ゆめとわのblog

ホームページとは違った、より臨場感のある情報をお届けしたいと思っています。 また、テーマも整体の枠を飛び出してみたいと思います。 ホームページは以下です。 http://yumetowa.com/ お問い合わせはメッセージ欄でお送りください。

カテゴリ: その他 意見

 整形外科のリハビリや整骨院、接骨院などでの治療では低周波治療器(一般にいわれる“電気をかける”)がよく使われています。家庭用としても広く販売されている治療器ですので誰もが“からだに良い作用をもたらす”と認識していると思います。ところが使い方によってはからだを損傷することがあります。また低周波治療器に限らず、光線や高周波、レーザーなどでも同様だと思います。

①一日の終わりに、入浴後、殿部から太ももにかけて低周波治療器をあてマッサージがわりに使っていた方がいました。使い始めから少しの間は良かったようです。しかし、しばらく使い続けているといつの間にか坐骨神経痛の症状が現れだしました。
 その方が来店された目的は坐骨神経痛を改善することでしたが、原因について心当たりを尋ねても「思い当たることがない」ということでした。何らかの原因がなければ坐骨神経痛のような症状を起こすことはないと考える私は、いろいろとお尋ねし会話の中で原因を探ろうとしました。すると毎晩低周波治療器を太ももの外側にかけていたということでした。それは十分原因として考えられることです。最初は軽い坐骨神経痛の症状だったはずですが、低周波治療器を使い続けているうちにどんどん筋肉がやられてしまい、重度の神経痛になってしまった例です。

②これまで家庭用の低周波治療器は使ったことがなかった方が、結婚式の引き出物で手に入れたので、どんなものかと思い、膝の不調が良くなればと思い、説明書に書いてある通りに膝関節の上と下に器具をあてて使用してみたところ翌朝になって膝が腫れだし、数日すると歩くこともままならなくなってしまいました。その方も「まさかあれ(治療器)が原因だとは思わなかった」と仰いました。

③坐骨神経痛になったので会社近くの治療院に何度か通われた方は、その治療院で言う“特殊な電気治療器”を毎回使用されたそうです。最初は“効いているのかな?”と感じたそうですが、次第に症状が悪化していき神経痛の痛みで満足に眠ることもできないほどになりました。痛み止めを毎日飲まなければ過ごせなくなり、いろいろな治療院、大学病院などを訪れても痛みが和らぐことはありませんでした。
 私のところに来店されてからも最初の2週間(5回くらい)は、症状が改善される兆候がでてきません。それでも原因と対策について細かくお話しし、我慢強く来店されることを勧めました。一月くらい経つと痛み止めは飲まなくてもすむようになり、座ること以外は痛みを感じることも少なくなりました。2ヶ月くらい経つと長時間座り続けること以外は普通に暮らせるようになり、3ヶ月くらいすると2週間に一度くらいの来店ペースになり、それ以降は月に一度2~3回来店されましたが、最初の来店から半年くらいですっかり良くなりました。症状が悪化の一途をたどっているときは「一生治らないのでは?」と思ったそうです。

④整形外科で受けた低周波治療器によるリハビリの後、脚を動かすことがほとんどできなくなってしまった方もいます。膝関節のお皿(膝蓋骨)の位置がおかしくなってしまい、膝関節が動かせなくなり、脚にも力が入らなくなってしまったのです。たった15分ほどの、それも病院で受けた治療でそうなってしまいました。おそらく扱う人が治療器のあて方を間違ったのでしょう。

⑤ショッピングセンターのデモンストレーション販売で売られている高電圧健康器具(椅子)にお試しで何度か座ってみた方は、その後膝関節がおかしくなりました。それから降圧剤を出してもらっているかかりつけの内科クリニックで光線による治療を何度か受けましたが膝の調子は改善しません(内科でどうして膝の治療をするのかわかりませんが)。本人はお試しの健康器具も光線治療も膝がおかしくなった原因だとは思っていませんでした。私は光線治療は避けるように言いました。しかし医師から勧められると断り切れないと仰いましたので、かかりつけとは言え、しばらくは通院しないように言いました。

からだは電気仕掛け
 私たちのからだには微弱ですが電気(電磁波)が流れています。それはからだに流れているエネルギーの一つです。心電図や脳波計などは電気の流れを測定するものですから、このことが理解されるのではないかと思います。
 電気の流れに滞りがなければ細胞は順調に働きますが、流れが停滞したり乱れたりしますと細胞の働きが悪くなるため様々な不調が現れると考えることができます。治療器として使われる、低周波、高周波、レーザー、光線、遠赤外線、放射線、これらはすべて電磁波ですから、結局のところ、からだに流れている電気、あるいは細胞を構成している原子や分子や電子に働きかけて治療を行い健康を維持増進させようというものであるということになります。
 ですから使われる電気治療器が良い作用をもたらせば、不調や不具合の改善、健康の維持増進につながります。しかし反対に悪い作用をもたらせば、健康を損ね、からだに不調や不具合が現れる原因になってしまいます。
 そしてこのことは非常に重要です。使い方を誤ればからだに悪い影響をもたらすという認識が欠けていますと、良かれと思って使った治療器が上記のようにからだに損傷を与えてしまうからです。ところが多くの治療家はそのことを深く考えていないのが現実かもしれません。

 私は施術においてこれら外部から電磁波を与えるような治療器は一切使っていませんが、しばしばダイオードを使います。ダイオードはラジオなど電気製品の基盤に使う部品で、電気の流れを整える整流器です。それ自身は電気的な何かをもたらすわけではありませんが、乱れている電気の流れを整えてプラスからマイナスへ電気がスムーズに流れるようにするものです。
 
ダイオード

 ギックリ腰や肉離れなど筋肉や筋膜が損傷した部分、筋肉が伸びてしまって働きが悪くなってしまった部分は局所的に電気の流れが乱れていると考えられます。筋肉を動かすための神経伝達は電気信号の伝達に他なりません。ですから電気の流れが悪い部分がありますと、その部分の筋肉はうまく作動できません。あるいは神経伝達が大丈夫でも、その部分の細胞が働けないため筋肉が収縮できなくなります。
 ギックリ腰をした翌朝ベッドから起き上がろうとすると、腰に力が入らなくて起き上がることができなかったりするのはこのような状態です。部分的に筋肉が収縮できない、つまり力を発揮することができないのです。腰や骨盤はからだの中心ですから、そこに一部分でも力が発揮できないところができてしまいますと全身に影響がでます。肩関節の筋肉を伸ばしたり損傷しますと、全身に影響が出ることはありませんが、腕を上げることができなかったり、腕がすごく重たく感じたりしてしまいます。いわゆる四十肩、五十肩の症状です。
 こんなとき、その損傷している部分の体表にダイオードを貼ります。すると、それまでの状態が嘘だったかのように動けるようになります。瞬時に変わってしまうのです。ただし損傷した部分にピッタリ当たらなければなりません。1㎜のずれは大丈夫かもしれませんが3㎜場所がずれると効果はまったくありません。損傷した部分は内部であり体表から見ることはできませんので、触覚をたよりに探し出すしかありません。
 そしてダイオードの向きを反対に貼ってしまいますと、効果がないばかりか、症状がもっと悪化してしまいます。単なるギックリ腰だったものに坐骨神経痛の症状が加わったりしてしまいます。
 つまり電気の流れが良くなるように補えば筋細胞の働きが良くなってからだは改善に向かいますが、体内電気の流れに逆行するようなことをすると筋肉が働けないばかりかからだを壊す方向に向かってしまうということです。私が使うダイオードは方向を間違ったとしてもすぐに貼り直せばすむことですが、電気治療器を10分、15分と使用した場合は、“時すでに遅し”となってしまう可能性が高まります。
 その治療器の使い方が合っているか間違っているかは、筋力テストをすればすぐにわかることです。つまり治療器のスイッチを入れたときに、膝なら膝の、それまでの筋力よりも荷重に耐える力が増しているのか、あるいは筋力が弱くなってしまうのかを確認するだけですむことです。“Oリングテストもどき”をしてみてもよいと思います。仮に筋力がスイッチを入れる前より弱くなっているなら、それは間違ったやり方をしているということですから、やり直して筋力がアップする場所を探したり、あるいは電気の力を調整する必要があります。体内電圧の微弱さを考えますと、低周波治療器はなるべく弱い力の方が良いように思います。筋肉がグワングワンと動くような強い力は良くないのではないでしょうか。

電気治療器は面でやられてしまう
 例えば、腰が“ギクッとした”、”ピリッとした”というギックリ腰などでは、損傷の度合い(強さ)はまちまちでも、損傷範囲はとても小さいことがほとんどです。損傷した範囲は㎜単位の大きさがほとんどでしょう。ですから手当てをする部分も局所であり、ダイオードがピタリとあたれば劇的に効果が現れます。あとは傷が修復されるまでの時間が違うだけだと言ってもいいでしょう。(筋膜や筋肉の深い部分、あるいはじん帯まで損傷しますと完治するのに時間がかかりますが、表層の筋膜部分だけの損傷であれば改善するのにそんなに時間はかかりません。)
 ところが電気治療器で損傷を受けますと、その面積は広くなります。損傷の度合いが軽いとしても、面積が広いので施術には手間と時間がかかります。上記②の家庭用の低周波治療器を試しに一回15分だけ使った方は、膝を挟むように大腿部とスネに治療器の低周波治療器の端子を当てたのですが、その間の距離、30㎝近くの筋・筋膜が全部疲弊していました。それによって太ももから膝下にかけて前面も後面も水が溜まって腫れてしまいました。その疲弊した部分を回復させるまでに5回ぐらいの施術が必要でした。面積が広いのでダイオードは使えませんし、施術以外ではテーピングをするくらいしかできません。
 坐骨神経痛になって特殊治療器で施術された方は、背中~太ももの裏側膝上の部分まで全部ダメでした。ですから施術の回数も増え、ある程度の回復までに3ヶ月という時間がかかってしまいました。

 この記事を読んでくださる方には、例えば治療院や整形外科で電気治療器を使われた場合、スイッチが入ったときに少しでも“イヤな予感”がしたら、その治療を拒否していただきたいと思います。
 電気治療器は良い方向に作用する場合もあれば、反対に症状を悪化させる場合もあること、そして悪化したときには回復までに時間がかかってしまうことをわかっていただきたいと思います。
 病院や治療院でこのような話をされてもまったく無視されると思いますが、実際にそういう弊害に遭われた方を見ていますし、損するのはご自分ですので、断固たる態度で拒否していただきたいと思います。

補足:
 ダイオードは大きさ3㎜厚さ1㎜くらいのものを使っていますが、ピップエレキバンなどを体表に貼り付ける絆創膏を使用しています。ですから「エレキバンですか?」と聞かれたり、「置き針みたいなものですか?」と聞かれたりしますが、まったく違います。エレキバンは磁気を発生していて磁気による治療効果を期待したものですし、置き針は鍼灸治療の理論に則った治療効果を期待したものです。しかしダイオードは、それ自身電気的にも磁気的にも何も発生していません。ですから治療効果を期待したものではないのですが、結果として筋肉の働きが改善される効果があるというものです。
 そしてこのようなものは他にもあります。アロマの精油、色、単なる絆創膏‥‥。手のひらなど絆創膏を貼ることができない部分などには、油性のサインペンで小さな点を描くだけで効果があるときもあります(どの色にするかは選ばなくてはなりませんが)。
 誰もが知っていることですが、私たちの物質としてのからだは原子が集まったものです。原子の集合体ですから電子はグルグル回り続けていますので当然電気的ですし、放射線もレーザー光線も内在していることになります。レーザー治療、電気治療は私たちのからだに内在しているエネルギーに働きかけて症状を改善しようとするものだという認識がもっともっと必要ではないかと思ったりします。
 私は個人的には、外部からエネルギーを与えて、つまり電気治療器具を使って施術や治療を行うことよりも、内在しているエネルギーが自ずから順調に流れるようにからだを調整する方が好きです。

 心や精神の状態が体の働きや調子に影響を及ぼしたり、体の調子が精神面に影響を及ぼすことは、私たちが毎日体験していることです。ですから、これは当然と言えば当然のことなのですが、科学的、医学的にはその関連性の仕組みがすっかり解明されているわけではありません。
 心理的に落ち込むことがあると体が重く感じ、持久力も集中力も低下してしまうのはどうしてなのか? 風邪を引いて体の調子が悪くなると、心が弱くなってやる気が低下してしまうのはどうしてなのか? 私たちの誰もがこういうことを経験しているにも関わらず、未だ科学は“どうしてなのか?”に対して明確な答えを出していないように思います。

 さて、心や精神の働きによって私たちの思考が生まれるとします。一方、体(肉体)は物質ですから、そうしますと、心と体の関連性は思考と物質の関連性に置きかえることができます。将来的に、思考が物質に変わり、物質が思考に変わるということが科学的に証明できるようになれば、心や精神面が体に影響を及ぼし、体が心理面・精神面に影響を及ぼすということが明らかになり、私たちの“心と体の健康”に対し科学的にも医学的にも研究がもっともっと進むのだと思います。
 残念ながら今はまだ、思考と物質の関連性に関して答えを出せずにいますので、原因がわからない病気に対しては「気のせい」とか「思い過ごし」のような、患者にとっては不愉快な、とても曖昧な診断が非常に多くなっているのではないかと思います。

 ところで、私たちの筋肉を働かせるには神経の働きが必要です。脊髄損傷などで神経の伝達が途中で途絶えてしまうと、足を動かそうと思っても足を動かすことはできません。ですから脳と体を繋ぐ物質として神経(神経伝達物質)があることがわかります。
 もう一つ脳と体を繋ぐ物質としてホルモンがあります。ホルモンは体にいくつかある内分泌腺から血液中に分泌されるわけですが、それを最終的にコントロールしているのは脳の中の下垂体です。
 ホルモンにはたくさんの種類がありますが、それ自体は卵のようなものであり、卵の黄身の中に暗号化されたメッセージ(命令)が書かれていると考えられているようです。その卵が血液の中を流れていき、必要とする細胞に受け取られると、細胞はメッセージを解読しその命令に従って働き出します。例えばステロイドホルモンは体を修復し、炎症を抑えて癒すための物質ですが、副腎皮質という内分泌腺でつくられます。体が傷ついてステロイドホルモンが必要な状況になったとき、脳下垂体は副腎に対して「ステロイドホルモンをつくって分泌せよ」というメッセージの入ったホルモンを分泌します。副腎はそのホルモン(命令書)を受け取ると、副腎皮質においてステロイドホルモンを製造し始め、どんどん血中に流し始めます。やがてステロイドホルモンが全身に回り、その役割を果たして体の損傷が癒えますと、今度はステロイドホルモン分泌中止の命令書が再び脳下垂体から副腎に対して分泌されステロイドホルモンの製造が終了します。こんな要領で脳下垂体、つまり脳は全身の細胞の働きをコントロールしていると考えられています。
 ですから脳と体を繋ぐ物質として神経伝達物質とホルモンがあることがわかります。それでは、思考と脳の関係、つまり思考が神経伝達物質やホルモンに変換されることが解明できれば、心や精神面と体との関連性が解ることになりますが、それは今後の科学の進歩に期待するほかありません。

 しかしながら、脳は神経以外にホルモンによって体をコントロールしていることは解っていますし、私たちの耳に馴染んでいる“ステロイド”、“卵巣ホルモン”、“甲状腺ホルモン”、“女性ホルモン”などの物質は本来的に脳のコントロールによって分泌されていて、それは私たちの思考にも関係があるという認識はしっかりと持っていた方がよいと思います。
 病院ではアレルギーや様々な炎症を抑える薬としてステロイドホルモンが飲み薬や外用薬として処方されます。ステロイドについては過去から現在に至るまで様々な見解がなされていますが、知っていただきたいことは、それは本来“脳の命令によって副腎で製造される物資である”ということです。個人的な見解としては、ステロイドの使用はあくまで一時的なものにし、常用はなるべく避けるべきであると考えています。常用によって常に血中にステロイドが存在している状況になりますと、脳からの命令や副腎の働きに異常が生じる可能性が考えられるからです。

 私の母はリウマチを患い、数年にわたり投薬による治療を行ってきました。その薬の中にはステロイドが含まれていました。昨年末に大学病院に入院し退院しましたが、その後の処方薬の中にも少量ながらステロイド薬が入っていました。退院後の様子については以前に記しましたが、3月に入っても時々頭がフワーッとして目が霞み、血圧が高くなる症状がでました。血液検査のデータではリウマチの状態は改善されていたということもあり、ステロイドを飲むことを止めさせました。これには私なりの確認方法で、ステロイド薬が体の働きを弱めているということが確認できたからです。“リウマチは改善されたし、ステロイドは体の働き(筋力)を弱めている”ということで止めたということです。(リウマチが改善されていなければ、飲み続けてもらったと思います)
 そして、それまで続けていた毎朝のマッサージの中に、副腎の働きに関係するマッサージを加えました。足の反射区の副腎の場所は、東洋医学の“湧泉”というツボの場所と一致しますが、そこを丁寧に指圧するマッサージです。それと“万能のツボ”とされる“合谷”への刺激です。量は減ってきたとは言え、長年飲み続けてきたステロイドを止めることに当初は不安も感じましたが、そのことによる弊害は一月近く経った今もまったくありません。そしてそれまで時々あった血圧の上昇と、頭がフワーとして目がかすむ状態も見られなくなりました。認知症の方も、普段接している感じでは症状がとても小さくなったように感じています。
(ちなみに、3月末に病院の先生から電話をいただき、リウマチの方は寛解したということでした。完治ではないが、臨床的に問題ないという意味だそうです。もう通院は必要なくなりました。)
 
内分泌腺

 ホルモンについてはまだまだ解っていないことがたくさんあるようです。医学的に胸腺はホルモンを分泌していないとされていますが、米国の大金持ちの中には“若返り”のために胸腺ホルモンを注射しているという話も聞いたことがあります。胸腺は胸骨の裏側にあって子供の頃に一番発達するが、思春期頃から萎縮し始め成人になると働いているのかどうかも解らなくなってしまうそうです。脳の松果体からはメラトニンというホルモンが分泌されていますが、それ以外の働きは良くわかっていません。しかし、霊性を追求している人たちにとって胸腺や松果体は非常に重要な働きを担っていることが遙か昔から知られています。ヨーガにおける7つのチャクラは、副腎、性腺、膵臓、胸腺、甲状腺、松果体、脳下垂体といった人体の内分泌腺に対応していると考えられています。

 ステロイドは体を癒すためのホルモンですが、癒やしが必要な状態が多くなると血中にステロイドが溢れたような状態になるそうです。するといつの日にか体の細胞はステロイドの中毒になり、常にステロイドを要求する状態、つまり常に癒やしが必要な状態になるという話もあり、それが慢性的なうつ状態を招くのではないかという見解もあります。これらの真偽はともかくとして、思考と体をつなぐ物質としてホルモンが重要な役割を担っているのは、おそらく間違いのないことだと思います。

 私はセラピストとして胸腺について非常に興味があります。霊性の面では心臓のチャクラであり、東洋医学的には?中という特別なツボであります。整体的には、体が環境のいろいろを感じ取るセンサーの中心であると考えています。実際に体を触っていきますと、胸(胸郭)が閉じているときと開いているときがあって、それによって安心感が出たり、不安な気持ちになったりと心理面でも変化します。
 胸腺に関してはなかなか情報を得ることができませんが、いずれまた取り上げたいと考えています。

 母が昨年末に入院しました。リウマチの藥の飲み方を誤って専門用語では「リウマトレックスによる骨髄抑制、汎血球減少」という病名がつきました。つまり白血球、赤血球などの血球が異常に減少してしまったということです。それによって激しい口内炎になり、水を飲むことすら痛くてできなくなり、免疫力が非常に低下した状態になりました。
 母は現在76歳ですが、それまでリウマチによる膝関節の変形で膝に痛みを感じる以外はまったく健康な状態でした。頭の方は、物忘れは年齢相応にあるものの呆けた感じもありませんでした。ところがこの症状がでてからは一気に強い認知症の状態になりました。会話がまともに成立しない状態で、10秒前に言ったことも忘れてしまいます。17日間入院していましたが、その間は程度はちょっと良くなりましたが、やはり認知症の状態でした。退院して3週間になります。口内炎もすっかり治まり、食事も普通に摂れるようになって、今はとても健康的です。痛みを感じていた膝の調子もよいようで、毎日のように一人で買い物に出掛けます。認知症の状態もだいぶ改善してきましたが、ちょっと前の記憶を取り戻すのが苦手な状態はそのままです。
 病院の方では入院当初から認知症の状態だったので、すっかり認知症の患者として見ているようですが、私はなんとか元の状態に戻って欲しいと考え、これから自分なりに取り組んでいきたいと考えています。“自分なりに”ということは“整体的に”ということになりますが、これから益々後期高齢者が増え認知症を患う人たちも多くなりますので、どこまでできるかわかりませんが少しでも参考にしていただければと思い、このブログに記していきたいと思っています。

 年末の30日に母は退院しました。自宅に戻ってからは私が母の薬を正確に飲ませる役です。薬カレンダーを購入し、一週間分を朝・昼・晩と仕分けし、ホワイトボードに当日の日にちと曜日を大きく記載し、普通の人ならまず間違えることはない状況にしました。ところが最初の3日間ほどは、薬を飲むことすら覚えていません。出先から電話を入れ「藥飲んだ?」と確認すると「ご飯食べたら飲むよ」と応えながらも、飲み忘れてしまう状態でした。この先「一体どうなるのだろう?」と心配になりましたが、お粥ではなく普通のご飯が徐々に食べられるようになってからは、私が釘を刺さなくてもちゃんと自分で正確に飲むようになりました。やはり咀嚼、噛むことが如何に大事なことかと改めて認識しました。
 今は退院してから3週間が経ちましたが、何も知らない人から見ると、年齢の割にはしっかりとした健康な人に見えるかもしれません。話し方も動作もごく普通です。ところが思考回路はまだ混乱しているようです。10秒前のことを忘れてしまった当初に比べれば認知症の状態もとても良くなりましたが、1時間前に話したことなのか、昨日話したことなのか、その時間的感覚が混乱しています。今朝はリンゴが3個買ってあることを確認しあったのに、わざわざリンゴを買いにスーパーに行ってしまったりするという状態です。脳のどこかに働きの悪い部分があって脳全体の回路が混乱しているのかもしれません。
 体の方はとても元気です。入院する前より元気になったと思います。先ほどまで暮れる夕陽を見ながら二人で30分ほど散歩をしてきましたが、足取りもしっかりしていて歩き方も早くなりました。心も軽やかになったようで、子供のように無邪気な感じもでてきました。これはもしかすると認知症になった良い影響かもしれません。過ぎたことを引きずらなくなったのかもしれません。

 入院先だった大学病院の先生は認知症の専門医ではありませんが「直前の記憶がなくなってしまう認知症はたちが悪いかもしれない」と仰ってました。その言葉が気にはなっていますが、心配に心を使ってもしかたがないので、良くなることだけを考えて母と向き合い、自分のできることを精一杯やっていきたいと考えています。

 私は脳の働き具合、つまり思考回路の状態を確認する一つの手段として、暗算で九九をやってもらったりします。3×1=3、3×2=6‥‥と最後まで言葉に出さないで頭の中だけでやってもらい、そのスピード加減を観察します。暗算している最中はその人の頭蓋骨をそっと触っていますが、計算が始まると頭の内部で血液が回り出すのを感じとることができます。そして脳の状態のよい人は血流速度と神経伝達速度が速いのか、非常にスピーディーに軽やかに暗算が終了します。頭蓋骨がずれているなど脳内の血流が悪い場合は時間がかかります。そして母の場合、退院してしばらくの間は時間がかかるばかりでなく、3×2の次は3×4になってしまったり、九九がまともにできない状態でした。思い(意志)と脳の回路が食い違ってしまっていたのだとおもいます。それいらいまだテストは行っていませんが、今はもう少し良くなっているのではないかと思います。

 脳のどこかに血液がまともに届いていないので、そこの回路の働きにむらができているのかもしれません。少し前までテレビを見ているとハッキリ見えているかと思うとぼやけてきたりする波があったり、音の聞こえ方も大きくなったり小さくなったりと波があるようでしたので、脳の働きに波があって良くなったり悪くなったりしていたのかもしれません。そんなふうに考えると脳に血液が順調に届くようにすること、脳の温度が低くならないようにすること、そして脳がスッキリする何かを取り入れることなどが対策として浮かんできます。

 インドの伝承では一日の中で清らかな、浄化の時間帯というのがあります。朝も夕方も6時を中心に日の出、日の入りの時間帯は神聖な時間とされています。ですからできるかぎり都合をつけてその時間帯に一緒に散歩するようにしています。私のところは西に富士山が大きく見えますので、田んぼ道を歩きながら富士山の方に太陽が沈んでいくのを眺めています。本人も「気持ちいい!」と言います。今日は結構速い速度で30分ほど歩くことが楽にできました。
 脳内の温度は内臓の温度と同じなので、お腹が温まるように手と足の小腸の反射区を念入りに揉みほぐします。深部温度が低いとその部分が硬くなっていて最初はとても痛がりますが、ほぐれていくと気持ちよくなり、いつの間にか寝てしまいます。
 脳内の血流を整えるためには頭蓋骨を調整するわけですが、これはもう少し経ってからにしようと思っています。今はまだ入院前の体重に戻っていませんので、あと一週間位してからかな、と考えています。

 また経過を報告していきたいと考えています。

 私の母(76歳)がこのたび緊急入院しましたが、その原因はどうも薬の飲み間違いのようです。彼女は数年前よりリウマチが発症しまして膝が変形膝関節症になっています。都内の病院に通い投薬による治療を続けていますが、その後リウマチの方はかなり良くなっています。
 ところが先月の中旬以降、膝の状態が悪化し歩くとき力が入らなくなってきました。私が施術をして2~3日の間は状態が良くなるのですが、その後また駄目になるという状態を何度か繰り返し、やがて口内炎ができ食事が思うように摂れなくなってしまいました。物忘れが急にひどくなり、口の中から出血が見られるようになり、まったく食べることができなくなってしまいました。「これは単なる体調不良ではないな」と思い近くのクリニックを受診しました。血液検査の数値を見て医師はビックリし、緊急で東海大病院に入院することになりました。白血球の数値が1000ということで非常に感染症を起こしやすい状態で、肺炎にでもなれば死に至ることもあり得る状態だったということです。
 リウマチの治療薬として5種類くらいの薬を服用していましたが、どうも強い薬を飲みすぎてしまったようです。その作用で血球(白血球・赤血球・血小板)が減ってしまい、免疫力が大幅に低下したようです。入院してからはその薬の作用を除去する点滴を行い、今は状態もだいぶ良くなってきましたが、血小板が減っている影響で口の中は常時出血している状態です。

 それまでは膝に不安と痛みが少しあるものの、あとはとても元気に暮らしていた母が急にこのような状態になってしまったわけですが、改めて薬というのは功罪ともに作用が強いものだということがわかりました。飲まないですむものなら飲まない方がいいですし、多くの人たちが薬を服用している今日、みんな気軽に考えてしまいがちですが、もっともっと注意深く考えなければいけないものだというとがわかりました。

 ここに来るお客さんの中には「もう頭痛薬も効かなくなったので来ました」という方がしばしばいらっしゃいます。ということは頭痛薬を毎日のように服用していたということです。いくら副作用のない安全な薬であったとしても、常用していれば薬の成分がちょっとずつでも体の中に蓄積していきます。“塵も積もれば山となる”のことわざ通り、いつか体調に変化をもたらす危険性を排除することはできないはずです。
 また高齢になると寝つきが悪くなるため、睡眠導入剤や睡眠薬を常用している人がたくさんいます。私が調べたところ睡眠薬のほとんどは筋肉の働きを弱めるものです。ですから常用していればやはり日に日に体の力が弱まっていきます。
 確かに私のところでは4700円(60分)掛かりますので、負担が大きいと思われるかもしれませんが、それでもって頭痛薬や睡眠薬の常用を回避することができるならば、そちらの方が良いのではないかと、私は内心いつも思っています。

 私の母は後期高齢者ですが、最近になって物覚えが鈍くなってきたと訴えるようになってきました。リウマチの影響で膝関節が変形し、歩行に少し支障があるもののそれ以外は、体はまだまだしっかりしているし、頭の回転が目立って鈍くなっているというほどではありません。
 ところが時々「今のことはすぐに忘れてしまうのに昔のことは鮮明に思い出す。」と私にとって気になることを言います。そして整体のお客さんと話していても、高齢者の方はこれと同じような話をします。
 以前に、数人のお客さんに集まってもらい、体の働きについていくつかの実験をしたことがあります。その実験の一つに“筋力テスト”がありました。いろいろと状況を変えてみて筋力がどう変化するかを体感する非常に簡単なテストです。
 “瞳を右に向けると力が抜ける(=筋力が低下する)なら、普段右を見ていることが多い”
 “噛みしめる癖を持っている人は、歯を噛みしめた状態にすると筋力が低下するが、噛みしめて硬くなった筋肉を指圧してほぐすと、噛みしめても筋力は低下しない”
などといった感じのテストです。
 そのテストの中で「昨日の晩ご飯を思い出してテストしてみてください」と言いました。すると全員の筋力が低下しました。私は以前からいろいろな人にテストをしていたので結果はわかっていましたが、皆さんにそれを体験として実感していただきたかったのです。

 思考が過去に向かうと体の力が少し低下します。細胞の働きが鈍ると考えてもよいと思います。それはどんな喜ばしい過去の出来事でも同じです。ただひとつ例外があります。過去の記憶でも時間と空間(場所)に関係ない出来事、つまり“いつ、どこで、何があった”という思い出し方をしないもの、すっかり夢中になって、あるいは無心になって没頭していた事柄で、今でも「今」に感じられるものを思うときは筋力が低下することはありませんでした。
 これはあくまでも私の推測ですが、“今、この時”に自分(の意識)があるときは体はしっかり機能しますが、意識が過ぎてしまった時間の中に入ってしまうと体の機能が多少なりとも低下してしまうのではないかと考えています。「未来のことを想像してみてください。」とテストしても、過去のことほどではありませんが、やはり筋力は低下します。
 スピリチュアル的に表現すれば、「今、この瞬間の中に力は秘められている」となるのでしょうか。

 母が「昔のことは鮮明に覚えているのに‥‥」ということは、そうではないかもしれないけれど、知らず知らずのうちに思考回路が過去に向かっているのかと危惧してしまいます。
 すると体の機能や体力が弱まる方向に回りだし、老化に加速度がついていくのかと思ってしまいます。ですから、「昔のことではなく、今のことをたくさん考えてみて」とか「平凡な毎日だけど、その中で興味をもつこと、何か夢中になれることを探してみて」とついつい話してしまいます。

 それが善いことでも悪いことでも、過去の記憶を手放せない人を時々見かけます。
 「過ぎたことを考えると治るものも治りづらくなるので、今何をすべきかを考えてはどうでか。」とさらりと言う場合があります。「そうねぇ」と一応は同意してくれます。それでも私たちはそう簡単に手放せないのですね。それが現実かもしれません。
 それでも私はセラピストとして、やはり「今が大切です」と言わせていただいています。

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