ゆめとわのblog

ホームページとは違った、より臨場感のある情報をお届けしたいと思っています。 また、テーマも整体の枠を飛び出してみたいと思います。 ホームページは以下です。 http://yumetowa.com/ お問い合わせはメッセージ欄でお送りください。

 久々のホームページ更新です。

 本日、「大切な骨盤底‥‥女性はとくに」をアップしました。


 この現象世界は二元性の世界です。表と裏、光と闇、昼と夜など相反する性質が一対になっているのが原理であり、それらは絶対に切り離すことができません。
 そして、この原理は私たちの肉体にもあてはまり、お腹側(陰)と背中側(陽)が一体になって全身のバランスが保たれ、生理機能を正常に働かすことができます。
 骨盤底(会陰)は肉体の陰と陽の接点です。ですから、骨盤底の状態が芳しくないと私たちはバランスを失い、不調や不具合を抱えることになります。
 そんな内容です。どうぞご覧になってください。

 ところで、陰陽の接点はもう一つあります。それは顎関節の噛み合わせです。噛み合わせの状態が悪いと上手く噛めないだけでなく、からだのバランスを保つことができず、いろいろな弊害を生じるようになります。
 現在、毎週のように来店されている25歳くらいの女性がいます。さまざまな不調を抱えています。施術を行うとそれらの不調は良くなるのですが、次週には違う不調を持って来店されるといった感じが長期間続いています。
 このように決まった症状で苦しむのではなく、一つ良くなると別のところに不調や不具合が生じることが、モグラ叩きのように果てしなく繰り返されるのは稀なケースなのですが、このループをなんとか脱したいと熟考しました。
 最近の彼女は毎晩噛みしめてしまうと聞きました。そのような人は多いのですが、もう少し突っ込んで話を聞いてみました。
 すると胃腸の調子が大変悪いにもかかわらず、ご飯を噛む回数がとても少ないと言います。そして、この癖は幼児頃からだと言います。「3回噛むと飲み込んでしまうので親からよく指摘されたけど、噛むことができない」
 「噛むことができない」‥‥これは大きなヒントになります。咀嚼できないのに噛みしめてしまう癖を持っているということです。
 「赤ちゃんの時、おっぱいは吸えたの?」と聞きました。
 すると「母親の乳首に吸い付くことができなくて、おっぱいも上手く飲めなかったと母が言っていた」とのことです。そして母親に生まれてからの様子をもう少し詳しく聞いてもらいました。

 出産直後からおっぱいが吸えず、上から乳房をかぶせるようにして、乳首を口の中に押し込むようにしないと乳を飲ますことができなかったようです。‥‥つまり出産時からそしゃく筋が使えなかったということです。
 私は、そしゃく筋は「全身筋肉の司令塔」と表現していますが、そしゃく筋がしっかりしていないと全身の筋肉の働きが悪くなります。力が入りません。ですから彼女は筋力が発揮できない筋肉と噛み合わせが合わない、バランスの悪い肉体で25年間生きてきたということになります。
 食べ物を噛むことができないので、当然胃は悪くなります。逆流性食道炎をとおり超えて、胃酸や緑色の胆汁まで吐いてしまうほどの不調を抱えています。生理痛が激しすぎて痛みに耐えられないため、ピルを毎日飲んでいるとのことです。その他にもたくさんの不調を経験しています。

 さて、この状態をどうしたものかと考えました。生まれつきの不具合でなければ、出産時のアクシデントによる影響でそしゃく筋が使えないと考えるしかありません。
 そこで、母親に出産時の様子を尋ねますと、臍の緒が首に巻きついてしまったので、慌てるように会陰切開して分娩したとのことです。
 ということは、分娩時に巻きついた臍の緒で首(頚椎)が損傷し、そしゃくができなくなった可能性も考えられます。

 「口笛を吹いてみて」と私は彼女に言いました。すると唇を突き出して口笛を吹く形を作ることができません。「スースー」とするだけです。そしゃく筋が働かないと、乳を吸う形、つまり口笛を吹く形ができません。もし、口笛を心地良く吹くことができないならば、それはそしゃく筋の働きが満足にできていないということです。

 「私が首をいろいろ触っていきますが、どこかに触ると口笛が吹けそうな感じになるかもしれないので、そうなったら教えてください。」と彼女に言いながら、私は首の筋肉や頚椎を探っていきました。
 そうやって、第4頚椎の右側にポイントを見つけました。そこを触ると口笛を吹く形、つまりおっぱいを吸う形が苦も無くできるようになりました。そして下顎が上顎の方に食い込んでいるように噛みしめ状態にあった筋肉はゆるんで、顎関節の状態も良くなりました。

 長年整体の仕事をしてきましたが、今回のケースは初めてでした。「頚椎がおかしくなっても咀嚼ができなくなる場合がある」ということを知りました。
 これで彼女のたくさんある不調が楽になるといいのですが。

 台風が発生したり低気圧が近づくと肩が凝ったり体調が悪く感じるようになるという話はよく耳にします。昔は高齢者に多いと思っていましたが、最近は若い人でも体調と天候との関連性が顕著に現れている人を時々見かけます。
 それは「気のせい?」という考え方をする人もいるようですが、科学的に見て、私たちの肉体には電気が流れていたり磁気がありますので、天候の変化によって肉体が影響を受けるのはまったく理にかなったことです。
 ただ残念なことに、現在の科学では、天候と体調の変化に関する明確な解明は為されていないようです。‥‥なので「気のせい?」「心理的問題?」といった考え方に引っ張られてしまうのかもしれません。

 ところで、このような天候と体調が密接に関連している方が来店された時、私が先ず考えることは「対応力をアップする」ことです。
 この場合の”対応力”とは私の感覚では”消化力”となります。(免疫力とか抵抗力とは違う観点です)
 たとえば私の整体院は田舎ながら車のよく通る幹線道路沿いにあります。ですから、施術室にも車の通る音が少し入ってきます。施術を受ける多くの人は、あまりその音は気にならないのですが、時々車の通る音が「うるさい」と感じる人がいます。そんな時、私が思うことは、耳が音を処理する能力が低下しているということです。それは、ちょっと食べるだけでも胃がもたれてしまうことに似ています。胃が食べ物を消化する能力が乏しいというなのですが、同様に耳に入る音を、空気の振動(鼓膜の振動)~骨伝導~神経伝達(電気信号)へと変換する能力が低下しているということです。つまり音の消化力に問題があると私は考えます。そして対応する施術を行います。たいがいは耳のある側頭骨がずれていて、それを修正することでこの問題は改善されます。そして、それまで耳障りに感じていた音が気にならなくなりますが、それは音を消化する力が高まって耳の機能に余裕ができたからだと私は考えています。

 天候と体調との関係も同じような考え方をして対応していますが、胸が一つのポイントだと思われます。胸は私たちの肉体にあるセンサーの中で中心的な役割をしていると思っています。
 自分の思考や心理的なこと、外界(環境)からのあらゆる情報やストレスによって胸は変化します。それは胸郭(肋骨)が実際に歪んだり、硬くなって動かなくなったりすることで確認することができます。
 このような場合は呼吸が浅くなっていたり、あるいは胸式呼吸だけしかしていなかったり、あるいは反対に腹式呼吸だけしかできなかったりと呼吸状態が中途半端な感じになっていますので、呼吸状態を改善することを目指して施術を行います。そして呼吸状態が改善されていきますと、結果として胸の状態も良くなっていますので胸のセンサーとしての能力が向上して余裕が生まれます。そしてそれは耳が音を消化する能力が高まるのと同様に、胸が外界からの影響に対応する能力も増して、低気圧や台風や寒さや湿気(雨)があっても肉体的な総合力に大きな影響が及ばなくなるのではないかと思います。
 結局のところ「呼吸」がキーワードになりますが、理想に近い呼吸が実現できている状態であれば、少々外界で変化が起ころうとも「気にならない」という結果になるのだと思います。たいていは、これで上手くいきます。

 ところで、今回ブログを書くにあたって私が皆さんにお知らせしたかったことは天候と体調の関係についてではありません。
 現在地球にやってきている宇宙からのエネルギーがものすごく変化していることと、それによって体調が崩れやすい状態になっていることを知っていただきたいと思いました。
 私たちが暮らしている3次元の地球は7.83Hz(ヘルツ)という周波数で共振しています。つまり私たちの肉体や意識のリズムはだいたい8Hzで振動しているということです。
 脳波で考えると理解しやすいかもしれませんが、脳がリラックスして冴えている状態で出しているα波は9~12Hz、緊張状態で出しているβ波は14~26Hzといった具合です。
 
 ところが数十年前からこれらの周波数を大きく超えた周波数のエネルギーが地表で観察されるようになったということです。つまり3次元地球のエネルギーとは違う種類のエネルギーが時々やってきていると解釈できます。そして昨年辺りからその高い周波数のエネルギーが頻繁に到来するようになり、さらには時々非常に強いエネルギーとして到来していることも観測されています。

シューマン20220507

シューマン視方


シューマン見方2


 つまり、私たちがこれまで暮らしている地球に到来している太陽光や宇宙からの放射線や電磁波とは大きく違うエネルギーが到来しているということです。
 そして、このエネルギーは私たちの脳を強く刺激していると思われます。これまで経験したことのない高い周波数(波動)の強力なエネルギーを感じた脳は変化を起こしていると私は実感しています。そしてそれは脳だけでなく、肉体にも影響が及んでいるのだろうと思います。

 私自身の変化をここに申し上げます。
 変化を明らかに感じはじめたのは昨年の3月頃からですが、直近では一月前(4月中旬)に大きな影響を受けました。頭の中が膨張したように感じ、頭痛が生じました。そして少し吐き気もしました。普段頭痛を感じることはほとんどありませんし、吐き気を感じることもありませんので、明らかにおかしいと感じましたが、そうこうしているうちに股関節が痛くなり開けなくなりました。そして異変は骨盤に移り座っていることも辛くなりました。当然きつい腰痛になりました。私は整体師ですから、これらの症状についてはよく知っています。それが疲労やケガや歪みによる原因であるなば、もちろん自分で対処できます。ところが内側からの何かの力による変化なので、どうにもなりません。そして最悪の状態は10日ほどたってでしたが、立っていることができなくなりました。立つと右のスネが痛くて立ち続けることができないのです。(その頃には股関節の痛みや腰痛はおさまっていましたので痛みの箇所が転々と巡るといった感じです)
 私の通常の仕事(施術)では、最初の15~20分くらいは肩こりを揉みほぐす作業をしますが、その間は立ち続けなければなりません。「どうやって乗り越えよう?」と危機感を感じていましたが、苦しいながらも何とか作業をすることができました。
 およそ2週間にわたっての強烈な体調不良でしたが、頭内部の圧迫感はずっとあるものの苦痛の波は去って行きました。尚、この間でもっとも奇妙なことは、症状が出始めた頃(4月中旬)、一晩に5回トイレに行ったことです。ちょうど1時間に1回というペースで排尿が我慢できなくなりましたが、毎回大量に尿がでました。この一晩で3~4㎏は体重が減ったのではないかと思いました。その後、トイレに行く回数は3回になり、2回になりと減っていきまして、4月の終わりには夜中にトイレに行くこともなくなりました。
 今、考えますと大変なデトックスの時だったのかな? といった感じです。宇宙エネルギーによる浄化作用が起きたのかな? などとポジティブに思っています。

シューマン20220508


 この図を見ますと5/7に非常に強烈なエネルギーが到来しています。この日の夜中からまたトイレに呼ばれる行動が始まりました。7日の晩は3回、8・9・10日は2回です。そして10日から再び頭痛が始まり、今度は少し強めの吐き気を感じます。また8日以来眠りが浅くなり、眠っているのかいないのかわからないような状態が続いています。今は11日の19時頃ですが、後頭部と前頭部に膨らみによる圧迫感を感じています。

 おそらくこのエネルギー到来による体調の変化を経験している人も多いのではないかと思います。人それぞれに症状は違うかもしれませんが、ネット上に出ている情報では、頭部の圧迫感や痛み、吐き気、ふらつき、筋肉痛・関節痛、突如襲ってくる極端な眠気、といった症状が多いようです。
 もし、このような症状が生じたのに原因がよく解らない場合は、宇宙からのエネルギーによる影響の可能性も考えられますので、以下のサイトをでエネルギー状態を確認してみてください。




  

 久々の投稿になります。
 現在、慢性的な耳鳴りの問題を抱えている人が二人通院されています。一人は若い女性ですが、乗っていた電車が急ブレーキをかけた時の「キーッ」という高い強烈な音が鳴ったときに耳が共鳴してしまい、それ以来10年近く慢性的な耳鳴りを抱えているという状況です。
 もう一人は以前は右側の耳にしばしば難聴や耳鳴りの問題を抱えていましたが、それは改善しました。しかし、昨年の夏から左側の耳が異常な状態になり、9月頃から強い耳鳴りと耳の圧迫感を感じるようになり、そのまま音も聞こえなくなってしまった経過です。
 まだ40歳代ですので、今から耳が聞こえなくなってしまうのかと不安に襲われ、心理的にも非常に落ち込んでいました。
 これまで週一度のペースで5回来店されていますが、症状改善の兆しも見られるようになり、心も軽くなって良い兆候になってきています。

 耳鳴りは、それがどれくらいの煩わしさや辛さであるのかを他人が把握することはできませんので、私としても症状を把握したり、改善の兆候を感じ取るのが難しいので扱いにくい症状の一つです。
 それでもなんとか自分の能力を駆使しながら、地道に対応しています。

 本日、耳鳴り関連の記事をホームページのアップしましたので、興味のある方はご覧になってください。




(今回は文章だけになってしまいますので、わかりにくいところもあろうかと思いますが、解りにくいところは読み流してください。長文ですが、最後まで読んでいただけますと、私の言いたいことを理解していただけると思います。)

 古傷の影響でからだが歪んだり、不具合が生じたり、体調が思わしくなかったりすることなどにつきまして過去に何度か掲載してきました。
 今回もそのような話ですが、実例として、多くの人に参考になればと思い書かせていただきました。
 
 40歳代の女性は、中学生の時に激しい尻餅をつくかたちで尾骨周辺を強打しました。その時は何日間も歩くのが大変だったということです。
 その他には、高校生の頃に交通事故で車と衝突し、からだが飛んで道路にうつ伏せの状態で落下した経験があるということです。一時的に意識が飛んでしまったので、打撲の詳細は記憶にないけれど下顎に創傷があったので顎を打撲したのではないかと話してくれました。
 そして現在の症状は、右股関節の詰まり感と硬さ、右背中の腫れ、右目視力の低下、浅い呼吸、歯ぎしりなどがあり、精神的には不安や緊張、赤面恐怖なども感じやすいとのことです。

 ベッドにうつ伏せになっていただき、股関節や背中の観察から施術を始めましたが、骨盤の形がおかしいことが見ただけでわかりました。右股関節は、大腿骨が骨盤に近づきすぎている状態になっていまして、背中右側の脊柱起立筋が太くこわばっていました。ご本人は背中の腫れが、肝臓や腎臓と関係があるのではないかとの心配を持っていましたが、そうではなくて骨格筋である脊柱起立筋が強くこわばっていることによるものだと説明しました。
 呼吸はとても浅い状態で、腹式呼吸も胸式呼吸も両方とも芳しくない状態であることがすぐにわかりました。

 まず骨盤を修正することから取り組みましたが、仙骨表層の筋膜がガチガチに硬くなっているために骨盤の柔軟性がまったく無く、さらに右の股関節では小殿筋(しょうでんきん)が強くこわばって大腿骨を骨盤の方に引き寄せていました。

 施術は仙骨表層の筋膜をゆるめることからはじめました。丁寧に、そして念入りに筋膜をゆるめていきました。すると関節(仙腸関節)に少しゆとりが生まれだし、呼吸に合わせて骨盤が少し広がることができるようになりました。それによって少し腹式呼吸ができる状態になりました。(呼吸と骨盤の柔軟性は関係があります)
 次に右の小殿筋をゆるめる必要がありますが、小殿筋がこわばっているのはおそらく中学生時代の尻餅による打撲の影響が残っているからだと思いました。ですから尾骨周辺で古傷として影響を及ぼしている部分を探していきました。
 その部位は尾骨奥の右側にありましたが、そこを手当てしていますと硬くこわばっていた脊柱起立筋が少しゆるみだし、骨盤の形も良くなり、腹式呼吸が大きくなって空気を大きく吸うことができる状態になりました。

 その後、その部位の損傷による他の影響を確認するために座っていただき、上半身を左右に捻る動作をしていただきました。右側の脊柱起立筋がこわばっていて伸びないために、左側に捻っても右背中の筋肉と右殿部の筋肉が突っ張ってしまい途中でストップがかかってしまいました。
 次に、尾骨奥のその損傷部位に私が手指を当てて同じ動作をしてもらいましたが、すると突っ張りがゆるんで、十分とは言えないまでも、上半身を左に捻ることができる状態になりました。
 つまり、中学生時代に尻餅をついて強打した尾骨奥右側の損傷が30年近く経っても回復していなかったために骨盤が歪んで柔軟性がなくなり、腹式呼吸が上手くできない状態になっていたということです。さらに同じ原因で、右側の小殿筋と脊柱起立筋が強くこわばってしまっていて、右股関節の不調と右背中の腫れた状態を招いていたことになります。
 結局、尾骨奥の右側にダイオードを貼って、損傷部分の回復を促すようにしました。長年の損傷ですから少し時間がかかると思いますが、2つ問題を改善する希望が見えました。

 次に、右目の視力低下、浅い呼吸、歯ぎしりなどを施術するためにベッドに仰向けになっていただきました。その時すぐに解ったことは、右目が右側を向いていることと、胸(胸郭)が右側に大きく捻れていることでした。
 皆さんは「右目が右を向いている」状態を連想することはできないかもしれませんが、いわゆる右目が斜視状態になっているということです。そして、このような症状は普通にたくさん見かけることです。
 視力は左目が1.0、右目が0.1と仰っていましたが、その主な原因は右目が斜視状態になっていることだろうと思われます。つまり、正面を見るためには右目を左側に捻りながら物を見ることになりまが、それは普通の人が瞳だけ右や左に向けながら見る動作を同時に行うとおなじことですから、当然物の見え方は悪くなってしまいます。

 腹筋の中に腹横筋(ふくおうきん)があります。お腹に力を入れたときに腹圧を保つ働きをする筋肉として知られていますが、この筋肉は目の左右の動きと連動関係にあります。つまり、胸郭が右側に捻れていることの理由として右側の腹横筋がこわばっていることがありますが、その時には同時に右側の眼球も右側に捻れた状態になり、右顔面も右後方に歪んでいる状態になってしまいます。あるいは、反対に右眼球が右側に捻れてしまうと右側の腹横筋がこわばって胸郭が右側に捻れてしまいます。
 この方の場合は、右目が捻れていることが影響して胸郭が歪んでいました。そして、そのことは右の股関節の不具合にもある程度影響を及ぼしていました。

 右目が捻れている原因を探っていきますと、最終的には左側の中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)という首の筋肉が強くこわばっていたことが原因であることがわかりました。
 ここで、もう一つの訴えである歯ぎしりの問題との関連性も生じることになります。
 中斜角筋はそしゃく筋の一つである内側翼突筋(ないそくよくとつきん)と連動関係にあります。中斜角筋が強くこわばっているということは、内側翼突筋も強くこわばっていることですが、それは自分の意志に関係なく噛みしめ状態になってしまうということ意味しています。口を大きく開くことができなくなりますし、自然と噛みしめてしまいますので、歯ぎしりの癖を持つようになってしまいます。

 今度はどうして左側の中斜角筋が強くこわばってしまったのか? ということになりますが、その原因は胸骨と左側鎖骨との関節付近の損傷状態でした。私が想像するに、高校生のとき交通事故にあって道路に落下したときに、その部分を打撲したのではないでしょうか。
 しばらその損傷して凹んだ部分に手当ての施術をした後、ダイオードを貼りました。ここも尾骨奥同様に回復を促さなければいけない部分です。

 また、その他にも胸に関係して、子供の頃に病気で胸骨の中央部分に何度も注射をしたことがあると仰いました。ご本人は、その注射の薬剤がきつくて辛かったと仰っていましたが、私は注射針を何回も刺したことが気になりました。
 胸骨表層には筋肉はほとんどありません。筋膜と皮膚しかないような状態ですが、それだけに敏感なところでもあります。そこに何度も注射針を刺したということは、必ず損傷状態になっていてからだに悪い影響を及ぼしているはずだと私は考えました。
 そして案の上、胸骨を手当てしていますと、腹式呼吸がとても大きくなり、空気をたくさん吸い込むことができるようになりました。そしてその部分にはピップエレキバンを貼りましたが、ご本人には毎日のように手当てのケアをしていただきたいと思っています。

 今回はここまでの施術になりましたが、その他に胸式呼吸がしづらいなどの問題があります。その症状は「息継ぎがうまくできない」など、瞬時に空気を取り入れることが苦手な状態です。喋っていると息苦しくなってしまうので長話はしたくない、カラオケで速い曲を歌うと息継ぎが間に合わない感じになるので苦手といった感じです。つまり、腹式呼吸のようにゆったりとした呼吸はできても、瞬時にスッと空気を吸い込むことができないのです。
 その理由としては胸郭上部の肋骨が動きにくい状態であること、副鼻腔の働きが悪いことなどが考えられます。そして、ご本人は「確かに酷い副鼻腔炎を経験したことがあり、今も副鼻腔に空気を通すことはできにくい」と仰っていました。ですから、そこは次回以降の施術となりますが、胸式呼吸が上手く出来るようになって、副鼻腔に空気を通すことが出来るようになりますと、頭もスッキリしますし脳への酸素供給も快適になりますので、不安や緊張を感じやすいなど精神的なマイナス面を改善することにも出来るようになるのではないかと思っています。



 古傷の影響が表面化して肉体的に辛くなるのは平均的には40歳を超えたくらいからかもしれません。学生時代にスポーツに打ち込んで激しく運動していた、子供の頃に大きなケガをした、そういったことによる骨や靱帯や筋肉の損傷があったとしても、若くて体力があり、筋肉のポテンシャルが高い状態ですと、マイナス面を他の筋肉が補ってくれるために不具合や不調が表面化することは少ないようです。しかし、加齢にともない筋肉のポテンシャルが下がってきますと、筋肉は本来の自分の仕事をこなすことで精一杯の状態となり、古傷のマイナス面をカバーすることまで手が回らなくなってしまうようです。
 すると、古傷による影響が表面化して加齢と共にからだがどんどん辛い状態になっていくのではないかと私は考えています。
 今、腰痛や肩こりで悩んでいたとして、その原因が古傷による影響であるのであれば、腰や肩を一生懸命マッサージしたところで、あるいは鍼灸治療などをしたところで、本当に効果は一時的なものになってしまいます。
 私の整体では、古傷、手術、歯科矯正、そういったものを無視することは絶対にできません。なぜなら、それらは確実にからだに悪い影響をもたらしているからです。そして、おそらくそういったことが他の整体院とは違うところかもしれません。

 私が子供の時分には耳にした記憶のない言葉で、最近ときどき耳にする言葉に「発達障害」があります。
 発達障害と診断されている子供たちを何人か施術してきましたが、私の感覚では、半分くらいの子供たちは、文字通りの発達障害、つまり心身の発達に問題があるとは思えませんでした。
 現代はいろいろなものにレッテルを貼りたがる風潮のように感じますが、私は個人的にとても残念に思いますし、悲しい気持ちになることもあります。
 私たち一人一人は個性として、能力に特色や違いがあるものの天からの目といいますか、大きな視点で見れば、誰もが大差ないのに、どうして区別したがるのか、不思議に思います。

 さて、現在月に一度のペースで来店されている20歳前の青年がいます。自称ニートで、日々ゆったりと気ままに暮らしているようです。 
 肉体的に細かい問題を多く抱えていますが、施術中の会話は彼の好きな音楽の話題が中心になります。そして肉体的な問題の原因は小学生時代に多く、空手を習っている時によく頭を叩かれたこと、同級生からのいじめでいくつかのキズが残っていることなどがありました。さらに乳児の頃は脱腸を患ったとのことですが、その影響もありました。

 直近の施術で彼は、自分が発達障害だったこと、小学生時代から貧乏揺すりをしていて先生に激しく注意されていたこと、授業がまったくつまらなくて授業中は図書室から借りていた本ばかりを読んでいて先生に怒られてばかりいたことなどを話してくれました。

 私はどんな状態に人に対しても希望をもって施術を行うようにしています。その希望というのはこういう(以下のような)感じです。
 たとえ今、最悪な状態であったとしても、きっかけになるポイントさえクリアすれば、必ず状況は好転していき、その人がそれまで気づかなかった何かに気づき、将来に希望を抱いていけるようになってくれるだろう、というものです。

 彼は発達障害と診断されて、いじめに遭い、心だけでなく肉体もキズを負い、そして社会に馴染めず、大方の人から見れば歪んだ生き方をしています。
 そして発達障害と診断された大きな理由は、じっとしていられない、集中力が散漫で同じことを長く続けることができないというものだったそうです。
 多動症は発達障害の診断基準の一つのようですが、私は「単に、肉体的にじっと座っていられないことが原因なのではないか?」と考えてみることから施術を行うようにしています。
 今回、彼から「小学校に入る前から貧乏揺すりをしていた」と聞きましたので、それは心理的な何かが原因しての貧乏揺すりではなく、肉体的な問題を抱えていて貧乏揺すりせざるを得なかったのではないかと考えました。
 小学校の低学年の時、国語や算数を習いたくともじっと座っていることができないので、注意は散漫になるし、貧乏揺すりをしていないと椅子にいることができなかったことが元々の始まりなのかもしれないと考えてみました。

 そして、ベッドの上に座ってもらいテストをしてみました。
 私は貧乏揺すりをすることができませんが、彼は易々と長い時間貧乏揺すりをすることができました。私はちょっとビックリしました。
 貧乏揺すりを停止してもらうと、やはり座っているのが落ち着かない感じです。「なるほどなるほど、そういうことか」と思いまして、彼が落ち着いて座ることのできない原因を探していきました。
 座位では骨盤底が弛んでいましたが、それを私の手で締めると重心が骨盤に乗って安定し、貧乏揺すりせずとも座っていることができるようになることが解りました。
 ですから、次は骨盤底がゆるんでいる理由を探すことになりますが、それには手間がかかりました。左足の距骨の歪みを正すことで骨盤底がしっかりすることはわかりましたが、その理由は第1頸椎の捻れにあって、それは喉の右側が下がっていることが影響していて‥‥‥‥結局、右足の立方骨が歪んでいることが原因でした。おそらく乳幼児の頃に強い捻挫でもして、それが完治しないまま今日まできているのだろうと思います。
 つまり幼い頃の右足首の捻挫が原因で、じっと座り続けることができなくなり、小学校低学年のときから注意散漫と多動症を指摘され、そしていじめにあって心理的にもストレスを抱え、勉強も嫌いで、一般社会に馴染めない存在になってしまったのかもしれません。

 彼は現在、通信制の大学を受験することになっています。今から間に合うのかどうかは解りませんが、今回の施術で安定して座ることができるからだになりましたので、集中力も生まれてくるものと思います。
 まだ20歳前ですから、これからの長い人生、これまでとは違った自分づくりをしていただきたいと願っています。

 発達障害の症状の一つである自閉スペクトラム症だと思われる少年がいました。彼は頭の働きが鈍かったのですが、それは頭蓋骨の歪みなども関係していました。小学校低学年の頃は発達障害のクラスにいましたが、現在は普通のクラスにいます。ですから発達障害の診断は適当でなかったと私は思います。
 また、興味のあることには非常に熱心ですが、興味のない勉強や宿題はまったくできない小学生の女子もときどき来店されます。現在は5年生ですが、2年生の頃はお母さんがとても心配していました。私から見ると普通にまともで、嫌いな勉強は一切したくないという意志を貫き通す大した子だなと思っています。まったくの新人類だと思っています。この子も読書が好きで、何時間でも本を読み続けていられるという才能をもっています。私にはできないことなので感心しています。
 親心として「皆と同じようにいてほしい」という気持ちはわからなくもないですが、もう私たちがこれまで常識と思っていた世の中を、若い世代に要求するのは止めにするときではないでしょうか。
 なぜなら、不正が堂々とまかりとおり、不安感や恐怖心に支配されてしまったような世の中になってしまったのですから。今の若い人たちにこの世の中は引き継いで欲しくはないと、私は思います。
 

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