いつも頭痛に悩まされていて鎮痛薬を常時携帯している人もかなりいるようです。鎮痛薬は安全性が高いということで手軽に購入することができますが、やはり頻繁に利用することは避けた方がいいと私は個人的に思います。認知症などとの因果関係については話題になりませんので、医学的には関係がないということになっているのかもしれません。しかし、少なくとも私の母に関しては、ピリン系の頭痛薬は頭の働きを弱めていることが観察できますので、私は懐疑的です。とはいえ、頭痛に限らず腰痛や膝痛、坐骨神経痛などで痛みが強くて日常生活に支障がきたすようであれば、やはり鎮痛薬は役に立ちますし、私もたまに使うことがあります。

緊張性の頭痛

 さて、激しい頭痛に襲われますと、多くの人が脳に異常がないことを確認するために脳神経外科を受診されるようです。MRIの画像診断を受け、大概は「脳はきれいですから、肩こりや首のこりが強くて緊張性の頭痛になっているのでしょう」と診断されるようです。そして首・肩のこりを和らげるために私のところを訪れ、頭痛を改善してほしいと仰います。
 
 大雑把に申し上げれば、あるいは大掴みで捉えれば、「首・肩のこりが酷いことが原因で緊張性の頭痛を招いている」ということは正しいと思います。しかしながら施術によって頭痛状態を解消しようとしますと、幾つかの観点での確認作業と施術が必要になります。「首肩を揉みほぐして、首肩のこりが解消されれば頭痛も解消する」というものでもありません。
 
 緊張性の頭痛というのは、筋肉や筋膜、あるいは皮膚(頭皮)が緊張した状態になっていて頭部を締めつけているために痛みを発するというものです。頭皮を動かそうとしたときに硬くて思うように動かせないような状態であれば、それは緊張性の頭痛であると考えられますが、頭痛を感じる場所によって施術に対する考え方が変わってきます。
 


偏頭痛

 緊張性の頭痛と似たような存在として偏頭痛があります。「ズキン、ズキン」と襲ってくる激しい痛みは耐えがたいものですが、この場合は血管(動脈)の緊張緩和も考えなければなりません。動脈の状態には自律神経(交感神経)が深く関わってきますので、イライラや怒りや興奮や緊張という精神状態は交感神経の働きを亢進させるので影響をもたらす可能性があります。また精神的・肉体的ストレスも間接的に影響をもたらすかもしれません。
 歯痛にも偏頭痛と同じようにズキンズキンと疼くような痛みのものがありますが、それは神経の問題や炎症が関わっていると考えられます。
 ですから偏頭痛に対しては、自律神経、神経、炎症という観点での対応も考える必要があるかもしれません。
 
 

頭重や圧迫感

 痛みまでいかなくても、「常に頭が重たい」「頭の中がいつも詰まっていてパンパンになっている」などという場合もありますが、これらの場合は“血流”の問題を第一番目に考える必要があるのではないかと私は考えています。
 そして血流には動脈と静脈がありますが、多くの場合で、静脈の流れが悪くて脳内の血液が抜けていってくれない状況だと思います。
 脳は活動のためにたくさんの酸素を必要としますので動脈血をたくさん要求しますが、静脈血が抜けて行かずいつまでもそこに停滞しているために、交通渋滞と同じような状況になってしまいます。すると脳内の血液量が本来よりも多くなりますので血管が膨張して脳内を中から圧迫した状態になると考えられます。このことが“頭重”や”頭の圧迫感”の症状を招いてしまうことに繋がると考えられます。
 脳内の細胞に動脈血が届けられなくなりますと、やがて脳細胞は死んでしまいます(脳梗塞と同じような状態)ので、心臓は血圧を上げて、言わば無理やりにでも血液を循環させようとします。この状況は高血圧の原因になりますし、脳内出血の危険性をもたらす要因の一つになると考えられます。
 ですから静脈が常に滞らないように整えておくことはとても大切なことです。そして、この時にポイントとなるのは鎖骨下静脈の流れであり、鎖骨と胸郭の関係、斜角筋の状態は重要な要素になってきます。
 

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