ゆめとわのblog

ホームページとは違った、より臨場感のある情報をお届けしたいと思っています。 また、テーマも整体の枠を飛び出してみたいと思います。 ホームページは以下です。 http://yumetowa.com/ お問い合わせはメッセージ欄でお送りください。

 昨日読んだ本に、私たちの肉体にある感覚器官(目・鼻・耳・舌・皮膚)と内面にある知性についての話がありませしたのでご紹介します。

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 太陽や月はこの世を照らしています。部屋の明かりは家の中のいろいろな物を照らし出します。太陽が輝き、月が照らし、火が燃えていることが、どうしてみなさんにわかるのでしょう。光が輝いてものを明るく照らしていると、どうして言えるのでしょうか。自分の目でその輝きを見ているからです。目がなかったら、太陽や月の光が見えるはずはありません。ところでどうして目はものを見ることができるのでしょう。
 眠っているときや、目を閉じているときも、間違いなく意識の光は輝いています。ですから、知性の方が目よりもはるかに明るく輝いているのです。それを教えてくれるお話をしましょう。
 盲目の男と足の不自由な男がおりました。ふたりで乞食をしながら、村から村へと渡り歩いていました。盲目の男は足腰が丈夫で、足の不自由な男は目がよかったのです。足の不自由な男は、盲目の男に肩車をしてもらっていました。そうやってお互いに助け合って、村から村へと旅をつづけることができました。あるとき、道の途中で立派なキュウリの畑を見つけました。足の不自由な男は盲目の男に言いました。
「おい相棒、うまそうなキュウリが畑にあるぜ。ひとつ畑に忍びこんで、いただいちゃうっていうのはどうだい。ちょっと休んでから、先へ進もうや」
 盲目の男は足の不自由な男に言いました。
「でも相棒、気をつけてくれよ。どこかで見張りが目を光らせているかもしれないからな」
 足の不自由な男は言いました。
「大丈夫だ。誰もいない」
 盲目の男は言いました。
「畑のまわりに柵や門があったら教えてくれ」
 足の不自由な男は言います。
「柵も門もないみたいだな。さあ入ってめしにしようじゃないか」
 盲目の男はすぐに言い返しました。
「よォ相棒よ、ここのキュウリはきっと苦くて食えたもんじゃないぜ。だって、見張りも柵も門もないんだからな」
 この男は目は見えなかったけれど、知性をはたらかせることによって、目が見える男よりも正しくものが見えていたのです。目に光を与えるのは、知性です。
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 知性の方が感覚器官よりも優位にあるというのが本来の姿なのに、今の私たちの社会は感覚器官を刺激するもので溢れているために、知性が曇ってきているのかもしれないと、悪いニュースを見聞きする度に思ってしまいます。

噛みしへの施術

 今朝起きたら久々に頭痛がしました。トイレで腹に力を入れると頭痛が強調されました。
 昨晩の夢見が悪かったのか、きっと夜中に食いしばっていたのでしょう。すかさず頬を触りますと、咬筋がコリコリと硬くこわばっていました。
 頭痛を訴えて整体に来られる方には、「多くの頭痛は歯ぎしりや噛みしめ、食いしばりによって咬筋や側頭筋など咀嚼筋がこわばってしまい、頭皮もこわばるので頭を締めつけた状態になるからです。」と言っていましたが、今朝は私がその状態でした。この3日ほどとてもハードな日々を送っていたので、疲れもだいぶ溜まっていたのかもしれません。噛みしめの原因を特定することは難しいことです。
 さて、お店には行って掃除や朝の支度を終えて、自分で咬筋のこわばりを解消するセルフケアを行いました。(写真参照)
 最初のお客さんを迎える頃はまだ少し頭痛が残っていましたが、そのお客さんが終わるとすっかり良くなっていました。
 仕事で動き、血液循環が良くなったこともあって頭痛が解消したのだと思います。

 頭痛や片頭痛に襲われたときには、このセルフケアは有効だと思います。
 コツは、強めの力で指圧することです。けっこう痛みを感じますが、それくらいでないと咬筋のこわばりは取れません。しばらく指圧し続けていると「痛い!」から「痛気持ちいい」に変わっていくと思います。すると頭痛もおさまってくるでしょう。
咬筋はちょっと大きく、頑固な筋肉です。何カ所かに分けて指圧してみてください。ゴリゴリ揉んだり、グイグイしたりすると筋線維を傷つけることにつながりますので、ジワーッと一個所1分くらい継続して丁寧に指圧するようにしてください。

こちらのページも参照してください。
http://www.yumetowa.com/seitai/column/kamisime.html 

僧帽筋の「ゆ」による首の傾き
 この何日かで、首の傾きを修正してほしいという人が二人ほど来ました。
 一人は“お父さん”で、いつも赤ちゃんを寝かしつけるのに左肩に赤ちゃんの顔をのせるように抱っこしているという人です。もう一人は、高校生の時(10年以上まで)ずっとカバンを左肩にかけて通学していたという人です。
ともに僧帽筋の上部線維がゆるんで伸びてしまったという状態でした。
 この修正方法は単純ですが、僧帽筋線維の中で弛んでしまっている部分の働きを回復させることです。それはその部分に指先をあてて細胞の働きが良くなるようにするだけのことです。
 しかし、ちゃんとその部分にピンポイントであたらないと何の効果もありません。また、弛み具合(ダメージの強さ)によって一度の施術だけでは回復しきれないため、日々ご自分でケアしないといけない場合もあります。
 今回はお二人の内、高校生の時にカバンを掛け続けていた方の人は、日々のケアが必要な方でした。ケアの方法はお教えします。

からだが歪むから内臓がおかしくなるのか、内臓がおかしくなるからからだが歪むのか。

 故橋本敬三氏が開発された“操体法”は一時期とても注目を集めNHKのテレビ番組でシリーズとして取り上げられた程でした。整体業界の関係者の中では今でも有名ですが、私も橋本氏を尊敬している一人です。(と言って私が操体法による施術を行っているわけではありません。)
 
 橋本氏の著書の中に以下のような文面があります。

 「このように考えますと、『内臓がわるいのでからだの調子がわるい』というのが間違いだということがわかると思います。実際は内臓がわるくてからだの調子がわるいのではなく、からだの調子をわるくするような状態にしておいたから内臓がわるくなっているのです。
 最初にからだの基礎構造が歪み、腰が痛いとか、からだの調子がなんとなく変だとかいうように自覚されてくるのです。
 それをかまわないでおくと、働きがわるくなってきます。このときには、ある部分、このばあいに胃としますと、そこに集中してあらわれてくるのです。尿の出がわるくなったとか、下痢するとかいうように、働きがわるくなった結果が出てきます。
 さらにこの状態が進行すると、胃にキズがついて、胃潰瘍という現代医学で診断できる病気にもなるわけです。胃が痛む、嘔吐、吐血、下血などの自覚症状もあらわれます。
 ところが、これになかなか気づかず、胃にキズがついたことが原因で、からだがだるかったり、尿の出がわるくなったり、下痢になったりしているように考えがちです。しかし、事実はまったく逆であり、からだがだるいというように歪みがあるから、それが蓄積・進行してついには胃にキズがついたのです。
 だから、胃についたキズがふさがるにしても、からだの歪みがよくなることからはじまります。その過程は、まず最初にからだのだるさや気分のわるさがとれて快適になってきます。それによって胃の働きがよくなってきますから、キズもふさがってくるわけです。こういう順序で胃潰瘍が治るのです。」

 以上が正しいかどうかは私には結論づけることはできません。ただ言えることは、現代医学のアプローチとは全く違うということです。
 以下、また橋本氏の言葉が続きます。
 「胃にキズがついていれば、まずそのキズをふさごうということから発想する。だから、からだの調子がおかしいといって病人が医者にかかると、まず病気の個所がないかをさがしはじめます。次々と検査して働きのわるい部分を見つけて、ここがわるいからからだの調子もわるいという診断を下して、わるい部分を治そうとするのです。これが現代医学のやり方です。
 わるい部分があったから診断をくだせるけども、そこまで進んでいないがからだの調子がわるい、そういう患者にはこたえられないわけです。物事をさかさまに考えているため、健康から病気に傾斜することも、病気から健康に回復していく仕組みもはっきりしないのです。そして、『過労のせいだ』とか『ノイローゼ気味だ』『自律神経失調症だ』と、あいまいにして逃げざるをえないわけです。」

 橋本氏は元々西洋医学の医師として長い年月を費やし、そのアプローチの仕方に対する疑問を抑えきれなくなって自ら操体法を開発されましたので、上記の内容は信用できるものだと私は考えています。

 ところで、数日前、中年の女性が数年ぶりに来院されました。「更年期がやっと終わって‥‥」と第一声です。今回来院された目的を尋ねると、「プールでめまいがして、フラフラっとしゃがみ込んだときに階段にお尻を打ってしまい、それから腰の調子が悪いので何とかしてほしいと思って」という答でした。
 腰の方は、おそらく打撲で仙腸関節か仙骨あたりがゆるんでしまった影響だと思いましたので、それほど難しい問題ではなく気にならなかったのですが、「更年期」「めまい」という言葉が引っかかりました。
 腰痛への施術をしながら「めまいってどんな感じだったのですか? 他に何か症状はありますか?」と尋ねますと、「いつもノドにタンみたいなものがへばりついていて、咳をして切ろうとしても落ちて(離れて)くれなくて、常に咳をしているからそれで疲れてしまって。それが毎日毎日辛くって‥‥。」「病院でタンを切る薬とか出してもらっているけど全然効かなくて。」「更年期のせいかも、とお医者さんは言うんだけど、もう(更年期は)終わっているはずだし‥‥。」という答でした。
 この方は、のどの問題は整体とは無縁だと思っていたようで、整体のことはまったく頭にないままこの2年ほど病院通いを続けていたようです。(「2年間も辛い思いをしていたのか」と私の心)
 腰の方が一段落した後、のどの方に取りかかりました。
 顎の右側の下のところに大きな膨らみ(こわばり)があり、そこに引きつけられるようにのどが右側に寄っていました。この捻れで空気の通りも悪くなり炎症を起こしタンが絡みやすくなったのでしょう。さらにのどが捻れているため咳をしてもタンが切れずにのどにへばりついたままになっているのだろうと想像しました。
 ですから私のすることは二つで、一つは顎の右下にある膨らみを解消すること、もう一つはのどに捻れをもたらしている原因を探し出し、それを修正することです。(細かい施術内容は省きます。)
 これまで2回施術を行いましたが、だいぶ楽になったようです。昼でも夜中でも常に咳をしていたものが、夜気にしないで眠れるようになったと1回目が終わって2日後に来られたときに言っていました。明日また来院されますが、経過を聞くのが楽しみです。

 橋本氏の文面を引用した後に、この話をさせていただきましたのは、からだの歪みが“めまい”や”のどの不調”という内的症状をもたらしていて、歪みを改善することで内的症状が改善される実例の一つだからです。
 私たちの体を“容器とその中身”というとらえ方で考えますと、容器は専門用語で体壁つまり骨格や体表の筋肉など、中身は内臓とその働きにあてはめることができます。
 そして、中身がおかしくなると容器が歪むのか、あるいは容器が歪むと中身がおかしくなるのか、のどちらが正しいのでしょうか? 見解によってどちらも正しいという結論になってしまうかもしれません。
 私は整体師ですから、“容器が歪むと中身もおかしくなる”という立場で仕事をしています。
 ただ申し上げたいことが一つ。それは容器をいじってはいますが、それは容器のことだけではなく、その先にその中身の状態が変化することを常に頭に入れていることです。整体を行うと必ず内臓の働きに影響がもたらされますし、反対から見れば、内臓の働きに不調があったとしても、それは整体的にアプローチする方法が必ずあるということです。(○○に効くツボ、という単純な話でありません)
 来院される方は、私がこのように考えているということを少しでも知った上で来ていただければありがたいと思っています。

 お腹の冷えが胃の不調につながるというお話しです。
 本来は噛みしめによる顎関節の不調で当院を訪れた女性なのですが、慢性的な胃の不調を抱えていて病院で処方される胃薬を欠かすことができない状態です。
 この方は寒い季節だけでなく真夏の暑さが厳しいときでもお腹が冷えています。「アイスクリーム好きですか?」と尋ねると「毎日食べるのが生きがいの一つ」とのことです。毎日のアイスクリームはまずいです。アイスクリームは半ば氷を直接胃の中に入れているようなものです。お腹が冷えないわけがありません。私は「では、アイスを口の中で溶かしきってから飲み込んでください。」とはかない抵抗を示すのですが、どうするかは本人次第です。

 この方はだいたい月に一度くらいのペースで来店していました。胃の調子を整えるためではなく、噛みしめによる顎関節の不具合を調整するためです。(噛みしめてしまう原因は心理的ストレスによるものです。その原因は職場にあるので、回避できません。)
 ところが私が気になってしまうのは胃の方です。
 「ただお腹を温めて大切にするだけで良くなるのに‥‥」とつい心の中で思ってしまいます。
 元々の体質に加えアイスクリームという敵がいて、それを月に一度お腹を温めたからといって根本的な解決にはつながりませんが、それでも私の思いを伝えるために必ずホットパックでお腹を温めながら、腹筋の働きがよくなるような施術を行っていました。
 そして前回、業務で使っているホットパックを貸し出しました。「これをレンジで2分30秒チンして、寝るときにお腹にのせてください。毎日やってください。」と言葉を添えて。

 その後2月経っても音沙汰がありません。「毎日ちゃんと温めているのかなぁ。調子はどうなのかなぁ」、などと時々思い出しては気になっていました。
 そうしたら、一昨日電話が入って「顎がまたガクガクで‥‥。でも、毎日温めていたら胃はすごく調子いいです」と予約の電話が入りました。
 昨日来店されましたが、確かに胃の状態は良いようです。お腹の感じも良くなっていて呼吸も楽にできていました。ただ、咬筋がものすごく硬くなっていて顎の不具合は増強していました。
 「同じようなものを見つけて買ったので返却します」とホットパックを返してくれました。

 レンジでチンして温めるホットパックは薬局などで手軽に手に入りますが、実際のところあまり良いとは思いません。ここで使っているのは、30分くらいしか実用的な温度を保つことはできませんが、湿気を含んだ熱を出してくれるものですし、結構高温になりますので短時間でお腹を温めることができます。ちょうど蒸しタオルで30分くらい温度を保ってくれるようなものです。
 この方が買われたのは6000円くらいと仰っていました。

 特に女性にとっては“お腹の冷え”は大敵だと思っています。婦人科系の不調や病気で悩まれている方には是非、お腹を積極的に温めることをお勧めします。また、今は健康でも、予防のためにお腹を温めてください。これから寒い季節に変わっていきますので、”シャワーで済ます”ということはなくなるかもしれませんが、湯船にゆっくり浸かる時間を増やしてください。そして腹巻きなどもしてください。

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