頭が寝ていると言っても、それは眠りのことではなく、本来すっと垂直になっているはずの頭頂部が横に倒れているという意味です。

頭頂部が寝ている

 これまで本当にたくさんの頭を触ってきましたが、その80%位の人は頭頂部が右側に少し倒れています。そしてさらに右側に捻れている場合も多いです。その他には、下顎が右側に寄って引き上げられている人も多いです。ですから顎のエラ(下顎角)が左右で高さが違います。
 頭頂部(前頭骨)が右に捻れ下顎も右上に寄ってしまうのは、右側の噛みしめや歯ぎしりの癖が原因である場合が多いです。咬筋や側頭筋がこわばっているためにそうなっているので、右利きの多い私たちは、やはり顎も右側使いに偏っているのかもしれません。
 ところが頭頂部が右に倒れているのは直接噛みしめや歯ぎしりの癖とは関係がないようです。後頭部の骨(後頭骨)が歪んでそうなっている場合もありますし、右の側頭骨が下がってしまいそうなっている場合もあります。
 この寝ている頭頂部を起こしてあげると皆さん「気持ちが良い!」と言います。なんとなくボヤーッとしていたものがスーッとするようになると言います。

 私のところに来た方には、ギックリ腰や坐骨神経痛の激しい痛み、その他の強い症状の方を除いて、それが肩こりであったとしても必ず首や頭に触り状態を確認します。それで”頭が倒れている人が多い”と実感しているのですが、これを修正するともっと頭がスッキリして回転も良くなると思うことがしばしばあります。残念ながら施術時間の関係で、本人の主訴を改善することに時間を割くので、このことはほとんど手つかずの状態で帰っていただくことになってしまいます。
 ですから来店の際には、時間をとって「頭もスッキリしたい」と申し出てください。