膝を損傷して歩くことも膝を曲げることもままならない高齢の女性が現在10日に一度のペースで来店されています。
 当初、膝に不具合と痛みを感じたので整形外科を受診したと聞きました。整形外科ではおきまりのヒアルロン酸の注射を5回ほど接種したそうです。しかしながら、それでも改善が見られないので、さらにヒアルロン酸の注射を続けていたとのことです。
 このことはホームページにも記載しましたが、注射の針を何度も刺していますと、筋肉や筋膜や膝関節であれば関節包を損傷しますので、さらに膝関節の状態が悪くなるといった状況になることがあります。(こんな簡単な理屈をなぜ整形外科の医師が知らないのか理解できないのですが)
 こんな状況になっても、リハビリでは大腿四頭筋を鍛えることを要求されるようですが、それは「しごき」みたいで、得られるのは苦痛だけです。

 この方に対してはヒアルロン酸の針を刺したところの回復やその他疲弊している筋肉を中心に施術を行った来ました。そして、ようやく3週間ほど前に「楽に歩けるようになった!」と回復の気配が出てきたので、私もホッとしていました。
 ところが、その次に来店された時に、痛い状態が戻ってしまっていました。
 回復し始めたのに、再び症状が戻ってしまうことはあまりありませんので、「何かおかしいな~」と思いながらも、一通り施術を行い痛み無い状態で帰っていただきました。

 そして昨日、10日ぶりに来店されたのですが、再び膝痛の状態に戻っていました。私は不思議に思いましたので、この10日間にあったことをいろいろ聞いてみました。すると、新型コロナのワクチンを2度目も終えたと仰いました。注射針を刺した後は二日ほど痛かったけど特に発熱もなく今は大丈夫だと仰いました。
 私はピンときました。今回のワクチンは筋肉注射であると聞いていますので、筋肉の深い部分まで注射針を入れます。きっとそのことで上腕の筋肉が損傷状態になってしまい、その影響が膝痛として現れているのだと思いました。

 一通り膝周りに関する施術を終えた後、階段を昇り降りする動作をしていただきました。昇る動作では問題は無かったのですが、降りる動作では、軸脚側の膝にからだを支える力がなくて、カクッとして痛みを発していました。
 次に、ワクチンの注射針を刺した部分に私の手を当てて補った状態で、再び降りる動作をしてもらいました。すると今度は痛みを感じることもなく、膝もそこそこ粘り強くなっていました。
 つまり、この方は3週間ほど前の良い状態になった後、ワクチンの一回目の接種をおこない、それによって膝痛が再発し、さらに2度目の接種を数日前に行ったことで、膝痛が再発したことが解りましたし、その原因は注射針によって腕の筋肉が損傷状態になったことだと解りました。

 一般の人は、想像ができないことですが、筋肉は全身一繋がりです。何が影響して症状がもたらされているかはわかりません。
 もし、ワクチン接種を終えた後から、膝が痛くなったり、腰痛になったり、肩関節に不具合が生じたなどの場合は、注射針による損傷が原因であることも考えられます。そんなときには、弱い磁気のピップエレキバンなどを注射をした部分に貼ることで、症状が消える可能性もあります。

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