想像できます。ですから、常に顎の筋肉(そしゃく筋)がこわばっているために顎の動きが悪くなっている状況は予想できます。
 「そのような状態が酷くなったのかな?」などと思いながら施術を始めましたが、結論としては、噛みしめや食いしばりによる影響はあったものの、根本的な原因は頭頂部の筋膜がとても硬くなっていたことと頭頂部が尖ったように歪んでいたことでした。

 このブログでは何度も書いていますが、現代医学の一般的(?)見解では、頭蓋骨は顎関節を除いて、骨と骨が「不動結合」によって結びついていますので、「ほとんど動かない」とされています。ところが私のように毎日いろいろな人の頭を触っていますと、頭蓋骨の骨は容易く動くことが実感できます。
 動く距離(幅)はとても短いですが、頭蓋骨の関節は動くようにできているとことがわかります。

 今でも"たんこぶ”と呼ばれるのかどうかわかりませんが、その職人さんの頭頂部は少しブヨブヨしていて”たんこぶ”のように感じられる膨らみがありました。
 頭の天辺には「百会(ひゃくえ)」という大切なツボ(経穴)がありますが、そこを中心にブヨブヨ感がありまして、何かが「溜まってしまっている」と感じました。そしてその底の部分と頭蓋骨との境はピーンと張っていましたので、確かに「ここに触れると痛いだろうな」と思いました。

 この部分は頭蓋骨で言いますと、左と右の頭頂骨が関節している部分です。その関節を矢状縫合(やじょうほうごう)と呼びますが、この人の場合、左右の頭頂骨が矢状縫合に向かってぶつかり合うように力が働いていることが感じられました。
 ブヨブヨに関しまして、私は左右の頭頂骨がぶつかり合って頭頂部の骨格が細く(狭く)なってしまったので筋膜が余った状態になり、そこに水分が溜まったのではないかと感じました。
 つまり、余ったような状態になった筋膜の下に水分が溜まり、それがブヨブヨとした"たんこぶ”に感じられ、頭頂部が尖って見える原因になっているのではないかと思います。

 ですから、ぶつかり合っている頭頂骨の状態を本来の状態に戻すことができれば、頭部の尖りや頭頂部の痛み、"たんこぶ”のような膨らみは解消されると思いました。

 ところで、この職人さんの訴える症状は"顎の痛み”ですから、顎関節の不具合と頭の尖りとの関係について説明させていただきます。

 体表にあるそしゃく筋には、側頭部のこめかみ周辺で頭痛を引き起こす側頭筋(そくとうきん)と、耳の前から下顎のエラに繋がっている咬筋(こうきん)があります。顎関節周辺がガチガチに硬くなっていると感じる場合は、側頭筋と咬筋が強くこわばった状態になっていることがまず考えられます。
 ですから、顎関節が開かないという症状がある場合は、まず側頭筋と咬筋のこわばりを解消するような方法をとります。
 さらに口の中には内側翼突筋(ないそくよくとつきん)と呼ばれるそしゃく筋があります。内側翼突筋は頭蓋骨の中心部にあります蝶形骨(ちょうけいこつ)と下顎のエラの内側を繋いでいて、食事で硬いものを噛みしめるときなどに力を発揮します。
 ですから、単に噛みしめや食いしばりの癖などによって側頭筋、咬筋、内側翼突筋がこわばった状態になり、伸びることができない状態になりますと口を大きく開けることができなくなります。

 しかし、この職人さんの場合は「食事で噛んでも痛む」という症状ですから、単純に噛みしめや食いしばりの癖による問題だけではありません。
 「噛んで痛む」状況は、口の中の内側翼突筋がしっかり収縮できない状態になっていることが予想されます。グッと奥歯に力を入れて噛もうとしたときに筋肉が縮んでくれないので痛みを出してしまう状況です。

 何らかの原因によって、下顎が通常より上に引き上げられた状態になっているので、内側翼突筋がたるんでしまい上手く収縮できない状況になっている可能性が考えられます。
 そして、頭の尖りが原因の一つになっている可能性が疑われます。

 例えば、頭皮も含めて頭部の筋肉や筋膜が収縮したままのこわばった状態になってしまいますと、下顎が上に引っ張り上げられた状況になります。
 この状況では顎を開く動作もしづらくなりますが、口の中の内側翼突筋は少したるんだ状態になってしまいます。筋肉はたるみますと収縮する動作に支障がでますので食事の際、奥歯で力強く噛み砕く動作ができなくなってしまう可能性が考えられます。
 そして、私はそのような状況になっている可能性が高いと考えて施術を始めました。

頭の尖りを修正して解決

 例えば考え事が多くて頭を使いすぎたりしますと、頭皮や頭部の筋膜がこわばって頭が硬くなり、頭重や頭痛を感じることがあります。ストレスの多い人もこの傾向があるかもしれません。
 しかし、この職人は肉体労働の人ですし、考え事で頭を使いすぎるタイプでもなさそうです。「最近、ストレスや悩み事などで頭をたくさん使ってますか?」とストレートに尋ねてみました。すると案の上、「そんなことはない」との返事でした。
 しかし、頭蓋骨はあきらかに中心(矢状縫合)方向に力が向かっていて尖っています。
 その原因はともかくとして、左右の頭頂骨に手をあてて、外側に少し開くような力を加えて縫合関節のストレッチを行いました。
 「詰まっている関節を開いて空気の通りを良くする」、そんなイメージの施術です。強い力を加えますと縫合関節が伸びてしまい別の問題を引き起こしますので、力加減は大切です。

 矢状縫合は長さが15㎝程度ですが、それを丁寧に少しずつ場所を変えながらストレッチしていきました。全部で20分くらいかかったかもしれません。
 施術を進めていますと次第に頭頂部の尖り具合が改善していきました。そしてブヨブヨして“たんこぶ”のような状態になっていたものも解消されていきました。

 その他に、噛みしめによる咬筋と側頭筋のこわばりへの施術、からだの歪みからくる下顎の変位を整える施術なども行いました。そして、顎関節の調子も良くなり、強く噛むこともできるようになりましたが、ポイントとなったのは頭部の尖り状態を改善したことでした。

季節による影響?

 上記の症例は一月前(一月下旬)のことですが、その後も頭の尖りによる影響で症状がでている人が何人か来店されました。
 そして注意深く観察しますと、頭が尖っているというほどではないですが、頭頂骨が矢状縫合に向かっている人が現在もけっこういらっしゃいます。

 花粉症が始まったこの時期は、鼻(鼻骨)の下がっている人がたくさんいます。そして、それは胸の状態と関連性があるのですが、鼻骨が下がったことで鼻腔粘膜の働きが悪くなり、花粉やその他の物質に対する処理能力が低下していることも要因の一つかもしれません。
 
 鼻骨が下がるのは季節的影響によるものだと私は考えているのですが、今回話題にしています頭の尖りも同様に季節的なものなのかもしれません。そして、両方とも胸(胸骨)に関係があるように私は感じています。胸は全身のセンサーであり、環境変化や心情変化の一々に反応するようです。胸が膨らんだり、扁平したり、内向きになって閉じるような状態になったり、高揚して大きく開いていたりと変化しますが、その影響で鼻骨が変化したり、頭頂部が変化したりする現象が現れるのではないかと考えています。

 もし、ご自分の頭頂部を触って「尖っているかも」と感じるようであれば、両手を頭頂部の頭頂骨にあてがい、矢状縫合を少し開くようなイメージでストレッチすると良いかもしれません。
 頭のモヤモヤが軽減したり、目尻から顎周りにかけてスッキリするかもしれません。ただし、強い力は使わないでください。気持ちよく、心地良くストレッチする感じで行ってください。

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 前回のブログ(体調を整える 呼吸編)で取り上げました、喉の硬さが原因で頭の働きに問題があった青年が一月半ぶりに来店されました。
 今回はその後に出てきた課題について取り上げます。

 私はこれまで発達障害と診断(?)された小学生を数人見てきました。たった数人のことですから、私の見解は間違っているかもしれませんが、彼らのことがずっと頭に残っています。
 発達障害と評価される基準がどのようなものか私は知りませんが、私から見て、本当は発達障害ではなく、単に脳の働きが悪いだけなのではないだろうか、と思うこともあります。あるいは、少しの間もじっと座っていられないのは、単に骨盤が座ることに耐えられない状態なのではないだろうか、と思うこともあります。
 そうであるならば、発達障害と診断して他の子供たちと違う接し方をしたりするのは、その子の心になにがしかのマイナス因子を生じさせてしまうのではないかと考えてしまいます。
 心の奥に残ってしまったマイナス因子、つまりトラウマのようなものは克服するのがなかなか大変だと思います。
 そんな面も含めて、今回の内容を読んでいただければと思います。

 彼は前回の来店時とは違って、とても落ち着いた表情をしていました。前回は「自分の頭ではないような気がする」と言っていましたが、今回はそんな状況ではありませんでした。ですから、前回の施術は合っていたのだと思いました。
 今回来店された彼の目的は、
「短期記憶が苦手で、相手から聞いている事柄を覚えていなければと思いつつ会話をしていると、途中から頭がついていけなくなってしまい、覚えていようとしていた記憶さえわからなくなってしまう。」
「相手に自分の言いたいことを説明するのが苦手」
という状況を改善したいとのことでした。

 前回は喉元の硬さが原因で、顔が下がり、呼吸が悪く、さらに蝶形骨(ちょうけいこつ)がズレていて脳の働きが悪く前頭葉で考えることができなった、という説明をさせていただきましたが、私としては「どうして喉が硬くなってしまったのか?」という疑問を残したままにしていましたので、それも含めて改めて彼の全体的な状態を確認することから施術を始めました。

呼吸状態の改善

 前回は詳しく書きませんでしたが、彼の呼吸状態が悪かった直接的な原因は胸郭が下がっていて、かつ、外肋間筋(息を吸うときに収縮)の働きが悪かったために、深く息を吸うことができない状態になっていることでした。
 ですから、呼吸の問題を改善するためには、①胸郭を上げることと、②外肋間筋の働きを良くすることが必要でした。

 ちょっと専門的になりますが、胸郭を上げるためには、頭部から胸に繋がっています胸鎖乳突筋、首の斜角筋、肩甲骨と胸郭を繋ぐ小胸筋、そして胸骨舌骨筋など舌骨筋群がしっかり働ける状態になっている必要があります。

 そして外肋間筋は息を吸う時に働いて肋骨を上に引っ張り上げますが、それによって胸郭が膨らむようになっていますので、息を吸うときに作動する筋肉と連動して働く仕組みになっています。つまり、胸鎖乳突筋や斜角筋などの働きが悪い状態ですと、外肋間筋の働きも悪くなっています。

 彼の喉は以前ほどではありませんが、まだまだ硬くこわばった状態になっていました。前回の施術でこわばり状態を解消しましたが、この一月半くらいの生活の中で徐々に硬い状態に戻りつつあることが解りました。
 喉仏の部分は軟骨状になっていますが、専門的には甲状軟骨(こうじょうなんこつ)と言います。そして甲状軟骨の下部には甲状腺があります。
 彼の甲状軟骨の部分は硬くこわばっていましたが、その下の甲状腺がある部分は反対にゆるんで腑抜けのような状態になっていました。

 「どうしてここがゆるんでいるのだろう?」というのが私の次の疑問です。前回の施術では時間の関係で「喉のこわばり」までしか追求できませんでしたが、今回はその先を追求することにしました。
 すると、胸骨のちょうど第4・5肋骨が繋がっている辺りの筋膜が腑抜けのような状態になっているのを見つけました。そして、その部分に手を当てて手当てしていますと、その部分の腑抜け状態が少しずつ良くなり、それに合わせるように甲状腺の部分のゆるんだ状態も良くなっていきました。そして喉元のこわばりがゆるみ始め硬さが取れていきました。
 「胸の問題かぁ‥‥」と直感しました。

 彼の場合、喉元がこわばっていたことによって、顔が下がり、頭部が後ろに歪んでいたので前頭葉にイメージを浮かべることが苦手でした。
 前回の施術では、それが頭の働きが悪かった原因ではないかと私は思いました。
 ところが、今回の施術では、そのさらなる原因として胸の問題、すなわち心の問題が絡んでいることが解ったと私は思いました。

 そして、さらに、彼の呼吸を悪くしている原因として左肩の亜脱臼状態を見つけました。
 本人に尋ねたところ、肩を脱臼した覚えはないとのことでしたので、おそらく幼い頃の体験だったと思われます。小さい子はお父さんなどに両腕を委ねて、ぶん回されたりする遊びが好きですが、関節の柔らかい子供たちはその時に脱臼しても何事もなかったかのようにすぐに元の状態に戻ってしまうので記憶には残っていないことがほとんどです。しかし、それによって肩関節がゆるんでしまい、そのまま成人になっている人もたくさんいます。

 私が想像するに、彼は幼い頃の左肩脱臼によって呼吸状態が悪くなりました。それによって頭の働きが低下して他の子供たちに比べて発達が遅いように感じられ、それが本人にとって無言のプレッシャーとなって蓄積し、心の晴れない状況がずっと続いたのかもしれません。
 それが現象として胸(胸骨上の筋膜)のゆるんだ状態として現れ、それを補うために無意識に喉に力を入れるようにして何とか生きてきたのではないかと、そんなふうに感じました。
 以上は、まったくの私の個人的見解ですから、間違っているかもしれませんが、実際に胸のゆるみを改善しますと、喉のこわばりも取れ、頭の歪みも改善して全身の状態が良くなりました。

言葉をイメージに変換する

 彼の今回の来店の目的である「短期記憶が苦手」「説明することが苦手」という状態を改善したいという要望についてですが、最初、私はどう解釈したらよいのだろうか? と考えました。
 このような要望をダイレクトに訴える人はなかなかいません。
 ところが、彼のからだについて諸々考え直してみますと、言葉をイメージに変換することと、イメージを言葉に変換することが苦手なのかもしれない、その状態を改善すればよいのかもしれないとの考えに至りました。
 彼はとても真面目で、さらに苦手意識もあったためにか、誰かと会話しても、その言葉を言葉として頭に記憶しようとしているのかもしれません。
 言葉を言葉として記憶するためには、通常は「反復」や「意識的な集中」が必要だと思います。相手の言葉に注意深く集中しながら頭に記憶しようとしている間に、相手の言葉はどんどん先に進んでしまうので頭がついていけなくなってしまう、そんな状況になってしまうのではないでしょうか。「短期記憶が苦手」というのは、そういう状況のことなのではないかと私は考えました。

 私事ですが、若い頃の私は電話番号を覚えるのが得意でした。私はダイヤルを回すアナログ電話がまだまだ残っていた頃の世代ですが、電話番号は実際にダイヤルを回すイメージを頭に描いて覚えていました。
 また、そろばんも習いましたが、暗算はそろばんを前頭葉にイメージして行っていました。
 つまり、記憶することとは情報を絵(ホログラム)に変換する作業であり、そのホログラムが頭の中に記憶されるのではないかと思いますし、考える、あるいは熟考する作業とは記憶されたホログラムを前頭葉に引っ張り出してきて、あれこれイメージを展開する作業なのではないかと思うのです。
 ですから、彼の「短期記憶と説明が苦手」という訴えに対しては、前頭葉がもっともっと効率的に使える状態にすることが必要なのではないかと考えました。
 耳から入ってきた言葉の情報が自然とホログラムになって前頭葉に現れる状態ができれば、短期記憶の改善という要望に応えられるのではないかと考えました。
 また、前頭葉にイメージしながら考え事(思考)を展開することができれば、それを言葉に変換する作業が「説明する」ということですから、「説明が苦手」という状況も克服できるのではないかと考えました。

 科学的に脳は右脳と左脳に分けられていることは多くの人が知っていると思います。それぞれ得意分野があって、イメージ脳と言語脳という表現で分けられていたりします。
 しかし私は別の区分けとして、頭には働く場所があって、額(前頭葉)はスクリーンのような役割していてイメージを展開する場所であり、記憶を貯蔵する場所は頭の後ろの方であると感じています。
 ですから私の施術は、この観点で頭蓋骨を整え、からだを整えることになります。 

 施術の詳細は省きますが、呼吸を整えるために行った胸への施術と左肩を安定させる施術に加え、頭蓋骨をもっと繊細に整えました。
 施術の間、彼はほとんど寝ていましたが、呼吸の状態、胸の動き、顔の緊張感が取れる状況、蝶形骨の位置などを観察しながら施術を行いました。

 言葉や文章では伝えられませんが、「前頭葉にイメージを構築して思考できる頭の状態」というのがあります。
 寝ている彼を起こして、何かを問いかけたときに、頭がどのように使われているかを注意深く観察することでそのことが解ります。

 彼の頭は、前頭葉にイメージできる状態になったと判断しましたので、施術を終えました。
 それから数日して、母親からメールが届きました。彼がとても楽になって、快適に過ごしているとの内容でした。彼の要望は叶えられていると安心しました。


 今回の話しも、学術的専門家や科学者の人達からしますと「眉唾」「嘘」と受け取られるかもしれません。しかし、私にとっては「私の真実」です。

 これから花粉症の季節、鼻炎と頭蓋骨の歪みにもある程度の関連性があります。
 次回も頭蓋骨に関する話しをさせていただこうと考えています。

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