ゆめとわのblog

ホームページとは違った、より臨場感のある情報をお届けしたいと思っています。 また、テーマも整体の枠を飛び出してみたいと思います。 ホームページは以下です。 http://yumetowa.com/ お問い合わせはメッセージ欄でお送りください。

カテゴリ: 呼吸

 呼吸に関係する筋肉と骨格の動きについて、今一つ理解できないので説明して欲しいという要望がありました。
 横隔膜が腹式呼吸の要であることは理解されているようですが、息を吸ったときに腹筋がゆるむということに合点がいかない様子でした。
 ですから、今回はその方の疑問に応える内容ですが、皆さんの参考になれば幸いです。

吸気と呼気

 呼吸は吸気と呼気の組み合わせのことですが、息を吸う過程は吸気であり、息を吐く過程は呼気です。
 一般に言われている「呼吸」は肺呼吸、または外呼吸のことですが、肺に空気を取り入れる運動と肺から空気を吐き出す運動であるとも言えます。

 ところで、私たちの肺にはほとんど筋線維は存在しないと言われています。ですから、肺は自身の力で膨らんだり縮んだりすることはできません。周辺筋肉の働きや骨格の変化に依存して膨らんだり縮んだりしています。

 肺の周辺骨格は胸郭であり、肋骨と背骨でできている籠のようなものですが、胸郭の底面には胸部(肺と心臓と食道)と腹部の境界となる横隔膜があります。
 横隔膜は筋肉ですが、弛緩しているときは天井が高くなったドーム状の形をしています。そして収縮しますと天井が降りてきて平らに近づく仕組みになっています。

 肺活量の高い人は肺の中に5000cc以上の空気が入りますが、からだの大きさをほとんど変えることなく、どのようにしてそれだけの空気を肺の中に取り入れるのかは、ちょっとした人体の不思議です。

横隔膜と肺の容量

 さきほど横隔膜が胸部と腹部の境になると申しましたが、胸郭内部の容量を拡げる一つの方法は、横隔膜を収縮してドーム状になっている天井を下げることです。
 単純に考えますと、それによって肺が下の方に拡がることができますので、その分だけ空気を取り入れることができるようになります。
 また、横隔膜に接している胃や肝臓は圧迫されてお腹が前に膨らむようになりますが、これはこれで重要な意味があります。

胸郭(肋骨)の動きと筋肉

 肺を膨らませる方法のもう一つは胸郭の容積を増やすことです。
 そして、その具体的な方法は胸郭の厚みを増すことです。

 胸郭を形成している肋骨の間には外肋間筋と内肋間筋があります。外肋間筋は収縮することで下位の肋骨を引き上げる働きをします。そして、内肋間筋は収縮することで上位の肋骨を下方に引き下げる働きをします。



 上図の左図のように通常時胸郭を形成している肋骨は腹側に向かって斜め下向きの状態になっています。
 吸気の動作に移ったとき、外肋間筋が収縮して下位肋骨を引き上げますが、外肋間筋の筋線維は斜め前方に向かって走っていますので、収縮することで下位肋骨を斜め後方に引き上げるようになります。ですから、上図の中央図のように斜め下方に向かっていた肋骨が平らに近い状態になります。つまり、胸郭の厚みが増すようになるのですが、それは胸郭が拡がることを意味します。

吸気動作‥‥横隔膜と胸郭運動の合わせ技

 胸郭の厚みが増して胸郭が拡がることと、横隔膜が下がることの両方で胸郭内の容積が大きく増えるようになりますので、肺の中に空気がたくさん入るようになります。
 ただし、胸郭と骨盤との間には腹筋群がありますが、吸気の時に腹筋が弛緩伸張しませんと外肋間筋が頑張っても肋骨を引き上げることができなくなります。
 ですから、一連の吸気動作の中で腹筋の状態も重要な要素になります。

胸式呼吸‥‥胸鎖乳突筋と斜角機と小胸筋

 また、胸郭を引き上げる働きを行う筋肉には胸鎖乳突筋、小胸筋、斜角筋などがあります。解説書などによりますと、これらの筋肉は「吸気動作を補助する」となっている場合もあります。
 そして、胸鎖乳突筋は鎖骨と胸骨を、斜角筋は第1~第2肋骨を、小胸筋は第3~第5肋骨を引き上げる働きをしますので、一般に言われている「胸式呼吸」を行う働きに関係しています。

 瞑想とか、ヨーガとか、その他の修行的な呼吸法は別にして、ごく普通の日常生活を送る中では、胸式呼吸も腹式呼吸もどちらも重要です。
 ですから「どちらを優先させるように呼吸をしたら良いか?」という問いや発想は意味のないことだと私は考えています。

 私たちは言葉を喋りながら無意識に息継ぎをしますが、その時は腹式呼吸ではなく、瞬時に胸郭を引き上げて必要量だけ空気を吸い込む胸式呼吸が主体になります。その意味で、胸式呼吸は大切です。
 たとえばカラオケなどでテンポの速い歌を歌うときには、瞬間的な息継ぎが必要ですが、胸式呼吸が上手くできない状態ですと息苦しくなったりリズムについて行けなくなったりします。
 高齢者が伴奏のリズムと合わなくなってしまうのは、リズム音痴になったというよりも、思っている具合に胸式呼吸ができなくなってしまうからかもしれません。

腹式呼吸‥‥横隔膜が要

 椅子に座って休んでいるときや、横になっているとき、寝ているときなどは腹式呼吸の重要性が増します。
 腹式呼吸の要は横隔膜の運動になりますが、その収縮と弛緩の波(リズム)は全身のリズムにつながります。そして、そのリズムが足先、手先、頭部まで拡がることで骨格筋はそれに合わせてゆるやかに収縮し、また弛緩します。
 それは全身の波動を形成しますし、マッサージ効果をもたらします。ですから腹式呼吸がスムーズに行われることによって疲労回復やリラクゼーションが実現すると考えることができます。
 からだは、朝目覚めたときに本来は疲労が取れてスッキリしているはずですが、目覚めたときからからだが重くて疲労感を感じるようであれば、それは腹式呼吸が上手くできていないからかもしれません。

横隔膜の運動と内臓の関係

 また、横隔膜は収縮することで胃や肝臓や大腸(横行結腸)を圧迫しますが、横隔膜が弛緩することでこれらの臓器が圧迫から解放されます。
 この圧迫と解放をゆっくりと繰り返す状況は胃や大腸の運動につながる点で大切ですし、特に肝臓にとっては重要です。肝臓は静脈系の臓器です。ですから、周りの筋肉などの力を借りて内部の血液を動かしています。
 私たちの食べた栄養などは小腸で血液の中に吸収されますが、その栄養などを含んだ血液が肝臓に送られます。血中の有害物質は肝臓の中で解毒され、栄養物質は様々な化学変化を受けて私たちの細胞活動にとって必要な物質に変換されます。そしてその即戦力と化したエネルギーの高い血液が心臓に還り、動脈に乗って全身の細胞に分配される仕組みになっています。
 ですから、肝臓で処理された血液は速やかに心臓に還る必要があるのですが、先ほど申した通り肝臓は静脈系ですから、他の力に依存して血液を循環させなければなりません。そして、この時に横隔膜の収縮・弛緩による圧迫と解放が役立つことになります。
 それは乳搾り(ミルキングアクション)と同じ原理です。圧迫を受けたときにギュッと絞られ、心臓に向かって血液は送り出されます。ですから、肝臓の働きにとって腹式呼吸による横隔膜の運動はとても大切であると言うことができます。

 川などで水の流れが停滞しますと、澱んで害虫が発生したりします。ですから、清潔を保つためには水は常に流れていなければなりません。
 血管や臓器の中を流れる血液も同様に考えることができます。速度は別にして、血液は常に流れている必要があります。肝臓の中の血液はとてもゆっくり流れていますので、ちょっとしたことで流れが停滞してしまうと考えられます。ですから、尚更肝臓の働きに関係する横隔膜の運動には注意深くあるべきだと思います。
 そして、横隔膜を良い状態に保つためには、呼気の在り方が重要です。

呼気の重要性と筋肉

 肺呼吸における肺の働きで最も重要なことは、静脈血の中にある古い炭酸ガスを体外に放出して新しい空気から酸素を取り出して動脈血の中に吸収するガス交換を行うことです。
 ですから、炭酸ガスを含んだ古い空気は全部体外に出したいとです。肺の中に炭酸ガスを含んだ古い空気が残っていますと、肺の健康にとっても良くありませんし、ガス交換の効率を悪くしますので、なるべく古い空気は残したくありません。
 そして、そのためには呼気をしっかり行う必要がありますが、吸気時に収縮した筋肉が今度は弛緩・伸張する必要があります。
 つまり、横隔膜、小胸筋、胸鎖乳突筋、斜角筋、外肋間筋などです。

 ところで、たとえば歯ぎしりや噛みしめの癖を持っている人は胸鎖乳突筋や斜角筋が常にこわばった状態になっています。ですから上手く弛緩伸張できませんので、しっかりとした呼気動作を望むことができなくなります。
 あるいは、パソコン業務やスマホ操作などで母指をたくさん使っている人は外肋間筋がこわばっている可能性が高いので、いつも息を吸っているのと同じ状態になっている可能性があります。
 これらの人は内肋間筋を働かせて肋骨を下げ、胸郭を薄くして容積を減らそうとしても、なかなか思うようにいきません。
 また、お腹が冷えているなどの理由で腹筋の働きが悪い状態ですと、やはり胸郭を下げることができませんので、「最後まで息を吐く」ということができなくなってしまいます。

 苦しくなるまで息を吐き出しますと、何も考えなくても反動として空気はたくさん肺に入ってきます。それが私たちのからだの自己防衛能力です。
 ですから、呼気が上手く出来ない人に対しては、「吐ききったところから、さらに吐いてください! 腹筋を絞るように吐ききってください!」という練習をしてもらっています。
 呼吸が上手くできないと自覚している人は、「呼吸」は息を吸うことから始めると思っていますが、そんな人はまず吐くことから呼吸を始めるようにするのがよいと思います。「吐けば自ずと空気は入ってくる」、これが自然な在り方です。

 こういう練習を毎日繰り返していますと、次第に腹筋の働きも良くなり、胸が下がるという感覚が理解でき、やがて首肩や顎などから力が抜けるようになると思います。


 以上、呼吸運動に関して筋肉の働きと骨格の変化を中心に説明した来ました。
 しかし、心臓の拍動と同様に、呼吸とは生命体としての根本ですから、本来は何も考える必要のないもののはずです。理屈を考えながら呼吸を行うこと自体がおかしなことであり、現代社会に生きる私たちは、そのくらい自然界から逸脱してしまっているのかもしれません。
 

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 前回のブログ(体調を整える 呼吸編)で取り上げました、喉の硬さが原因で頭の働きに問題があった青年が一月半ぶりに来店されました。
 今回はその後に出てきた課題について取り上げます。

 私はこれまで発達障害と診断(?)された小学生を数人見てきました。たった数人のことですから、私の見解は間違っているかもしれませんが、彼らのことがずっと頭に残っています。
 発達障害と評価される基準がどのようなものか私は知りませんが、私から見て、本当は発達障害ではなく、単に脳の働きが悪いだけなのではないだろうか、と思うこともあります。あるいは、少しの間もじっと座っていられないのは、単に骨盤が座ることに耐えられない状態なのではないだろうか、と思うこともあります。
 そうであるならば、発達障害と診断して他の子供たちと違う接し方をしたりするのは、その子の心になにがしかのマイナス因子を生じさせてしまうのではないかと考えてしまいます。
 心の奥に残ってしまったマイナス因子、つまりトラウマのようなものは克服するのがなかなか大変だと思います。
 そんな面も含めて、今回の内容を読んでいただければと思います。

 彼は前回の来店時とは違って、とても落ち着いた表情をしていました。前回は「自分の頭ではないような気がする」と言っていましたが、今回はそんな状況ではありませんでした。ですから、前回の施術は合っていたのだと思いました。
 今回来店された彼の目的は、
「短期記憶が苦手で、相手から聞いている事柄を覚えていなければと思いつつ会話をしていると、途中から頭がついていけなくなってしまい、覚えていようとしていた記憶さえわからなくなってしまう。」
「相手に自分の言いたいことを説明するのが苦手」
という状況を改善したいとのことでした。

 前回は喉元の硬さが原因で、顔が下がり、呼吸が悪く、さらに蝶形骨(ちょうけいこつ)がズレていて脳の働きが悪く前頭葉で考えることができなった、という説明をさせていただきましたが、私としては「どうして喉が硬くなってしまったのか?」という疑問を残したままにしていましたので、それも含めて改めて彼の全体的な状態を確認することから施術を始めました。

呼吸状態の改善

 前回は詳しく書きませんでしたが、彼の呼吸状態が悪かった直接的な原因は胸郭が下がっていて、かつ、外肋間筋(息を吸うときに収縮)の働きが悪かったために、深く息を吸うことができない状態になっていることでした。
 ですから、呼吸の問題を改善するためには、①胸郭を上げることと、②外肋間筋の働きを良くすることが必要でした。

 ちょっと専門的になりますが、胸郭を上げるためには、頭部から胸に繋がっています胸鎖乳突筋、首の斜角筋、肩甲骨と胸郭を繋ぐ小胸筋、そして胸骨舌骨筋など舌骨筋群がしっかり働ける状態になっている必要があります。

 そして外肋間筋は息を吸う時に働いて肋骨を上に引っ張り上げますが、それによって胸郭が膨らむようになっていますので、息を吸うときに作動する筋肉と連動して働く仕組みになっています。つまり、胸鎖乳突筋や斜角筋などの働きが悪い状態ですと、外肋間筋の働きも悪くなっています。

 彼の喉は以前ほどではありませんが、まだまだ硬くこわばった状態になっていました。前回の施術でこわばり状態を解消しましたが、この一月半くらいの生活の中で徐々に硬い状態に戻りつつあることが解りました。
 喉仏の部分は軟骨状になっていますが、専門的には甲状軟骨(こうじょうなんこつ)と言います。そして甲状軟骨の下部には甲状腺があります。
 彼の甲状軟骨の部分は硬くこわばっていましたが、その下の甲状腺がある部分は反対にゆるんで腑抜けのような状態になっていました。

 「どうしてここがゆるんでいるのだろう?」というのが私の次の疑問です。前回の施術では時間の関係で「喉のこわばり」までしか追求できませんでしたが、今回はその先を追求することにしました。
 すると、胸骨のちょうど第4・5肋骨が繋がっている辺りの筋膜が腑抜けのような状態になっているのを見つけました。そして、その部分に手を当てて手当てしていますと、その部分の腑抜け状態が少しずつ良くなり、それに合わせるように甲状腺の部分のゆるんだ状態も良くなっていきました。そして喉元のこわばりがゆるみ始め硬さが取れていきました。
 「胸の問題かぁ‥‥」と直感しました。

 彼の場合、喉元がこわばっていたことによって、顔が下がり、頭部が後ろに歪んでいたので前頭葉にイメージを浮かべることが苦手でした。
 前回の施術では、それが頭の働きが悪かった原因ではないかと私は思いました。
 ところが、今回の施術では、そのさらなる原因として胸の問題、すなわち心の問題が絡んでいることが解ったと私は思いました。

 そして、さらに、彼の呼吸を悪くしている原因として左肩の亜脱臼状態を見つけました。
 本人に尋ねたところ、肩を脱臼した覚えはないとのことでしたので、おそらく幼い頃の体験だったと思われます。小さい子はお父さんなどに両腕を委ねて、ぶん回されたりする遊びが好きですが、関節の柔らかい子供たちはその時に脱臼しても何事もなかったかのようにすぐに元の状態に戻ってしまうので記憶には残っていないことがほとんどです。しかし、それによって肩関節がゆるんでしまい、そのまま成人になっている人もたくさんいます。

 私が想像するに、彼は幼い頃の左肩脱臼によって呼吸状態が悪くなりました。それによって頭の働きが低下して他の子供たちに比べて発達が遅いように感じられ、それが本人にとって無言のプレッシャーとなって蓄積し、心の晴れない状況がずっと続いたのかもしれません。
 それが現象として胸(胸骨上の筋膜)のゆるんだ状態として現れ、それを補うために無意識に喉に力を入れるようにして何とか生きてきたのではないかと、そんなふうに感じました。
 以上は、まったくの私の個人的見解ですから、間違っているかもしれませんが、実際に胸のゆるみを改善しますと、喉のこわばりも取れ、頭の歪みも改善して全身の状態が良くなりました。

言葉をイメージに変換する

 彼の今回の来店の目的である「短期記憶が苦手」「説明することが苦手」という状態を改善したいという要望についてですが、最初、私はどう解釈したらよいのだろうか? と考えました。
 このような要望をダイレクトに訴える人はなかなかいません。
 ところが、彼のからだについて諸々考え直してみますと、言葉をイメージに変換することと、イメージを言葉に変換することが苦手なのかもしれない、その状態を改善すればよいのかもしれないとの考えに至りました。
 彼はとても真面目で、さらに苦手意識もあったためにか、誰かと会話しても、その言葉を言葉として頭に記憶しようとしているのかもしれません。
 言葉を言葉として記憶するためには、通常は「反復」や「意識的な集中」が必要だと思います。相手の言葉に注意深く集中しながら頭に記憶しようとしている間に、相手の言葉はどんどん先に進んでしまうので頭がついていけなくなってしまう、そんな状況になってしまうのではないでしょうか。「短期記憶が苦手」というのは、そういう状況のことなのではないかと私は考えました。

 私事ですが、若い頃の私は電話番号を覚えるのが得意でした。私はダイヤルを回すアナログ電話がまだまだ残っていた頃の世代ですが、電話番号は実際にダイヤルを回すイメージを頭に描いて覚えていました。
 また、そろばんも習いましたが、暗算はそろばんを前頭葉にイメージして行っていました。
 つまり、記憶することとは情報を絵(ホログラム)に変換する作業であり、そのホログラムが頭の中に記憶されるのではないかと思いますし、考える、あるいは熟考する作業とは記憶されたホログラムを前頭葉に引っ張り出してきて、あれこれイメージを展開する作業なのではないかと思うのです。
 ですから、彼の「短期記憶と説明が苦手」という訴えに対しては、前頭葉がもっともっと効率的に使える状態にすることが必要なのではないかと考えました。
 耳から入ってきた言葉の情報が自然とホログラムになって前頭葉に現れる状態ができれば、短期記憶の改善という要望に応えられるのではないかと考えました。
 また、前頭葉にイメージしながら考え事(思考)を展開することができれば、それを言葉に変換する作業が「説明する」ということですから、「説明が苦手」という状況も克服できるのではないかと考えました。

 科学的に脳は右脳と左脳に分けられていることは多くの人が知っていると思います。それぞれ得意分野があって、イメージ脳と言語脳という表現で分けられていたりします。
 しかし私は別の区分けとして、頭には働く場所があって、額(前頭葉)はスクリーンのような役割していてイメージを展開する場所であり、記憶を貯蔵する場所は頭の後ろの方であると感じています。
 ですから私の施術は、この観点で頭蓋骨を整え、からだを整えることになります。 

 施術の詳細は省きますが、呼吸を整えるために行った胸への施術と左肩を安定させる施術に加え、頭蓋骨をもっと繊細に整えました。
 施術の間、彼はほとんど寝ていましたが、呼吸の状態、胸の動き、顔の緊張感が取れる状況、蝶形骨の位置などを観察しながら施術を行いました。

 言葉や文章では伝えられませんが、「前頭葉にイメージを構築して思考できる頭の状態」というのがあります。
 寝ている彼を起こして、何かを問いかけたときに、頭がどのように使われているかを注意深く観察することでそのことが解ります。

 彼の頭は、前頭葉にイメージできる状態になったと判断しましたので、施術を終えました。
 それから数日して、母親からメールが届きました。彼がとても楽になって、快適に過ごしているとの内容でした。彼の要望は叶えられていると安心しました。


 今回の話しも、学術的専門家や科学者の人達からしますと「眉唾」「嘘」と受け取られるかもしれません。しかし、私にとっては「私の真実」です。

 これから花粉症の季節、鼻炎と頭蓋骨の歪みにもある程度の関連性があります。
 次回も頭蓋骨に関する話しをさせていただこうと考えています。

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 時々、体調の悪い人が訪れます。
 病気と診断されているわけでもないので、いくつか病院を巡っても医師からは明確な応えがもらえず、気持ちまでモヤモヤしてしまい、「鬱なのかなぁ?」などと自信を失っている人もいます。

 私は医者ではないので、このような人たちに相談されても、解決方法などについて明確に応えることはできません。
 しかし、このような人をたくさん見てきた経験から、言えることがいくつかあります。その一つが「呼吸」です。

 私たちはは生きている限り当然呼吸をしていますので、ほとんどの人は呼吸について深く考えませんし、自己観察することもないと思います。
 ところが、私の目で観察しますと、呼吸状態には明らかに善し悪しがあって、呼吸状態の悪い人は体調不良に陥りやすく、また体調不良から回復に時間がかかってしまうと言えます。
 おそらく病院の呼吸器科では、腫瘍の有無、血中の酸素濃度、あるいは喘息などの発作や過呼吸などの症状を頼りに、病名を決め、対処法を決めているのだろうと思いますが、それらの方法では解決できない呼吸の問題もあります。

 「すぐに眠くなってしまったり、考え事がまとまらなかったり、勉強しても全然頭に入ってこなかったりするのは、頭が酸欠状態に陥っているかもしれません」と申し上げますと、
 「血中の酸素濃度を測っても問題ないし、とくに息苦しいというわけでもないので、酸欠というのは考えられない」という類の答えが返ってきます。
 こんなときには、理屈を説明してもなかなか理解されませんので、とりあえず酸欠のような状態を脱するようにからだを整え、そして実際に呼吸が快適になった状態を体験してもらうようにしています。
 すると、頭が冴えた状態、集中力が高まった状態、心から不安が除かれた状態、目の前が明るくなった状態がどんなものかが理解してもらえるようになります。

 私は仕事柄、呼吸状態が悪くて苦しんでいる人をたくさん見てきました。本人は不調や抱えている症状が、呼吸状態が悪いことでもたらされているとは思ってもいません。自分は精神的に弱いのだとか、鬱病になってしまったとか、からだの何処かがおかしくなってしまったと思い込んでいたりします。
 しかし、呼吸状態を改善するだけ不調が改善したり、症状が消えてしまうようなことも起こります。

 私たちは地球上の生物であり、脊椎動物であり、哺乳類に分類される"生きもの”です。この当たり前のことをじっくり考えますと、地球上の生命体として健全に暮らしていくために必要な根本的条件があります。
 その中で以下の3点は非常に重要だと私は考えています。

 1.呼吸が正しく快適に行われること
 2.歩行を適度に行うこと
 3.そしゃく筋をしっかり使うこと

 今回は呼吸がテーマですので、それ以外については別途取り上げたいと考えています。

呼吸の大切さ

 私たちが生きているか死んでいるかを判断する基準はいくつかありますが、「呼吸していることが生きている証しである」ことは誰もが知っていることです。

 呼吸によって私たちは外界から酸素を体内に取り入れて活動のためのエネルギー源としているのですが、私たちのからだの器官で最も酸素を必要としているのは脳です。
 脳は1400グラムぐらいの重さだということです。つまり体重60㎏の人であれば、全身の2.3%ぐらいの重さです。ところが私たちが呼吸で取り込む酸素量の25%程度も消費しているとのことです。(詳細はこちらを参照してください)
 このように脳は酸素を大量に消費しているわけですから、酸素が不足しますと「頭の働きがおかしくなる」ことは、普通に考えて当然のことだと言えます。

不安症と呼吸

 しばしば不安症に襲われる若いお母さんがいます。お子さんが生まれる以前は、たまに不安症に襲われることはありましたが、「大変だ!」というほどではありませんでした。
 ところがお子さんを出産してからは、しばしば不安症に襲われるようになり、そして時々鬱病のような状態になってしまうこともありました。
 彼女の母親が月に一度、からだの手入れのために私のところに来店されるのですが、「娘が今鬱状態で、心療内科に罹ってもパッとしなくて‥‥。整体で何かやり方はある? ちょっとでも良くなればいいんだけど。」と仰いました。
 彼女(娘さん)は嫁いで地元を離れたので、数年来店されることはありませんでした。このたび、しばらくぶりに顔を見たのですが、その表情は不安でいっぱいで、ずっと泣き続けているような感じでした。
 「不安で、不安で‥‥、それじゃダメだと思ったり、赤ちゃんにこんな顔見せてはいけないと思うのだけど、どうしたらよいか全然解らなくて‥‥。」と、なんとか話してくれました。

 施術をしながら私が感じたことは案の上、「呼吸が悪い」ことでした。
 頭(脳)に必要十分な酸素が行き渡っていないので、思考回路が偏ってしまい、あるいは限定されてしまい、何でも不安の回路に繋がってしまうのではないだろうかと思いました。
 それは、つまるところ脳が正常に働いていないということですが、脳へ供給される酸素量を増やすことができれば、解決するかもしれません。

 ところが、「脳内への酸素量を増やす」「酸欠状態から抜け出す」と言ったところで、医学的にはまったく相手にされないことだと思います。
 血中の酸素濃度や血圧に問題がなければ、医学的にはまったくスルーされてしまうことように思います。
 ところが、からだを触ることが仕事の私は、頭皮や頭の筋膜が硬くて呼吸が悪い状態や、呼吸が中途半端で脳に必要十分な酸素が行き渡っていない状況を感じ取ります。
 どうやって感じ取るのか? と聞かれることも多いのですが、文字通り「肌で感じる」のです。

 さて、話しを彼女のことに戻しますが、彼女は考えすぎたせいか、頭全体の頭皮が非常に硬くなっていました。そして呼吸も非常に浅く、胸がまったく動いていないような状態でした。
 呼吸についての細かいことは「自律神経と呼吸」を参照していただきたいのですが、まずは頭が呼吸運動に参加する状態になるように施術を始めました。

 息(空気)は鼻から吸いますが、その吸った空気が鼻孔から副鼻腔に入り、額の中を通って肺に送られるような感覚になることを今回の施術では目指しました。
 そのためには吸気に合わせて側頭部が拡がる必要もありますので、頭皮や側頭筋もゆるめました。さらに下がっている鼻骨を本来の位置になるよう整えるなど、呼吸に関係する頭部周辺の状態を整えました。

 施術は60分行いましたが、まだ十分と言える状態にはなりませんでした。ですから、また近いうちに来店して欲しいと申し上げ、そして「ともかく呼吸を改善しないと、考え方がマイナス思考になってしまうので、普段も呼吸を良くすること心がけてください。」と申し上げました。

 本人の中では、不安症と呼吸、鬱状態と呼吸の繋がりが理解できなかったようですが、「ともかく、何か考え始めて不安な気分になったら、息をゆっくり吐き出すことから始め、ゆったりとした呼吸を行うようにしてください。」と申し上げました。
 私は「まだこの状態では不安症から抜け出すことはできないだろう」と感じました。

 それから一月くらいして再び来店されました。もっと早く来店して欲しかったのですが、鬱状態にある人は、だいたいこんな感じです。私の言ったことを信じてはいないのです。

 2度目の施術では、呼吸についてゆっくりと丁寧に話しながら、胸に息が入るよう作業を進めていきました。
 呼吸状態が中途半端な人は、深呼吸をしても気持ち良く、そして大きく息を吸うことができません。
 腹式呼吸で横隔膜が働き、胸郭の下半分やお腹は動くのですが、鎖骨周辺や肩上部が呼吸運動に参加する状態にはなっていません。

 本人の意識としては「深呼吸をしている」のですが、入らない息を無理やり肺に吸い入れようとしているようで、動作に無理を感じるのです。
 このようになってしまう理由はいろいろありますが、頭蓋骨の歪みやそれによる噛みしめ状態、そして首の筋肉が張っている場合などが関係している場合があります。

 それらの一つ一つの状態を確認しながら調整していき、手指から胸に繋がって胸郭の動きを邪魔する要因などを除去していきました。そして、前回同様、頭部周辺や副鼻腔の状態を調整しました。すると呼吸状態もだいぶ良くなり、自然と深い呼吸ができる状態になりました。(本当は、もっと早くこのようにしてあげたかったのですが)

 施術が終わりますと、泣きべそをかいているような不安で一杯という表情は薄れ、少し笑みも浮かべられるような状態になっていました。
 まだ不安症から脱した状態にはなっていませんでしたが、「もしかしたら、上手くいくかも‥‥」と思いました。

 その後、彼女の母親より状況報告がありまして、精神状態がだいぶ落ち着いてきたとのことでした。そう聞いて私もホッとしました。
 「やっぱり呼吸が影響しているんだなぁ」と改めて感じたのが私の率直な印象です。

 それから半年くらいして、また彼女が情緒不安定になってしまったと母親が言ってきました。産後1年の休職期間も終わって仕事に復帰したら不安症が再発してしまったとのことでした。
 そして、また彼女に来店していただき、今度は黙ったまま、首肩の揉みほぐしと呼吸を整える施術を黙々と行いました。
 彼女も呼吸状態と不安症との関係を理解してくれていたのか、弱音や不安を訴えることもなく、施術を素直に受け入れてくれました。
 それ以来数ヶ月経ちますが、症状は良くなって精神的にも落ち着いていると母親が報告してくれています。

喉の硬さと酸欠状態

 その青年は「頭の回転がとても遅く、ときどき何を考えて良いのか、どう考えて良いのかさえ解らなくなってしまうことがある」と言います。
 そして、「今は頭が自分の頭ではないような気がする」と言って来店されました。

 上記では、呼吸状態が悪くて脳が酸欠のような状態になりますと、思考回路が限定されたり、マイナス思考になり、さらに症状が進むと鬱状態になってしまう可能性があるとの話題でした。
 今回は頭の回転速度と集中力と理解力についての話題です。

 まず、彼の頭を触ったときの感触からお話しします。
 普通、私たちには考える場所、イメージを構築して思考を展開する場所があります。大概は額の中央部、脳で言えば前頭葉の中心部になります。あるいは、人それぞれ、その場所が額の右側や左側など側頭部に近い所だったりする場合もあります。

  頭の中にある様々な記憶や情報をその場所(前頭葉)に引っ張り出してきて、いろいろ組み合わせたり、取り外したりしながら私たちはイメージを構築して思考を展開しるのだろうと思います。
 ところがその青年の前頭葉(額)は触った感触では、空っぽな感じがしました。後頭部とか側頭部の奥(深部)にはモノがあることを感じるのですが、額の奥には何もないように感じてしまうのでした。
 違った表現を用いれば、前頭葉には「気がない」「気が通っていない」という感じです。

 「いつも何処で考え事をしてるの?」と尋ねてみました。
 「? ? ?」
 すると、何を尋ねられているのかまったく解らないといった感じでした。
 「普通は頭の前の方でイメージを展開して考え事をするのだけど、あなたはそこを使っていないように感じるのだけど‥‥」
 「ちょっと九九を暗算でやってみて」と言ってやってもらいました。

 この簡単なテストで、その人がどこで考え事をしているのかがだいたいわかります。その部分の血流が活発になるのが感じられるからです。
 すると、その青年は後頭部で考え事をして感じでした。本来は記憶や情報を溜めておくような場所(と私は思っています)で、考え事をしているのです。ここではイメージを展開することは難しいと思いますので、端的に言いますと「考え事が苦手」なんだと思います。
 イメージを保持することができませんから、集中力はありませんし、思考を展開することが苦手ですから、理解力も乏しくなります。

 母親の話では、「何かを問いかけても、すぐに反応して返事をすることができないし、自分の意見をしっかり話すこともできない」とのことでした。
 私たちは何かを問いかけられたら、普通は「エーッと、それは‥‥」と考え始めて反応することができますが、彼はそれができないということです。
 何十秒か経って、やっと返事が返ってくるので、知恵遅れのように感じてしまうとのことでした。

蝶形骨(ちょうけいこつ)のずれと思考

 前頭葉をうまく使うことができない理由として、彼の場合は頭蓋骨の中で脳の台座となっている蝶形骨がずれていたからでした。
 頭蓋骨は解剖学的に、脳頭蓋(のうとうがい)と顔面頭蓋(がんめんとうがい)に分けられています。脳頭蓋は文字通り脳を収めるための頭蓋骨のことです。眉の下から下顎までの顔面部の骨格が顔面頭蓋で、額の骨である前頭骨は脳頭蓋に分類されています。

 ここでまた皆さんには信じがたいことを申し上げますが、顔面頭蓋に対して脳頭蓋が後方にずれている人がいます。そしてそのような人はけっこう高い割合でいます。
 これは頭蓋骨が歪んでいるということなのですが、それによって眼の働きや頭の働きが低下している場合があります。

 脳の台座となっている蝶形骨は頭蓋骨全体の中心に位置していますが、脳頭蓋が後にずれますと蝶形骨も後にずれます(平行移動ではなく後方に少し回転)ので、脳の働きが低下するのと同時に、前頭葉にイメージを構築することが苦手になるようです。

 彼の場合は、蝶形骨は後方にずれていることに加え、呼吸状態も悪かったので頭がすっかり働かない状態になっていたようです。

 「前頭葉のところでイメージすると言われても、ぜんぜん何のことか解らない」と最初は言っていました。
 そこで私は、手動で蝶形骨を少し前にずらしてみました。すると、それまで頭の中で散漫だった意識が次第に前頭部に集まってくる気配を感じるようになりました。

 すると「何となく前頭葉でイメージするというのが解ってきた。」と彼は言いました。
 そこで、「前頭葉に計算式をイメージするようにして、九九を暗算でしてください。」と言いました。するとそれもできるようになり、「脳の中にある記憶や情報を前頭葉に持ってきて、そこでイメージを描きながら考える」ということを理解してもらえるようになりました。

 さて、問題は彼の脳頭蓋が後方にずれてしまった理由です。それを修正しなければ、彼の希望を叶えることはできません。
 私のこれまでの経験から、顔面が下がると頭部(脳頭蓋)が後方に歪む可能性が高いことは知っています。ですから、その確認から始めていきました。
 顔は予想通り下がっていました。そして胸も下がっていました。さらにその延長である鼡径部も下がっていて足首が硬かったことから、そこに一つの原因があることが推察されました。
 ですから、まず足首を施術しました。硬い足首は、自力で大きく回すことができない状態でした。こわばっている靱帯をゆるめ、ふくらはぎの骨を整えると鼡径部が上がり、腹筋がゆるんで胸も上がりました。すると呼吸状態が少し良くなりました。
 しかし、顔は上がりません。顔を下げている理由が他にもあったからです。

 次に舌の位置を確認しました。すると舌も下がった状態になっていました。
 舌骨や喉仏の状態を確認していきますと、異様に喉仏が硬くなっていました。
 喉仏が硬くなる理由はいくつかありますが、言葉をこらえたり、喉を締めて我慢する癖がありますと喉仏は硬くこわばってしまいます。
 母親から聞いた話から察しますと、彼はおそらく幼い頃から喉を締めて我慢したり、頑張っていたのだと思います。
 そこで喉仏から下顎にかけての硬い部分を柔らかくする施術を行いました。
 すると舌も顔も上がりまして、後方に歪んでいた脳頭蓋も本来のところに戻ってきました。
 彼はこの間、ずっと寝ていましたが、からだはすっかりリラックスした状態になりました。
 呼吸で全く動かなかった鎖骨周辺や肩上部も動くようになりました。

 その後、頭蓋骨の微調整を行いました。副鼻腔に空気が通る状態にして、息を吸ったときに頭が拡がるように側頭部の筋肉をゆるめました。
 これで施術を終えましたが、セルフケアとして、足首をよく回すことと、喉仏から下顎に掛けてゆるめるように手当てをすることを伝えました。そして、「また来てね」と申し上げました。

 その数日後、母親から連絡が入り、だいぶ頭の調子も良くなり、その状態が続いているとのことでした。そして「近いうちに、また行かせます。」とのことでした。
 あれから一月以上経ちましたが、未だ連絡はありませんので、おそらく良い状態が保てているのだろうと思います。


 皆さんに呼吸の大切さをもっともっと認識していただきたいという想いから、二つの具体例を出して説明させていただきましたが「本当に、本当に、呼吸は大切です」。

 昨日、呼吸のことを話題にしながら施術を行っていましたが、「他のセラピストからの薦めもあってヨガを始めようと思っているけど、どう思いますか?」と質問を受けました。
 ヨガとか体操とか、あるいはジムでの運動とか、加圧トレーニング、ピラティス等々、それぞれに良いことなんだと思います。
 かつて私もアスリートとしてトレーニングを行っていた経験からも、適度な運動は良いことだと考えています。
 しかし、トレーニングでは解決できない問題があることを私はこの仕事を通じてよく知るようになりました。
 私たちのからだには構造的に「仕組み」が備わっています。その中の一つには「筋肉システム」もありますが、それ以外にもいろんな仕組みがあります。
 そして、それらの仕組みがやシステムが有機的に絡み合っていろんな活動がスムーズにできるようになっていると感じています。
 それは「狂っている一つの歯車が正常に噛み合うようになると全体がうまく回り出す」というようなものです。
 ということは反面、いくら努力して鍛えても、歯車のいくつかが噛み合っていないと、努力はまったく報われないということでもあります。

 そのヨガを始めようかと相談された人の足首には過去の捻挫が治りきっていない兆候がありました。そこで、私はそのグラグラ気味の足首をしっかりさせるように手当てを行いました。
 すると、その途端に息が胸の中に大きく入るように変わりました。
 この方は、自分の呼吸状態が悪いことを自覚していたので、他のセラピストからの薦めもあり、ヨガによってそれを改善したいと考えていました。
 しかし私は、呼吸を改善するためにはヨガや運動などを頼る前に、足首をしっかり治すことの方を優先させるべきだということを具体的に示しました。

 私は呼吸の大切さをよく知っています。しかし、私の知っている「良い呼吸」と皆さんがイメージしされる「良い呼吸」とはおそらく質的に違うものだと思います。
 ですから、このような言葉(文章)では伝えられないのが残念だと感じていますが、体調を整える上で、呼吸は非常に重要であることだけは知っていただきたいと思っています。

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電 話  0465-39-3827
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 無呼吸症候群を気にされている人は最近増えているようです。少し前まではいわゆる「中年」以降の男性に多い症状と考えられていましたが、今は30歳代の男性や、女性の人でも気になっている人が結構いらっしゃるようです。
 また、「しゃべり」に関して、滑舌が悪い、喋っていると息苦しくなってしまう、大きな声が出せない、発声が長く続けられない等々、困っている人もいらっしゃいます。

 今回は、舌に関係して、私が気になること、また最近発見したことなどを説明させていただきたいと思います。

舌のトレーニングは要注意

 無呼吸症候群に対する対処法として舌を大きく出したり、回したりするトレーニング方法が有効であるという情報があるようです。
 そのトレーニング法について、「どう思いますか?」と度々聞かれます。
 そして、この問いに対する私の応えは一貫して「止めてください」です。

 無呼吸症候群の原因の一つとしまして、舌(舌筋)がたるんでいるので、寝ている間にそのたるみが気道に落ちてきて、気道を塞いでしまうために無呼吸状態になってしまうというのがあります。
 ですから対策として、舌筋を鍛えてたるみを解消する必要がある、という理屈のようです。

 そして、その情報通り、真面目に、一年間毎日トレーニングを続けている人(女性)が来店されました。
 この女性の来店の目的は、頭痛と顎周りを中心とした顔面のこわばりと、首肩の張りの解消でした。現在は精神的ストレスもかなり強いとのことで、知らず知らずのうちに噛みしめてしまっているとも仰いました。
 そして、顔のこわばりに対する施術行いながら喉周辺を触ったときに、かなり硬くなっていましたので、「喉周辺が硬いのですが、何かありましたか?」と尋ねたところ、舌のトレーニングの事を話してくださいました。
 「一年間、毎日舌のトレーニングをしていたのでは、喉周辺がこれだけ硬くなるのもわかる」と内心思いました。そして、喉元~舌骨周辺~オトガイ(顎先)にかけのこわばりをじっくりゆるめていきました。
 すると次第に顎周辺~喉元にかけてのこわばりはゆるんでいき、顔のこわばりも解消されて、顔の表情が豊かになりました。首や肩からも力が抜けて「あぁ、ゆるんだあ~!」と仰いました。

 この女性は60歳代ですが、テレビの情報番組を見て「無呼吸症候群にはならないぞ」ということで、舌を大きく出すトレーニングを毎晩数分行っているとのことでした。

 情報番組の情報は、良いような、悪いような、どちらもあると思いますが、気をつける必要があるのだろうと思います。
 普通の人にとって、情報番組の情報が正しいか誤りかを識別することは非常に難しいことです。テレビなどでは、その情報は「正しい」というのを前提としていますし、「テレビが言うのだから、まず間違い」と私たちの多くは思っていますので、つい信じてしまうのは仕方のないことかもしれません。
 ですから、私は、「とりあえず2週間やってみてください」、そして2週間続けても良い効果や変化が感じられないなら、それは止めたほうがいいです、と申し上げたいです。
 からだに対して適切なトレーニングであれば、2週間も続けていれば必ず変化が現れると思います。そして、不適切なトレーニングであれば、速ければその場で、遅くても2週間で、悪い影響が現れると思います。
 今回の舌のトレーニングは、後者(2週間)の方だと思いますが、喉元や顎周辺や顔が硬くなったり、首や肩にコリを感じるようになると思います。

 さて、舌(舌筋)はからだの中でも非常に複雑な筋肉の一つです。
 筋肉には腕や足の筋肉などのように骨格を動かして動作を生み出す「骨格筋」と、食道や胃や小腸・大腸といった内臓系の「平滑筋」があります。
 カエルやカメレオンは舌を長く伸ばして獲物を捕獲しますので、その舌は私たちの手と同じような働きをしています。ですから、舌は骨格筋の側面を持っていると考えることができます。私たちは喋るときに舌を操りますが、それも骨格筋としての性格を現しています。ところが、食べ物を口に入れた後、そしゃくにともなって舌を巧みに使います。そして食塊を嚥下して食道~胃に送りますので、その意味では、舌は消化系の内臓の働きも担っています。ですから舌筋は内臓系の筋肉としての側面も持っています。
 
 ちょっと話は難しくなりますが、手や足を動かす骨格筋は、意志によってコントロールできる随意神経によって支配されています。一方、内臓系の筋肉は意志に影響されない自律神経によって支配されています。ですから舌筋は、随意神経と自律神経の両方の支配を受けている筋肉になります。
 舌筋を鍛えるためのトレーニングで舌を動かし続けたとします。それは随意神経のコントロールですが、舌からしますと普通とは違う種類の随意神経系です。普通は発声したり、喋ったりする種類の神経信号ですが、大きく舌を出し、その状態で大きく動かすのは舌からしますと不自然な神経信号であり行為です。
 このようなトレーニングを続けていますと、やがて舌はその運動を「普通の行為」にするために少し変質するようになります。舌先でいろいろな技をする人がいますが、舌には順応性と可能性があるのだと思いますが、舌筋は変化する可能性に富んでいる筋肉であるとも言えます。

舌を大きく出す行為は舌筋を強く収縮させる行為です。

 舌のトレーニングによる舌筋の強い収縮行為が1回、1日、1週間、あるいは2週間であれば、まだ大きな問題を起こすようなことにはならないかもしれません。ところが、半年、1年と続けていますと、それはある種の変化を固定化してしまう危険性があります。形状記憶に似た状態をもたらしてしまうとも考えられます。
 毎日のようにトレーニングを継続していますと、舌筋はこわばった状態になり、それがやがて固定化してしまいます。そして、そのこわばりはやがて周囲の組織に影響を及ぼすようになり、喉(甲状軟骨、甲状腺)や顎関節周辺や顔面の筋肉にこわばりをもたらすことになります。そして、それがからだのいろいろな不快感や不調を招いてしまう可能性があります。
 舌が強くこわばったり、あるいは反対にゆるんだりして働きが悪くなりますと、それは当然、自律神経経にも影響を及ぼします。スムーズな嚥下ができなくなったり、呼吸が不調になったりする可能性も考えられます。(現に、舌の問題で呼吸が悪くなっている人はたくさんいます)

 わざわざ無理なトレーニングをしなくても、普通に食べて、普通に喋っているだけで舌はたくさん動きますので、それで十分だと私は思います。本来、私たちのからだはそのようにできているはずです。
 誰とも会話することなく、食事でのそしゃくも不足しているのであれば、舌のトレーニングは或る程度必要かもしれませんが、そうでないのであれば全く必要ないと、私は考えています。

舌のトレーニングより、舌の位置が大切

 無呼吸症候群に関して、舌が気道を塞がないようにするためには、舌の位置とむくみの無い状態の方がよほど大切であると私は考えています。そして、現に、そのような結果がもたらされています。
 以前に取り上げたことですが、舌の位置は呼吸と喋りにとって重要です。舌が正しい位置にある人は、口を閉じてリラックスした状態でも口蓋(口の中の天井)を少し押し上げるような状態になっています。それは上顎骨を微力ながら持ち上げている状態ですので、鼻骨も上がり副鼻腔に空気を通しやすい状態にします。また、そしゃく筋など顎に関係する筋肉を作動させなくても口を閉じていられますので、頭部もゆるんだ状態なり、呼吸に合わせて頭蓋骨が拡がることを可能にします。つまり、静かでゆったりとした呼吸が可能な状態になります。

 これとは反対に舌の位置が下がって下の歯を押してしまうような場合(低位舌)は、そしゃく筋を脱力させた状態では、口が開いてしまいますので口呼吸になってしまいます。口呼吸を避けるために口を閉じようとしますと、顎先やそしゃく筋を収縮させることになりますが、それは顔に力が入った状態であり、頭部も硬くなります。上顎骨も下がり鼻骨も下がりますので、副鼻腔には空気が入らず、ゆったりリラックスした良質の呼吸は望めなくなります。
 また、舌の位置が下がっていることは、舌に締まりがなく、ゆるんでいることでもあり、そのゆるんだ舌筋が気道に落ちて無呼吸になる可能性も考えられますし、イビキをかく可能性も高まります。

 さらに、無呼吸症候群を考えるときに、舌のむくみも気になるところです。
 東洋医学では「舌の大きさ」を体質を診断するときの尺度の一つとしています。舌は心臓と関連性のある器官とされていますが、体質が弱くなりますと舌が腫れて大きくなり、口からはみ出すようになると考えられています。そしてその目安が「歯痕(しこん)」と言いまして、舌が歯を押してしまうために舌の縁に歯型がついてしまう状況です。鏡の前でご自分の舌をだして観察したときに、歯型があるようでしたら注意が必要です。
 舌がむくんで大きくなった状態は、当然気道を塞ぎやすくなりますので無呼吸症候群やイビキの原因になります。
 ですから、舌のむくみを解消しなればなりませんが、舌だけのむくみを改善することは不可能です。東洋医学では舌と心臓が密接な関係にあると申し上げましたが、即ち、心臓の働きも含めて全身的にむくみを改善する必要があります。
 (参照 循環のポイント‥‥鎖骨下静脈と鼡径部
 あるいは、口の中で「舌が邪魔」なほどに余っているように感じるのであれば、心臓の状態についても確認する必要があるかもしれません。

舌や周辺の動きに関して大切な首の筋肉

 何年も舌の動きと喋りに関して苦しんでいる青年がいます。まともに喋ることができなくなってしまったきっかけは、英語の発音練習をしていて、かなり舌に無理を強いてしまったことだと本人は仰っていますが、確実なところはわかりません。
 喋ることができなくなって、病院(言語聴覚士)やボイストレーニングのところなどを頼ったそうですが、何の改善も見られなかったようです。
 現在は、舌の動きも戻って言葉は普通に喋ることができるのですが、喋りながらのブレス(息継ぎ)ができないので、息苦しくなって喋れなくなるといった状態です。
 この青年は、長年の苦労によってか、あるいはトラブルを起こしたときのトラウマによるものか、舌や喉を動かすときに、どうしても口先から喉元にかけての部位しか動かさない癖になっています。

 ここで構造的な話題になりますが、学問的な見解として、舌と喉を動かす筋肉は舌骨を境にして二つの群に分かれています。舌骨は喉仏(甲状軟骨)のすぐ上にありますが、舌骨から頭蓋骨の下顎にかけての筋肉群を舌骨上筋群、舌骨から胸にかけて筋肉群を舌骨下筋群と言います。



 顎を開いて開口する場合、顎を閉じる働きをするそしゃく筋がゆるんで伸びますが、同時に、舌骨から下顎骨に繋がっている顎二腹筋(前腹)と顎舌骨筋、そしてオトガイ舌骨筋が収縮して下顎を舌骨の方に引き寄せます。
 また、食物を嚥下して食道に送る際は、食塊を飲み込む最初の段階で一度喉仏(甲状軟骨)が上にあがり、そして下がって「ゴクン」という嚥下動作が完了します。
 この嚥下動作では舌骨上筋群と舌骨下筋群が協働して舌骨と喉仏(甲状軟骨)を動かすことになります。そして唾を飲み込んだり、発声で声帯を動かしたりするときにも、同じように舌骨上筋群と舌骨下筋群が協働して甲状軟骨を動かします。(声楽家の喉仏が大きく上下に動くのはビックリしますが、これらの筋肉の働きによるものです)
 ですから、舌骨上筋群と舌骨下筋群、そして口を閉じる働きをするそしゃく筋の状態が良ければ、舌に関係する動作は滞りなく行えるという理屈が成り立ちます。
 ところが、実際は、それだけでは事足りません。

 舌と喉を動かすためには、僧帽筋や頭板状筋など首の背面の筋肉がしっかり働ける状態にあることが必要になります。

 頚部(首)を前後二つに分けたとき、舌や舌骨や喉、舌骨上筋群や舌骨下筋群は前側にあります。そして僧帽筋や頭板状筋、肩甲挙筋は後側に属しています。(胸鎖乳突筋も後側に属している筋肉と考えます)
 舌や舌骨、甲状軟骨に直接繋がっている筋肉のすべては前側にありますので、前側の筋肉の働きだけで、そしゃく、しゃべり、嚥下などの動作は完了できると理屈ではそうなります。しかし、実際は後側の筋肉が働かないと前側の筋肉がスムーズに働くことはできません。

 話を青年に戻しますが、彼は現在、毎日そしゃく筋や舌骨上筋群や舌骨下筋群を意識的に動かすように努力しています。顎の使い方を工夫したり、息の吸い方や吐き方を自分なりに調整しながら、昨日より今日、今日より明日、ちょっとずつでも前進しようと努力し続けていますが、どうしても首の前側だけに意識を向かわせてしまいます。
 「もっと首の後側を意識して顎を動かしてみて」とアドバイスするのですが、首の後側の感覚が乏しいので、使い方がまったく解らないと言います。

 通常、口を開いて下顎を下げるとき、鼻から息が入ってきますが、この時に同時に僧帽筋がゆるんで肩甲骨が少し下がります。そして頭板状筋は収縮して首の後面をしっかり支える働きをします。もし、頭板状筋が収縮できなかったり、あるいは僧帽筋(上部線維)がゆるまず肩甲骨が下がらない状態になりますと、顎を上手くゆるめることができず、顎を開いても鼻から息を取り入れることができません。

 この状態をそしゃく動作で説明しますと、一般的にそしゃくは「モグ・モグ」ですから、口を閉じた状態のままで顎だけ上下左右に動かしています。
 例えば「モグ」の「モ」のときに顎を開いて、「グ」の時に顎を閉じたとします。普通であれば、「モ」のときに鼻から息が入り、「グ」の時に鼻から息が出ていきます。このような仕組みになっていますので、口を閉じたまま「モグ・モグ」していても息苦しさを感じません。
 しかし、これができない状態ですと、「モグ・モグ」していると苦しくなってしまいますので、口を開けて「クチャ・クチャ」そしゃくするようになってしまいます。

 喋るときも同様です。私たちは喋りながら(=息を吐きながら)、無意識に、合間合間で瞬間的に吸気を行っています。それをブレスと言いますが、効率よいブレスを可能にするためには、首の後側の筋肉の働きが不可欠になります。その他に舌や鼻が下がっていないこと、舌骨筋群の状態が良いこと、頭皮や頭部の筋筋膜が硬すぎないことなどが条件になりますが、僧帽筋をはじめとして、後頚部の筋肉の状態が隠れた要となります。

 この青年が、どうアドバイスしても上手くブレスができず、すぐに息苦しくなってしまい、喉元の動きばかりを気にするようになってしまいますので、究極の策としまして、ベッドにうつ伏せになった状態で顔だけ上げた状態になってもらいました。普通に見ますと姿勢の悪い格好ですから、良いことだと思われませんが、後頚部の筋肉を収縮した状態にしたかったので、あえてこの格好をしてもらいました。

 すると、これまで長い間の苦しみが何処かに行ってしまったかのように、ごく普通に喋ることができるようになりました。後頚部の筋肉を収縮したままの状態にしたわけですが、それによって前頚部の舌骨上筋群、舌骨下筋群、舌筋がリラックスして使えるようになり、ブレスもごく普通にできるようになりました。そして長い時間喋り続けることが可能になりました。
 後頚部の筋肉を収縮させたことで、頭部と頚部をしっかり支えることができる状態になったのですが、それによって鼻腔が拡がり、自然と顎から力が抜くことができるようになったことも要因の一つだと思います。そしておそらく、頭板状筋を収縮させたことで僧帽筋をゆるめることが可能になり、開口と同時に息が吸える状態になったのだと思います。

 「この首の後側の使い方を、からだで覚えて‥‥!。これまでとは全く違った感覚だと思うけど、今までの使い方の癖を脱するために、うつ伏せになり、声を出して本を朗読するなどして、首全体を使って舌を動かす感覚を覚えて欲しい。」と申し上げました。

 その後、うつ伏せ状態を解除して、座った状態になりますと、やはり上手く使えなくなり、息苦しさが戻ってしまいました。しかし、また一つ、前進のための光明が見えました。
 後頚部の状態がこんなにも舌やその周辺の動作に影響を与えるとは私自身思っていませんでした。良い発見ができたと思っています。



 これまで舌についても何度か取り上げてきましたが、私はやはり、とても重要なものだと考えていますし、舌の重要性を益々感じるようになっています。
 舌は味を感じる感覚器官の一つであると同時に、喋りやそしゃくや嚥下の要ともなる大切な行為器官でもあります。
 ですから、大切に、大切にしてください。
 妙なトレーニングなどして舌を壊さないでください。

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 私は神奈川県小田原市在住ですし、店舗も同市内にあります。小田原名物は小田原城と蒲鉾かもしれませんが、箱根の玄関口のような場所でもありますので、観光に来られる人達がかなり多い街です。
 小田原駅前で土産物店を経営している50歳代の男性Hさんは、夏休みや年末年始など繁盛時期になりますと、忙しさにからだが悲鳴を上げてしまい疲れを癒したいと来店されます。平成30~31年に掛けての年末年始には、かなり体調を悪くして病院通いをするようになってしまいました。私のところにも例年になく、毎週のように来店されていました。一月が終わる頃になりますと、体調も回復され、来店することもなくなりましたが、先週に電話が入りました。
 「夏休みになったので忙しくなったのかな?」とも思いましたが、例年はお盆明け頃に来店されることが多いので、ちょっと不思議に思っていました。
 昨日(7/30)、Aさんが来店されました。すると「6月に入って自律神経がおかしくなったのか、全然ご飯が食べられなくなり、激痩せして非常に辛く、仕事をずっと休んでいる状態です。」「今月の半ば頃になって、やっと病院で処方される栄養剤が飲めるようになり、体重が少し戻ってきたのですが、ご飯は全然食べる気になれなくて‥‥。心療内科にもかかったんですが、薬を処方されても全然良くならなくて。」と話されました。

 Hさんはビックリするほど生気に乏しく、顔色も顔つきも悪く、今にも倒れ込みそうな感じでした。私の店から徒歩で5分くらいの所にお住まいですが、何とか私のところまで歩くことができ、「ようやくたどり着いた」という感じでした。

 このような場合、何をどうしてあげれば良いだろう? と、一瞬躊躇するような思考が湧き上がります。
 しかし、「ともかく、からだをよく観察するところから始めよう」と考え直して施術を開始しました。
 うつ伏せの状態になっていただき、首肩周りをじっくり揉みほぐすことから施術を始めましたが、揉みほぐしながら背中の状態、肋骨の動き、そして何より呼吸の状態を慎重に細かく観察していきました。
 ところで、「ご飯が食べられない」というキーワードは「胃の不調」を連想させます。胃の不調は背中の張りとなって現れることが多いのですが、背中の張りはそれほどではありませんでした。ですから、胃自体が悪いということではないように思いました。
 「自律神経」は内臓を動かす神経のことです。世の中の多くの人は「自律神経の不調=ストレスや精神的問題」と連想されるようで、Hさんも当初受診された内科で自律神経の問題を指摘されたために、心療内科を受診するに至りました。自律神経と心理や精神は直接的に結びつく関係にはありません。自律神経と胃の不調は直接結びつく関係にあります。なぜなら自律神経は内臓をコントロールする神経のことだからです。このあたりの認識につきましては、お医者さんがもっとしっかりと周知させなければならないことだと思います。自律神経失調=心理的ストレス、精神安定、鬱、心療内科などと結び付けて認識している人が多いのは巷の情報が誤っているからですが、大事なことなので、積極的に誤りを正し、正確な情報が広まるようにしていただきたいと思います。

 ところで、Hさんの呼吸は非常に悪い状態でした。「この呼吸では自律神経は不調になってしまう」と私は感じました。
 自律神経は、その字の現すように、私たちの意志の影響を受けることなく、言わば「勝手に動いている神経」のことです。(不正確な表現ですが)興奮状態をもたらす交感神経とリラックス状態をもたらす副交感神経のバランスによって血管や内臓をコントロールして私たちの生理機能を維持している神経ですので、原則的に私たちの意志ではどうにもできません。血圧のコントロールも自律神経の担当ですが、「血圧を下げたい」、あるいは「血圧を上げたい」と念じたところで、そのようには働いてくれません。
 ですから、おそらく現代医学の領域では「薬によって自律神経をコントロールする」ということが定説になっているのだろうと思われます。
 ところが、伝承とか伝統医学的考え方に立ちますと「呼吸や生活習慣によって自律神経のバランスを整えることは可能である」ということになります。
 ヨガ、丹田呼吸、剣術や武術、合気道、気功、太極拳‥‥、これらは呼吸の可能性を追求する側面を大いに持っています。ですから、伝統的に自律神経を整えて健康を実現する手段でもあると言うことができます。

 話題をHさんに戻します。からだを観察した結果、私が感じたのは、まず何よりも呼吸の状態を良くすることから始める必要があるということでした。
 呼吸の状態が良くなれば「全身がダメ」という状況から脱して、「どこが大元の原因になっているのか?」という肉体面でのウイークポイントが見えてくると思ったからです。今はともかく全身的に活力をアップすることが大事で、食事が摂れて、眠ることができる状態になってもらうことが何よりも必要なことだと感じました。
 そして、そのためには一にも二にも「呼吸」を整えることから始めるべきだと思いました。

よい呼吸とは

 ところで、どんな呼吸が良くて、理想的なのでしょうか?
 生まれたときから死ぬときまで、心臓の働きと呼吸は一時も止むことがありません。そのくらい身近なものですから、普段は呼吸について考えることはないと思います。
 ところが喘息や過呼吸や息苦しさなど、呼吸系のトラブルを経験しますと、私たちは呼吸について考えるようになります。そしてインターネットやテレビや雑誌や本などからいろいろな情報を得て「どれが最も良いのだろう?」と考え始めます。そして迷いが生じるかもしれません。

 「やっぱり腹式呼吸が最も大切で、そのためには横隔膜の働きが重要で、横隔膜を鍛えるにはどうしたらよいのだろう?」と質問してきた青年がいました。
 「腹式呼吸ができていれば、胸式呼吸はおろそかになっていても良いと考えているのですか?」と聞いてみました。
 すると「胸式呼吸よりも、いろんな意味で腹式呼吸を優先させるべきだと本にありましたよ。横隔膜はどう鍛えたらいいのですか?」と仰いました。
 このような思い込みを持たれている人は、もしかしたら多いのかもしれません。私自身、この仕事に携わっていなければ、そう思っていたかもしれません。
 「腹筋は鍛えてもよい筋肉ですが、横隔膜は鍛える必要のある筋肉ではないですよ。働きが良い状態になるように整える、というのが正解だと思います。」
 「腹筋を鍛えるように筋力トレーニングなどをして、万一こわばった状態になってしまいますと、横隔膜がゆるむことができなくて息を深く吐き出せなくなるかもしれません」
 「息が深く吐き出せないということは、古い空気(二酸化炭素)が肺に残ってしまったままの状態になるということなので、それはそれでからだに悪い影響を与えることになりますよ」と申し上げました。

 私が呼吸を観察するポイントは下記のように5つくらいあります。

  1. 頭蓋骨が呼吸に合わせて動くかどうか? 副鼻腔に吸気は通っているか?
  2. 鎖骨や胸郭の上部(肋骨)が吸気に合わせて大きく緩やかに動いているかどうか?
  3. 胸郭下部と横隔膜がうまく連動して腹式呼吸が行われているかどうか?
  4. 呼吸に合わせて骨盤が動いているかどうか?
  5. 吸気と呼気の流れが頭から足ま連動性をもって一繋がりになっているかどうか?

 呼吸運動が肺に酸素を取り入れて二酸化炭素を排出する、ガス交換を行うためだけの役割であれば、上記の5項目の中の1つでも行われていれば、それで大丈夫です。窒息することはありません。
 ところが、それでは決して健康とは言えません。5項目を全部達成できないとしても、健康を維持したいと考えるのであれば①~③までは必ず実現しなければならないと私は考えています。

 一つ一つを要点だけ簡単に説明してみます。

  1. 本来、吸気の過程に合わせて頭蓋骨と骨盤は拡がる仕組みになっています。鼻から吸った空気は副鼻腔を通過しますが、それに合わせて側頭部が拡がります。そして、この頭が拡がる動きに合わせて脳内の血流がアップするように私は感じます。
     目の疲労や噛みしめなどによって側頭部の筋肉(=側頭筋)や頭皮(筋膜)が硬くなっていますと、頭蓋骨は動きませんので、副鼻腔に吸気を通すこともできませんし、脳内の血流もアップしないと思われます。すると脳が酸欠状態に近づきますので、頭がボーッとしたり、常に眠気に襲われたり、集中力がないために考え事ができなかったりという状態になってしまう可能性があります。


  2. 胸式呼吸のスタートは、鎖骨と胸郭上部(第1~第3肋骨)が上がりながら拡がる動作から始まるのが正しい状態だと思います。
     長い会話での瞬間的な息継ぎ、テンポの速い歌を歌っているときの一瞬のブレス、それらを行うためには瞬時に鼻腔を通して肺に空気を入れる必要があります。ゆっくりと腹式呼吸をしていたのではタイミングが遅れてしまいます。この意味でも、腹式呼吸だけでなく胸式呼吸も同じように重要であると言うことができます。


      100メートル走やマラソンなどで一生懸命走った直後は、息を切らせてしまったためにゼイゼイと肩を揺らした激しい呼吸を行いますが、それがここで言う胸式呼吸というわけではありません。安静時でも、息を吸ったときに鎖骨や第1~第3肋骨あたりが盛り上がるように動いて拡がるようになるのが望ましい状態です。

     胸式呼吸が上手くできない状態では、喋っていてもすぐに息苦しくなりますので「長い会話はしたくない」と思ってしまうかもしれませんし、すぐに溜め息をついてしまうようになるかもしれません。

  3. 肋骨と横隔膜と腹式呼吸
     腹式呼吸の中心は横隔膜です。横隔膜を動かす神経は頚椎にあります。
     カエルは息を吸うときに首を大きく膨らませますが、私たちの場合、その仕組みが胸の下まで降りてきて横隔膜になっているということです。


      横隔膜は胸部と腹部の境界ですが、ゆるんだ状態では天井が高いドーム状になっています。息を吸う動作に合わせて横隔膜は収縮しますが、すると天井が下がってきて横隔膜の上にある肺は膨らむようになります。この仕組みを利用して肺に空気が入る仕組みになっています。そして吸気時にドーム状の天井が平らになるように下がるわけですから、横隔膜の下にある胃と肝臓と大腸(横行結腸)などの内臓器官は圧迫されることになります。ですから、息を吸うときにお腹が膨らんで、息を吐くときにお腹が凹むようになるのが普通の腹式呼吸の正しい在り方であると言えます。(特殊な腹式呼吸もあると聞きます。)

     ところで、横隔膜は胸郭(肋骨)を足場にして伸縮を繰り返す筋肉です。ですから、肋骨や胸椎が歪んでいますと筋肉の働きが悪くなることがあります。

     腹式呼吸が上手くできない人に対しては、神経的な面で頚椎の歪み、筋肉の働きの面で肋骨、胸骨、胸椎を確認しますが、第7胸椎あたりの歪みは腹式呼吸に強い影響力があるようです。座った状態で第7胸椎を整えますと、スーッと大きく肺に空気が入って腹式呼吸が上手くできるようになることが多いです。

     尚、腹式呼吸で息を吐くときには腹筋が収縮して胸郭を下げる動作が必要になります。ですから腹筋の働きが悪い状態ですと、最後まで息を吐き出すことができない、長く息を吐き続けることができない、などの状態になってしまう可能性があります。そしてお腹の冷えは腹筋の働きを悪くする最も多い理由ですし、人によっては筋力不足が原因である場合もあります。


  4. 呼吸と骨盤の動き
     呼吸(肺呼吸)運動の中心は胸ですから、上記の①~③までの状態に問題がなければ、「呼吸に問題がある」といった状況にはなりません。ところが、「しっかり寝ているのに疲れが取れない」「ストレスを解消することができない」「からだがスッキリしない」「リラックスできない」という症状を感じてしまうかもしれません。

     からだの中心は骨盤です。そして骨盤は上半身と下半身の交流場所でもあります。骨盤が固かったり、歪みが大きかったりしますと、上半身と下半身の連絡が分断された状態になりやすくなります。

     例えば、デスクワークで一日の長い時間を座り続けた状態で過ごしますと、骨盤が椅子の座面に接する坐骨周辺や骨盤底(会陰)が固くなってしまいます。すると骨盤は後傾気味になってお尻は下がりますが、上半身が呼吸に合わせて大きく動いていても骨盤は無関係な状態、「上半身だけ勝手にやってて」というような状態になってしまいます。

     このような状態の人に対しては骨盤底や坐骨周辺がゆるむような施術を行いますが、そうしますと速やかに呼吸の波に合わせて骨盤が躍動する感じになります。そして呼吸のリズムが変わります。それまでは「息を吸って~、吐いて~」という呼吸の往復運動が鼻~お腹までで折り返していたものが、鼻(頭)~骨盤までに伸びますので、リズムがゆったりとしてきます。そして、この状態がしばらく続きますと、からだはどんどんリラックス状態になっていきます。

     いつもこのような状態でいることは難しいかもしれませんが、なるべくこのような状態を保ったまま眠り続けることができれば、疲れは解消し、頭もスッキリして、ストレスも何処かに消えてしまうかもしれません。

     赤ちゃんや幼い子供たちは、スヤスヤと気持ちよさそうに眠りますが、呼吸に合わせて骨盤もきっと動いていることでしょう。


  5. 頭~足まで、一繋がりの呼吸
     本来、呼吸運動は「波」です。そして理想的な呼吸の波は、頭の天辺から足先まで一繋がりで流れていきます。
     鼻孔~副鼻腔を通して取り入れた吸気は脳下垂体の前面をかすめるようにして咽頭に送られ気管をとおして肺に入っていきますが、この一連の運動は胸鎖乳突筋が収縮して鎖骨と胸郭を持ち上げ、外肋間筋を作動させて胸郭を拡げる一連の運動を誘発します。同時に横隔膜が収縮して腹筋がゆみ、お腹が膨れる腹式呼吸が行われますが、その流れは骨盤に拡がり、足先やふくらはぎに溜まっている静脈血やリンパを骨盤の方に引き上げる働きを誘発するようになります。

     股関節(鼡径部)や膝関節や足関節(足首)などに問題がなければ、?の骨盤の動きに合わせて、下半身の血液やリンパが動いて鼡径部まで戻る道を進みます。その状況は観察眼を鍛えることでしっかり把握することができますが、このような状態こそ理想的であり、呼吸によって「リラックス→浄化」が実現できる段階だと思います。

     足先にあった古い血液や古いリンパ液が他の老廃物などと一緒に回収されることになりますが、外呼吸(肺呼吸)と内呼吸(細胞呼吸)が一体化した状態であり、私たちに生来内在している「呼吸の力」の偉大さや深遠さを感じることができると、私は感じています。

頭の硬さ

 私はHさんの呼吸状態がまず上記①~③をクリアできる状態になることを目指して施術を行いました。自律神経を整えるための第一歩は呼吸を整えることだと考えているからです。
 しかし、頭の側頭部と後頭部が異様に硬い状態で、①の頭が呼吸に合わせて拡がるような動きはなかなか実現できません。
 側頭部が硬い理由は「食いしばり」です。この一月間、よっぽど辛かったのだと思います。肉体的辛さに耐えるために歯を食いしばって頑張っていたのだと思いました。
 後頭部~首のつけ根に掛けての異様な硬さはかなりのもので、普段はなかなかお目にかかることのできないほどのものでした。「どうしたら、こんなに硬くなるのだろう?」と思いながらも、この硬さがゆるまない限り頭に血液が行き渡らないような感じがしました。
 20分間くらいは、側頭部と後頭部の硬さをゆるめるためだけの施術を行いましたが、本人も痛かっただろうと思います。

 今回は60分間の施術でしたが、施術を終えると顔色はだいぶ良くなっていました。目つきや顔つきも戻ってきて、普通の状態の時の雰囲気になっていました。
 ただ、心はまだ落ち込んだままで、光の見えない暗闇の中にいるような、そんな感じに見えました。
 「また、近いうちに必ず来てください。まだまだ調整しなければいけないので。」と申し上げました。

翌日の来店

 翌日の夕方、Hさんから電話が入りました。「今日も、昨日のような施術をお願いしたいのですが‥‥」という内容でした。
 来店された時の様子は、昨日の施術直後の感じとは違っていました。
 「その後、どうでしたか? 今日はどんな調子でしたか?」と私は最初に尋ねました。
 冴えない様子で
 「今日は一日中頭(後頭部)が痛くて‥‥」
 「そして、いろいろな感情が湧き上がってきて‥‥。友人から電話が入ると、それだけで泣けてきたり‥‥、ともかく自分の感情を抑えるのが大変で」
 と仰いました。精神的落ち込みが強まったとも考えられましたし、あるいは、うつ状態で無感情に近かった状態から少し解放されて、感情が表に出てきたとも考えられました。そのあたりにつきましては何が正解か、私はよく解りませんし、担当分野でもありませんので、早速昨日と同じように首肩を揉みほぐすことから施術を開始しました。
 相変わらず後頭部から首にかけては張りが強かったですが、その他のところ、肩、背中、腰部から殿部、下半身などは、前日の状態とは変わっていて緊張感がかなり緩和していました。当然呼吸についても観察していましたが、「まあまあできている」と言った感じでした。
 そして昨日と大きく違っていたのは、Hさん自ら施術を受けながら会話を始めたことです。6月28日に真鶴(車で30~40分くらいの所)までラーメンを食べに行き、楽しみにしていたラーメンの味がまったく感じられないことに気づいたことから症状を認識し始めたということです。味覚がわからなくなり、頭がボーッとし始め、時々記憶が飛んでしまう症状が現れ、どんどん体調が悪くなり食事もできなくなって、あっという間に10㎏以上痩せてしまった、というような話をうつ伏せ状態で施術を受けながらしてくれました。
 その後、仰向けになっての施術を行いましたが、会話は途切れることなく、合計40分間くらいは会話をしていた感じでした。
 ここまで会話が継続してできるようになったということは呼吸状態も良くなってきたと判断することができます。私の見解では、自律神経回復のための第一歩はクリアできたということです。
 味覚の問題、頭痛の問題、記憶がところどころ飛んでしまう認知症に近い状態、食欲の問題、不眠の問題などを考えますと脳神経、脳幹、脳への血流などが頭に浮かんできます。また、食いしばりによるそしゃく筋の強いこわばりは頭痛の原因の一つであり、脳への血流にも関係ある事柄ですが、「どうして食いしばってしまうのか?」という課題も解決していかなければなりません。

 施術のおわりに、顎関節周辺がコチコチに硬くなっていることを認識していただき、指圧して、あるいは大きなあくびをして、硬くなっているそしゃく筋を少しずつでもストレッチしてほしいと申し上げました。



 今は3日目の8月1日、18時ですが、Hさんからの電話はありませんので、本日の来店はないと思います。状態が少しでも落ち着いていれば良いのですが‥‥。

 この度は具体例としてHさんを引き合いに出しましたが、私が申し上げたかったことは、「自律神経と呼吸は関係が深いですよ」ということです。
 自律神経系のトラブルに対し、現代医学では脳や血管の活動に働きかける薬で対応していますが、その他にも呼吸状態を良くすることで対応できることも知っていただきたいと思いました。
 薬は飲み続けているうちに、からだに耐性ができ「量を増やさなければ効かない」という状態を招く可能性があります。それは、漢方薬であっても同じだと思います。
 薬の効きが悪くなるという状況になりますと、「自分の状態が悪化しているのではないか」という不安に襲われるかもしれません。そうしますとマイナス思考に陥って負のスパイラルにはまり込んでしまう危険性さえ出てきます。
 ですから、別のアプローチとして「呼吸状態を良くする」という手段があることを知っていただき、薬と呼吸の両面で対応していただくのが良いのではないかと思います。

足つぼ・整体 ゆめとわ
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